世の中はスパイクタンパクだらけになってしまったのか

2024/02/15 12:50:00 | ワクチン熟考 | コメント:4件

厚生労働省が公開しているコロナの抗体保有率調査が少し気になっています。

まずこの抗体保有率調査を解釈する時の前提知識ですが、コロナウイルスの表面部分にあるスパイクタンパクというタンパク質に対する抗体を「抗S抗体」といいます。

そしてコロナウイルスの中央部分のヌクレオシドというタンパク質に対する抗体を「抗N抗体」といいます。

コロナワクチンはスパイクタンパクを作らせる遺伝子(mRNA)を人体へ誘導し、人体の方でスパイクタンパクに対する抗体を作らせるように仕向けるワクチンでしたから、

基本的にワクチンを接種した人は、「抗S抗体」だけが陽性になります。

そしてコロナウイルスそのものに感染したという人は、「抗S抗体」と「抗N抗体」の両方が陽性になるというのが原則です。

さて私が気になっているのは抗体保有率調査(住民調査)における「抗S抗体」の保有率の高さです。

過去に6回ほど抗体保有率調査が行われているのですが、

2021年12月に行われた第3回調査以降、調査対象者における「抗S抗体」の保有率が95%以上と圧倒的な高さを示し続けているのです。 しかも最新の第6回調査は2023年2月に行われていますが、抗体保有率の減衰傾向は認められず、むしろ98%程度に上がってきている状況です。

第3回調査(2021年12月)の時期であれば全国民の8割以上が1回目・2回目のコロナワクチン接種を終えているので、

コロナ感染した人と合わせて「抗S抗体」の保有率が95%以上となるのはまだわからなくもないですが(若干多すぎる印象はありますが)、

第6回調査(2023年2月)の時期は5回目のコロナワクチン接種が終わろうという時期で、5回目のコロナワクチン接種を受けた人は全体の36%くらいになっていますので、

それなのに95%以上どころか98%以上の「抗S抗体」の保有率を持っているということになりますと、

あまり考えたくない可能性を考える必要が出てくると思います。

一つはコロナワクチンはmRNAが数日で分解されるから、長期的にスパイクタンパクを作り続けることはないという触れ込みだったのが間違いであったということ、

もう一つはワクチン接種者からワクチン未接種者にスパイクタンパクが伝播している、いわゆる「シェディング」現象の可能性です。

これらの可能性を考える上で、コロナワクチン接種開始前の「抗S抗体」の保有率が知りたいところですね。

そう思って第1回調査(2020年6月)、第2回調査(2020年12月)の「抗S抗体」の保有率を調べようとしたのですが、ここではアボット社製の抗体キットとロシュ社製の抗体キットを使って測定したと書かれているだけで、

それが「抗S抗体」を調べているのか、「抗N抗体」を調べているのか、はたまた別の抗体を調べているのかについてはわかりませんでした。

ただ第1回調査での抗体保有率は0.03-0.17%程度、第2回調査での抗体保有率は0.14-1.35%程度と非常に低いです。

そして第3回調査(2021年12月)での「抗N抗体」の抗体保有率が1.18-3.78%と徐々に上昇していることを考えますと、

第1回調査と第2回調査での抗体保有率は「抗N抗体」を反映している可能性が高いかもしれません。

ただもし「抗S抗体」も含めてコロナワクチン接種前はそれくらい低い抗体保有率だったと仮定したら、

コロナワクチンの集団接種により接種者も非接種者も含めて、スパイクタンパクに晒され続けて常に抗体を産生させられている状況だという可能性があります。

先日ブログ読者の名無しさんから情報提供頂きましたが、遺伝子治療薬(コロナワクチン)を使用した患者の分泌物や排泄物から伝播しうることはどうやらすでに実証済のようです。

ある意味で集団免疫の理論通りの状況になっているとも言えるわけですが、残念ながらその状況がコロナの感染拡大に対して何一つ貢献していないことはご存知の通りです。

皆、接種者では無駄にスパイクタンパクを作らされ続け、非接種者では接種者のスパイクタンパクが伝播(シェディング)して、結果として98%以上の「抗S抗体」の抗体保有率になっているのではないでしょうか。

1つのシステムを無意味に刺激され続けることは身体全体の歪みを生じさせる可能性があります。言わば全国民の健康レベルがワンランク下がってしまったとさえ言えるかもしれません。

本当に国はとんでもないことを国策としてやってしまったものです。

為政者や専門家達には心から反省してもらい、謝罪の言葉を投げかけてもらいたいものですが、今の彼らを見ていると残念ながら到底そんな未来はやってきそうにないと私には思えてしまいます。

あえてもう一つの可能性を挙げるのであれば、「抗S抗体」自体がフェイクである可能性です。

そんなことを言い出したらキリがないと思われそうですが、

それでもワクチンの有効性を示したいが故に、誰にでも反応する抗体を「抗S抗体」としてもしかしたら使ったのかもしれないという陰謀の可能性も、頭の隅くらいには置いておこうと思います。


さて、もしかしたら世の中がスパイクタンパク質まみれになっているのかもしれませんが、

もしそうだとしたら、ここから先私たちはどうしていけばいいでしょうか。

起こってしまったことは仕方がありません。仮に為政者や専門家達に謝られたとしても状況は変わりません。

そこでこの状況であると仮定して、私がどう生きるかということについて次回深掘りしてみようと思います。


たがしゅう
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コメント

塩分を控えめに

2024/02/16(金) 11:59:14 | URL | JN #-
コメント失礼いたします。

たがしゅう先生がお書きになったブログの内容とはかけ離れてしまう異なってしまうことをお許しください。

こんな発信をNHKの朝のam第一放送でされたら、高齢者は皆信じることしかできませんよね。

何なんでしょうかこの国は。

【聴き逃し】 健康ライフ 2月15日(木)午前5:00放送 https://www.nhk.or.jp/radioondemand/share/4_b_32.html?p=5642_13_3927204 #radiru

Re: 塩分を控えめに

2024/02/16(金) 18:27:24 | URL | たがしゅう #Kbxb6NTI
JN さん

 コメント頂き有難うございます。

 「減塩が大事」「管理栄養士」「厚生労働省」とくれば、疑う方が無理があると考える人がどうしても多数派になるでしょうね。
 「ワクチンが大事」「感染症専門医」「厚生労働省」を多くの国民が疑えないのと同じ構図でしょう。高齢者に限った話ではないかもしれませんが、確かに高齢者はとりわけこうした構造を盲信する傾向があるように私も感じます。

 ではどうすれば、常識を疑えるかと言えば、事実に注目することに尽きると思っています。
 本当に塩分を減らしたら血圧は下がるのか、本当にワクチンを接種したら感染症は防げるのか、などに注目することです。また医学論文の結果に目を奪われないようにすることも大事です。

 一方で前者の塩分の問題について、私はどうしても糖質の問題をクリアしないことには疑うことは大変難しいだろうと考えています。なぜならば糖質の過剰摂取を背景に高血圧をきたすメカニズムも存在し、塩分も糖質も多い食事をして血圧が上昇した際にはまず間違いなく塩分のせいだと断定されてしまうでしょうし、糖質制限状態であれば多少塩分を取りすぎたとしても塩分濃度を一定の値に保つナトリウムホメオスターシスが働くけれど、それは糖質制限を経験したことがなければ体感として納得することはできないからです。

 2016年2月29日(月)の本ブログ記事
 「『減塩』の前のすべきこと」
 https://tagashuu.jp/blog-entry-673.html
 もご参照下さい。

事実なら恐ろしいことですが

2024/02/20(火) 02:03:24 | URL | なおにゃん #-
>世の中はスパイクタンパクだらけになってしまったのか
いつもためになる記事をありがとうございます。

すぐに分解されると言う触れ込みのmRNAが、もしも体内で作用し続けているなら、おかきになった内容はあり得ない話ではないですね。
そして、これが当初から懸念されていたこと(制御不能なのではないか?)でもあります。

懸念で終われば良いのですが、伝播性含めて、非常に憂慮されます。
ここのところ、芸能人レベルでも訃報や体調不良のニュースが目立つ気もしますが、これも杞憂で終われば良いです。

Re: 事実なら恐ろしいことですが

2024/02/20(火) 08:42:36 | URL | たがしゅう #Kbxb6NTI
なおにゃん さん

 コメント頂き有難うございます。

 地球温暖化とか絶滅危惧種の拡大とか、人類が取返しのつかないことを行うのは今にはじまった話ではないのかもしれません。いずれも人間の欲望に紐づいているのだとすれば、大変皮肉な話に思えます。

 私も杞憂で終わればそれが一番いいと思うのですが、ワクチンの接種回数が減っているのに死亡者数の増加割合がそれに応じて減っていかない動向を見る限り、私はきつい現実と直面しどう生きるかを考えていかなければならないのではないかと思い始めています。

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