2016年11月
ストレスマネジメントをどう伝えるか
category - ストレスマネジメント
2016/
11/
30私が糖質制限を始めてそろそろ5年の月日が流れようとしていますが、
この間に私は様々な患者さんに糖質制限指導を行い、臨床経験を積んできました。
その結果、糖質制限にはこれまでのどの治療より大きな臨床効果があり、しかも副作用と呼べるような事象が圧倒的に少ない事を実感してきました。
一方で、様々な慣習や文化、常識の壁が立ちはだかり、糖質制限を始めるスタート地点にすら立てない人達とも数多く出会ってきました。むしろそういう人の方が圧倒的多数でした。
そんな中、明らかに糖質制限を実践できているにも関わらず全く症状が良くならないという人にも少数ですが出会いました。
そういう方々に共通していると思うのは、「心の在り方に問題を抱えている」ということです。
この間に私は様々な患者さんに糖質制限指導を行い、臨床経験を積んできました。
その結果、糖質制限にはこれまでのどの治療より大きな臨床効果があり、しかも副作用と呼べるような事象が圧倒的に少ない事を実感してきました。
一方で、様々な慣習や文化、常識の壁が立ちはだかり、糖質制限を始めるスタート地点にすら立てない人達とも数多く出会ってきました。むしろそういう人の方が圧倒的多数でした。
そんな中、明らかに糖質制限を実践できているにも関わらず全く症状が良くならないという人にも少数ですが出会いました。
そういう方々に共通していると思うのは、「心の在り方に問題を抱えている」ということです。
分からない事が分かることが大事
category - ふと思った事
2016/
11/
29「100分de名著」という番組の影響で宗教書にも興味を持ち始めているたがしゅうです。
曹洞宗の開祖、道元が著し、相田みつを先生の座右の書でもあった「正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)」、
非常に読み解くのは難解なのですが、番組がわかりやすくかみ砕いて説明してくれるおかげで時折私の心に突き刺さるメッセージと出会う事ができます。
例えば、正法眼蔵の中の「唯仏与仏」という巻の中には次のような文章が書かれてます。
「仏法は、人の知るべきにはあらず」
「仏教が教える真理というものは、私達人間には知ることはできない」という意味です。
一見「何それ?」と思われそうですが、この文章が伝えたい事は「分からないことは分からなくていい」というメッセージです。
そしてさらに言えば、「分からないことが分からないと、分かることこそが悟りである」という事を伝えようとしているのです。
曹洞宗の開祖、道元が著し、相田みつを先生の座右の書でもあった「正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)」、
非常に読み解くのは難解なのですが、番組がわかりやすくかみ砕いて説明してくれるおかげで時折私の心に突き刺さるメッセージと出会う事ができます。
例えば、正法眼蔵の中の「唯仏与仏」という巻の中には次のような文章が書かれてます。
「仏法は、人の知るべきにはあらず」
「仏教が教える真理というものは、私達人間には知ることはできない」という意味です。
一見「何それ?」と思われそうですが、この文章が伝えたい事は「分からないことは分からなくていい」というメッセージです。
そしてさらに言えば、「分からないことが分からないと、分かることこそが悟りである」という事を伝えようとしているのです。
生存には関係ない進化
category - 動物から学ぶこと
2016/
11/
28「日本人は欧米人に比べてインスリン分泌能が低い民族である」
「日本人はやせ型の糖尿病が多く、欧米人は肥満型の糖尿病が多い」
このように民族差について言及される場面を時折見かけます。
民族によって違いがあるという事は生まれつきの特質だという事で、これを理由に欧米で発表された薬の効果をみる医学論文の結果を日本人にそのまま当てはめてはいけないという論調もしばしば耳にします。
確かに遺伝的素因というものは存在すると思います。
しかしだからと言って日本人と欧米人は別物として考えてもいいものでしょうか。
遺伝的素因というのはその後のすべてを決めてしまう程決定的な要因なのでしょうか。
そもそも民族の違いというものはどのようにして生み出されたものなのでしょうか。
「日本人はやせ型の糖尿病が多く、欧米人は肥満型の糖尿病が多い」
このように民族差について言及される場面を時折見かけます。
民族によって違いがあるという事は生まれつきの特質だという事で、これを理由に欧米で発表された薬の効果をみる医学論文の結果を日本人にそのまま当てはめてはいけないという論調もしばしば耳にします。
確かに遺伝的素因というものは存在すると思います。
しかしだからと言って日本人と欧米人は別物として考えてもいいものでしょうか。
遺伝的素因というのはその後のすべてを決めてしまう程決定的な要因なのでしょうか。
そもそも民族の違いというものはどのようにして生み出されたものなのでしょうか。
がんじがらめにならない
category - 自分のこと
2016/
11/
27糖質制限をめぐっては全国津々浦々様々なグループが立ち上がり、盛り上がりを見せています。
インターネット上の集まりからオフ会までその数はかなりのものになっていると思います。
「ヒトは群れる動物」ですのでグループが出来上がるのは必然だと思いますし、
グループの中でしか得られない情報やそれを共有する事で得られる一体感、団結心なども得難いものだと思います。
ただ私自身はグループの中にどっぷりと浸かる事を好まない人間です。
なぜならばグループに属せば属すほど自らの自由度が失われていってしまうからです。
またグループを作る事でグループに入っている人達とそうでない人達との間で意識的にせよ無意識的にせよ、区別、下手したら優劣の概念が生まれます。
真に糖質制限が広まっていくためには、公平性という考え方が不可欠であるように私は思うのです。
インターネット上の集まりからオフ会までその数はかなりのものになっていると思います。
「ヒトは群れる動物」ですのでグループが出来上がるのは必然だと思いますし、
グループの中でしか得られない情報やそれを共有する事で得られる一体感、団結心なども得難いものだと思います。
ただ私自身はグループの中にどっぷりと浸かる事を好まない人間です。
なぜならばグループに属せば属すほど自らの自由度が失われていってしまうからです。
またグループを作る事でグループに入っている人達とそうでない人達との間で意識的にせよ無意識的にせよ、区別、下手したら優劣の概念が生まれます。
真に糖質制限が広まっていくためには、公平性という考え方が不可欠であるように私は思うのです。
他人の経験を自分の頭で考え直す
category - 自分のこと
2016/
11/
26糖質制限の理論でもって教科書に書かれていないような未開拓の問題を考える時には、
理論的な裏付けがある事も大事ですが、自分の実体験が後押ししてくれることも多々あります。
例えば私が初めて糖質制限を実践した時、ただ体重が減っていくだけではなく、身も心も軽くなり何か身体の根本的な所が変わっていく体感を得ました。
この実体験はその後糖質制限にまつわる様々な問題を考えていく時にも大きな推進力になってくれています。
一方で、一回きりの人生で世の中のすべての事を自分で体験するという事は不可能です。
男性なら女性の体験をすることは一生の中では無理ですし、太り体質の人がやせ体質の人の体験をすることも困難を極めます。
そんな時参考となるのは、他人の体験談から情報を得るという事です。
理論的な裏付けがある事も大事ですが、自分の実体験が後押ししてくれることも多々あります。
例えば私が初めて糖質制限を実践した時、ただ体重が減っていくだけではなく、身も心も軽くなり何か身体の根本的な所が変わっていく体感を得ました。
この実体験はその後糖質制限にまつわる様々な問題を考えていく時にも大きな推進力になってくれています。
一方で、一回きりの人生で世の中のすべての事を自分で体験するという事は不可能です。
男性なら女性の体験をすることは一生の中では無理ですし、太り体質の人がやせ体質の人の体験をすることも困難を極めます。
そんな時参考となるのは、他人の体験談から情報を得るという事です。