2021年02月

        

心の底に眠る楽しさを刺激するダンス

category - イベント参加
2021/ 02/ 28
                 
解決困難な問題を打破するヒントはえてしてその問題を扱う領域の外にあったりします。

先日、パーキンソン病の患者さんとその関係者を対象とした「パーフェクトダンス」というイベントに参加する機会がありました。

このイベントは福岡在住のダンスアーティスト、マニシアさんとサポートダンサーの皆さんによって主催されているもので、福岡県に移住したことを機にその縁に恵まれました。

結論から言いますと、この「パーフェクトダンス」は「パーキンソン病の患者は勿論、あらゆる人に良い影響を与えるアプローチ」だと私は思いました。

この素晴らしい活動について少しでも多くの方に知って頂きたく、そしてできれば一度経験して頂きたく、今回はこの「パーフェクトダンス」についての私の考察を記事にしたいと思います。

「パーフェクトダンス」がなぜパーキンソン病にとって良いのかを説明する前に、「パーキンソン病」とはどのような病気であるかを説明する必要がありますね。
            
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ポリエチレングリコールは安全なのか、危険なのか

category - ワクチン熟考
2021/ 02/ 27
                 
新型コロナワクチンに対する世論の期待感が高まる中、ついに医療従事者へのワクチンの先行接種が始まりました。

日本ではファイザー社のmRNAワクチン(商品名:コミナティ)が特例承認され、先行的に用いられているようです。

特例承認というのは、「長い時間をかけて有効性や安全性がしっかり検証されたわけではないけれど、世論のニーズに応えるために一部有効性が確認されたので特別に承認しました」という意味です。

レムデシビルの時と同じ性急判断が繰り返されています。騒動から1年以上が経ちますが、社会は相変わらず冷静さを失ったままの模様です。私達ひとり一人がしっかりと考え続けなければならない必要性を改めて感じるところです。

さて、そんなコミナティを使用する際の注意点として、添付文書に「本剤の成分に対し重度の過敏症の既往歴のある者」に対してはコミナティを使ってはダメ、ということが書かれています。

これ自体はよくある当たり前の話ですが、その「本剤の成分」として「ポリエチレングリコール」という物質が注目を集めています。

恥ずかしながら私は浅学にして知らなかったのですが、実はこの「ポリエチレングリコール」、重篤なアレルギー反応である「アナフィラキシー」の原因物質として知られているそうなのです。
            
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インターフェロン熟考

category - ウイルス再考
2021/ 02/ 25
                 
C型肝炎ウイルスに対する考察をしていた時に新たに生じた疑問がありました。

それはC型肝炎ウイルスにはインターフェロン療法が効くタイプの遺伝子型と効かないタイプの遺伝子型とが明確に分かれているということです。

具体的には1型というC型肝炎ウイルスにはインターフェロンは効きにくく、2型というC型肝炎ウイルスにはインターフェロンが効きやすいと言われています。

C型肝炎ウイルスの遺伝子の何が1型と2型の違いを生み出しているのかについては調べてもよくわからないのですが、

インターフェロンは天然の抗ウイルス薬だと言われている物質です。遺伝子の型がどう違おうと「ウイルス」の域を超えないC型肝炎ウイルスに対してインターフェロンが効かないというのはどうにも不自然であるように思えます。

一方で私は「ウイルス感染症は自己システムのオーバーヒート」だと何度も述べていますが、このオーバーヒート現象の延長線上に「間質性肺炎」と呼ばれる現象がありました。

インターフェロンは副作用として「間質性肺炎」を引き起こす薬です。もしもインターフェロンが抗ウイルス的に働くのであればこの事実にも矛盾が生じてしまいます。

それらの疑問を解決するためにも「はたしてインターフェロンとはどのような物質なのか」、今回は「インターフェロン(以下、IFNと省略)」について深掘りしてみたいと思います。

            
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人が死ぬ瞬間まで幸せでいるために大事なこと

category - ふと思った事
2021/ 02/ 23
                 
森田洋之先生の「うらやましい孤独死」を読んでもう一つ感じたことがあります。

それはアドラー心理学をもたらしたアルフレッド・アドラーが、「幸せとは貢献感である」と喝破した本質的な理由です。

なぜ「うらやましい」のかと言えば、「普通は幸せであることが難しそうな状況において幸せそうに見えているから」なのではないかと私は思います。

実際幸せであるかどうかは本人のみぞ知る世界なので、相手が「死」ともなればそれは知る由もありませんが、

少なくとも周りからみて「幸せそうだ」と思えるからこそ、「うらやましい」わけですから、「うらやましい孤独死」を遂げるためには、どのようにすれば幸せになることができるのかという命題に通じます。

その幸せになるための秘訣が「他者貢献」だというのです。その理由の大きな部分が今回の本を読んで見えてきたように思います。
            
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「うらやましい孤独死」書評

category - おすすめ本
2021/ 02/ 22
                 
鹿児島で同じ病院で働いたこともある医療経済ジャーナリストの森田洋之先生の新著「うらやましい孤独死」を拝読しました。



うらやましい孤独死――自分はどう死ぬ?家族をどう看取る? (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2021/2/19
森田 洋之 (著)



前著「日本の医療の不都合な真実」でも日本の医療の仕組みの根の深い問題点を大きな説得力を持って指摘する鋭い内容でしたが、

今回の新著でも医療従事者にとって非常に痛いところを突かれる内容となっています。

「孤独死」という言葉にはかわいそうとか、悲惨だとか、一見してネガティブな印象を持つ方が多いのではないかと思いますが、

「うらやましい孤独死」とはどういうことなのか。それは「死の直前まで自分の想いを全うすることができた逝き方だった」ということなのだというのです。
            
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