素朴な疑問

        

ツベルクリン反応が教える病気の実像

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2021/ 04/ 25
                 
前回、ツベルクリン反応という結核の検査の話が出てきました

ツベルクリン反応というのはヒト結核菌の培養液のごく一部0.1ccという少量を人の腕に皮内注射することによって、

その注射部位が48時間後にどれくらい腫れているかを見ることによって、結核に感染しているかどうかを調べる昔ながらの検査だと、

ただこの検査では現在結核に感染している人と、過去に結核に感染していた人あるいは単にBCGワクチンを打ったことがあるだけの人とを明確に区別することができないため、

現在ではツベルクリン反応に代わって、「IGRA:interferon-gamma release assay(インターフェロンγ遊離試験)」という検査が結核検査の主流におかれていると、

そしてツベルクリン反応で起こっている現象は「Ⅳ型アレルギー」で、T細胞が中心となって駆動する免疫システムの過剰駆動状態だということを説明しました。

そうするともはやツベルクリン反応の活躍の場はないので、今の医療現場では行われなくなっていると思われるかもしれませんが、実際にはツベルクリン反応の検査は今でも行われる場面があります。

それはどういう時かと言いますと、「ツベルクリン反応が陰転化する特殊な病態にあるかどうかを判別したい時」です。
                         
                

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違うシステムのように見えて実は同じシステム

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2021/ 04/ 17
                 
こんなことを考えている医者は私くらいのものだろうと思うのですが、

以前、私は「アレルギー性疾患とウイルス感染症は本質的に同じ病気だ」ということを記事にしました。

しかし多くの医師はおそらくこう考えるでしょう。「アレルギーはIgE抗体が関与し、感染症はIgM抗体やIgG抗体が関与する。従って、アレルギーと感染症は別の病気である」と。

IgE、IgM、IgGというのはいわゆる「抗体」、別名「免疫グロブリン(Immunoglobulin、略称Ig)」と呼ばれているものの一種です。そのパターンが違うのであれば別の病気だという指摘は理にかなっているように思えるかもしれません。

でも今回は果敢にもそこに疑いの目を向けてみたいと思います。

まず「免疫グロブリン」というものの構造について説明しましょう。
                         
                

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宗教と科学が合体した化け物

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2021/ 04/ 02
                 
前回の記事で、「嘘」をあばく「科学」が暴走し、世の中が過剰に「真実」化してしまっていると指摘しましたが、

そんな「科学」としばしば対立的に語られるものに「宗教」があると思います。

私は「科学」と「宗教」は真逆のようであって、実は本質的には同じ目的を持っていると考えています。

それはいずれも「人間とは何か?」「自分とは何か?」「人生とは何か?」といった根源的な問いに応えようとする試みであると思うからです。

そして両者のいいところを合わせて、永遠に考え続ける「哲学」のスタンスを私はよしとしているわけですが、

「宗教」というのは「嘘」だと考えることができるでしょうか。
                         
                

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コロナ騒動は「嘘」なのか

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2021/ 04/ 01
                 
本日はエイプリルフールということで、いつもと趣向を変えて「嘘」というものについて考察してみたいと思います。

念のため、これ自体が「嘘」の記事というわけではございませんので、どうか悪しからず。

さて、「嘘」をついたことがない人はおそらくいないのではないでしょうか。

ある時には、自分の危うい立場を守るため、またある時は誰かの心を傷つけないようにするために、「嘘」は様々な場面で必然的につかれているように思います。

勿論、自分の計画を有利に進めるためという悪意のある「嘘」もあり、一般的には「嘘」にはそのようなネガティブなイメージがつきまとっているようにも思えますが、

すべての「嘘」に共通するのは、「何らかの目的を達成するために事実とは異なることを伝える」ということではないかと思います。

そう、人が「嘘」をつくとき、そこには必ず「目的」があるのです。
                         
                

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もしも私が国のコロナ対策を立てるなら

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2020/ 12/ 04
                 
どうしても後出しジャンケン的な発言にはなってしまうので恐縮ですが、

一つの思考実験として、もしも私が日本のコロナ対策を主導できる立場だと仮定して、

「自分だったら国としてどのような政策を行うか」について試しに考えてみたいと思います。

もちろん、政治の内情を知らない門外漢が述べているだけの戯言なので、

実現可能性は度外視して、あくまでも実験的思考としてお読み頂ければ幸いです。
                         
                

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