2020年01月
「なんで自分だけがこんな目に」思考の落とし穴
category - ふと思った事
2020/
01/
30糖質制限を実践されている方の中には、厳密に糖質制限をしていないと血糖値が上昇してしまうとのことで、
かなり日常の食生活の中で様々な制限を感じながら糖質制限に取り組んでおられるという方もおられると思います。
そういう方々の中から時々聞かれる言葉に「なんで自分だけがこんな目に遭うのか・・・」というものがあります。
確かに、あたりを見渡せばそこまで厳密に糖質制限を実行していなくても健康を維持していたり、減量などの目に見える成果を手に入れている方もいらっしゃいます。
かたや自分は少しでも糖質の入ったものを食べてしまうと血糖値が急上昇してしまうという、この不条理な違いは一体何なのかという風に思うのも無理もありません。
しかし気持ちはわかりますが、「なんで自分だけがこんな目に」という思考に陥ると悪循環となってしまうと私は思います。
かなり日常の食生活の中で様々な制限を感じながら糖質制限に取り組んでおられるという方もおられると思います。
そういう方々の中から時々聞かれる言葉に「なんで自分だけがこんな目に遭うのか・・・」というものがあります。
確かに、あたりを見渡せばそこまで厳密に糖質制限を実行していなくても健康を維持していたり、減量などの目に見える成果を手に入れている方もいらっしゃいます。
かたや自分は少しでも糖質の入ったものを食べてしまうと血糖値が急上昇してしまうという、この不条理な違いは一体何なのかという風に思うのも無理もありません。
しかし気持ちはわかりますが、「なんで自分だけがこんな目に」という思考に陥ると悪循環となってしまうと私は思います。
質問はいくらでもしてもよいけれど
category - 読者の方向け注意事項
2020/
01/
20「ネットやブログでの質問は医師法第20条の無診察治療に該当する恐れがあるので、
ネットでの個人的な病気の話や健康に関する相談は法律違反になるために応じられない」というスタンスのお医者さんがおられると思います。
しかし私はそれは考えすぎだと思います。医師がネット上で個人的な病気の相談に乗ったからと言って、それが自動的に「診療」ということにはならないでしょう。この段階ではあくまでも「相談」だと思います。
何をもって「診察」と呼ぶのかという定義の問題もありますが、少なくとも「これは『診察』ですよ」という明確なセッティングで行う状況でない限り、ネット上の個人的な健康相談を「診察」と呼ぶ明確な根拠はないだろうと思います。
仮に「私の病気が何病であるかを診断してほしい」というリクエストがあったとして、
医者がそのリクエストに応えられるかと言われればそれは原理的に無理だと思います。せいぜい「〇〇病の可能性が高い」とまで言うのが関の山だと思います。
ネットでの個人的な病気の話や健康に関する相談は法律違反になるために応じられない」というスタンスのお医者さんがおられると思います。
しかし私はそれは考えすぎだと思います。医師がネット上で個人的な病気の相談に乗ったからと言って、それが自動的に「診療」ということにはならないでしょう。この段階ではあくまでも「相談」だと思います。
何をもって「診察」と呼ぶのかという定義の問題もありますが、少なくとも「これは『診察』ですよ」という明確なセッティングで行う状況でない限り、ネット上の個人的な健康相談を「診察」と呼ぶ明確な根拠はないだろうと思います。
仮に「私の病気が何病であるかを診断してほしい」というリクエストがあったとして、
医者がそのリクエストに応えられるかと言われればそれは原理的に無理だと思います。せいぜい「〇〇病の可能性が高い」とまで言うのが関の山だと思います。
体調をみる力を失った人への考え方
category - 主体的医療
2020/
01/
16常日頃、「体調が最良のバロメータ」の重要性を語っている私ですが、
「体調など当てにならない。潜在する病気は検査でしか検出することはできないのだから、検査で病気を見つけるべき」という考え方が根強くあることを見聞きします。
確かに、例えばB型肝炎やC型肝炎のように、自覚症状は乏しいけれど実はウイルスが潜在するといった状況に対して、血液検査は病気を発見するのに役に立つという事実はあると思います。
ただし、だからといって体調が当てにならないという話にはならないように私は思います。
仮に肝炎ウイルスが身体の中にいたとして、別に体調が悪くないのであれば、それは何も問題はないのではないでしょうか。
あるいは体調が徐々に悪くなっているのに気づかないのであれば、それは体調を検出する能力の鈍さに問題があるのであって、
体調が当てにならないという話にはならないように私は思うのです。
「体調など当てにならない。潜在する病気は検査でしか検出することはできないのだから、検査で病気を見つけるべき」という考え方が根強くあることを見聞きします。
確かに、例えばB型肝炎やC型肝炎のように、自覚症状は乏しいけれど実はウイルスが潜在するといった状況に対して、血液検査は病気を発見するのに役に立つという事実はあると思います。
ただし、だからといって体調が当てにならないという話にはならないように私は思います。
仮に肝炎ウイルスが身体の中にいたとして、別に体調が悪くないのであれば、それは何も問題はないのではないでしょうか。
あるいは体調が徐々に悪くなっているのに気づかないのであれば、それは体調を検出する能力の鈍さに問題があるのであって、
体調が当てにならないという話にはならないように私は思うのです。
糖尿病患者でグルカゴンが過剰に分泌される理由
category - 素朴な疑問
2020/
01/
09昨年1年間のブログ記事の中で、私が最も書くのに骨が折れたのが「グルカゴン熟考」という記事でした。
この記事に始まり、昨年末に参加した「グルカゴンセミナー」に参加してさらに理解を深めることによって、
糖尿病という病態の今まであまり考えられてこなかった別の側面が見えてきたようで、大変興味深く感じています。
中でも私の認識を変える最も大きな情報は「グルカゴンは増えすぎたアミノ酸を消費し一定に保つために分泌されている」という解釈です。
だから私が独自で行ったササミ負荷試験の時にも、グルカゴンが急上昇したということで附に落ちます。
ただ一方で、一般的な糖尿病患者においてグルカゴンが上昇するという現象が観察されるわけですが、
そうすると糖尿病患者は相対的に高タンパク負荷状態に陥っているということになるのでしょうか。
この記事に始まり、昨年末に参加した「グルカゴンセミナー」に参加してさらに理解を深めることによって、
糖尿病という病態の今まであまり考えられてこなかった別の側面が見えてきたようで、大変興味深く感じています。
中でも私の認識を変える最も大きな情報は「グルカゴンは増えすぎたアミノ酸を消費し一定に保つために分泌されている」という解釈です。
だから私が独自で行ったササミ負荷試験の時にも、グルカゴンが急上昇したということで附に落ちます。
ただ一方で、一般的な糖尿病患者においてグルカゴンが上昇するという現象が観察されるわけですが、
そうすると糖尿病患者は相対的に高タンパク負荷状態に陥っているということになるのでしょうか。
主体的農業のススメ
category - おすすめ本
2020/
01/
01令和二年、あけましておめでとうございます。
「令和」という新元号、不思議なもので「平成」の時よりなじむのが早い印象があります。
そんな言葉の持つ様々な不思議や魅力にも注目しながら、今年も文章を作り上げて参ります。
さて毎年当ブログの恒例として、元旦には昨年の中で私が強く心打たれた本を紹介しています。
今回御紹介するのは、現在私が農業研修でお世話になっている「石井ピュアファーム」の石井吉彦先生が書かれたこちらの本です。
まず種から始めよ-からだと地球を癒す種と土と野菜の本 (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2012/10/19
石井 吉彦 (著)
「令和」という新元号、不思議なもので「平成」の時よりなじむのが早い印象があります。
そんな言葉の持つ様々な不思議や魅力にも注目しながら、今年も文章を作り上げて参ります。
さて毎年当ブログの恒例として、元旦には昨年の中で私が強く心打たれた本を紹介しています。
今回御紹介するのは、現在私が農業研修でお世話になっている「石井ピュアファーム」の石井吉彦先生が書かれたこちらの本です。
まず種から始めよ-からだと地球を癒す種と土と野菜の本 (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2012/10/19
石井 吉彦 (著)