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「うらやましい孤独死」書評

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2021/ 02/ 22
                 
鹿児島で同じ病院で働いたこともある医療経済ジャーナリストの森田洋之先生の新著「うらやましい孤独死」を拝読しました。



うらやましい孤独死――自分はどう死ぬ?家族をどう看取る? (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2021/2/19
森田 洋之 (著)



前著「日本の医療の不都合な真実」でも日本の医療の仕組みの根の深い問題点を大きな説得力を持って指摘する鋭い内容でしたが、

今回の新著でも医療従事者にとって非常に痛いところを突かれる内容となっています。

「孤独死」という言葉にはかわいそうとか、悲惨だとか、一見してネガティブな印象を持つ方が多いのではないかと思いますが、

「うらやましい孤独死」とはどういうことなのか。それは「死の直前まで自分の想いを全うすることができた逝き方だった」ということなのだというのです。
                         
                

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自己治癒力を呼び覚ます対症療法

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2021/ 01/ 01
                 
令和も早くも3年になりましたか。新年あけましておめでとうございます。

毎年元旦のブログでは、私が昨年感銘を受けた本を紹介することにしているのですが、

今回年初に紹介したい本はこちらの本です。



医者知らず「冷えとり」で完全健康人生 (日本語) 単行本 – 2013/2/1
進藤 義晴 (著)


実はこの本を初めて見た時の私の第一印象は、「表面的かつ対症療法的な治療法だ」というものだったのですが、

よくよく読んでいくと、むしろ非常に本質的な部分にアプローチしている治療法であると感じられてきたのです。
                         
                

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コロナのPCR検査は何を調べているのかわからない

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2020/ 12/ 11
                 
新型コロナウイルス感染症騒動の肝部分とも言えるPCR検査の問題点について、

非常にわかりやすく紹介されている下記の本を読了しました。



PCRは、RNAウイルスの検査に使ってはならない (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2020/12/3
大橋 眞 (著)


今回のコロナ騒動で初めて出現した「無症状感染者」という概念、

これが生み出された理由は、PCR検査の性質を誤解したまま世界中に人達に行うように突き進んでしまったことにあると、

つまりは今回PCR検査が新型コロナウイルスパンデミックという幻想を生み出したと、著者の大橋眞先生はおっしゃっていました。
                         
                

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まるでダメな父親から独り立ちしていくように

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2020/ 11/ 26
                 
「今が感染拡大を防ぐための大事な時期です。不要不急の外出を控えて下さい。」

精神科医・樺沢紫苑先生の「父滅の刃」を読み、父性の失われた医療や社会のことを踏まえてこの言葉を受け取りますと、

まるでダメな父親が「俺は何もしねぇから、てめえで何とかしろ」と言っているかのような台詞に聞こえてしまいます。

しかもこの父親が血の通った人間であれば、映画のように「父性」を再獲得していくストーリーもありうるとは思うのですが、

今私達が直面しているダメな父親は、困ったことに魂の抜けた父親の形をしたぬけがらのようなものであって、

もはや誰にも操作できないようなものに置き換わってしまっているように私には思えるのです。

そんな中、鹿児島のドクターで経済学部出身でもある医療ジャーナリストの森田洋之先生が書かれた興味深い本を読みました。
                         
                

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「父滅の刃」書評

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2020/ 11/ 19
                 
類い希なる情報発信量で攻め続ける精神科医・樺沢紫苑先生の新著「父滅の刃」を読ませて頂きました。



父滅の刃~消えた父親はどこへ アニメ・映画の心理分析~ (日本語) 単行本 – 2020/8/1
樺沢 紫苑 (著)


ベストセラーのきっかけとなった「アウトプット大全」をはじめ、「インプット大全」「ストレスフリー超大全」「ブレインメンタル強化大全」の「大全」シリーズが樺沢先生の本のイメージとしては強いのですが、

今回の「父滅の刃」は、樺沢先生の大の映画好きの側面と精神科医としての分析能力の高さが存分に発揮されている、「大全」シリーズとはまた別の樺沢先生のすごさがよく現れている本です。

一言で言えば、「父性」という聞きなじみの少ない言葉の性質と重要性について徹底的に分析してわかりやすく解説した本ということになるのですが、

「父性」とはこれだという明快な答えが書かれているというよりは、「父性」について考える時の土台となるような内容だと感じられました。
                         
                

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