主体的医療

        

ステロイドがストレスホルモンだと知らされていない

category - 主体的医療
2019/ 11/ 11
                 
人生は基本的に直観を信じて動くことが大切だと言われますが、

そうは言っても最低限の知識がないと、容易に誤った方向に導かれてしまうと感じた話をします。

先日某所でステロイドという薬の問題点について語る機会があったのですが、

「ステロイドは(ストレスに対抗するための)ストレスホルモンである」という情報をお伝えしたところ、

話を聞かれた方の中から「えぇ!?そうだったんですか?」と驚きの声が聞かれました。

私にとっては当然の情報も、立場も環境も変われば知らないということも当然あるわけです。
                         
                

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小ささとさりげなさ

category - 主体的医療
2019/ 11/ 04
                 
何かしらの講演会や研修会などに参加した際に、多かれ少なかれ学びというものがあると思います。

提供された情報そのものが有用でなかったとしても、演者のしゃべり方であったりスライドの使い方が参考になったり、

あるいはあまりよくない話し方であったとしても、それが反面教師となったり、そのことがきっかけとなって別の思考が深まったり、

必ずや何かしらの気づきというものがあるのではないかと思います。

しかしながらその気づきはそのまま放置していると、残念ながら記憶の彼方へと消えてしまうものです。
                         
                

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主体的な患者にとって苦難の時代

category - 主体的医療
2019/ 07/ 19
                 
ぼちぼち私の南鹿児島さくら病院での勤務が終わろうとしています。

たいていの私の担当する患者さんは、いつもの薬をもらうために通っている患者さん達がほとんどなので、

後任の医師へ引き継ぐ場合もそれほど苦労はありません。「病状は安定しているので、よければ同じ処方を続けて下さい」ですとか、「時々血液検査を実施して下さい」といった具合になります。

ところが、中に私の診療を希望して遠方からわざわざ訪れた患者さん達を引き継ごうという時に難しいと感じる場面があります。

なぜならば私の診療に対するスタンスと他の医師のスタンスは大きく異なるからです。
                         
                

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やさしい医者がよいとは限らない

category - 主体的医療
2019/ 07/ 03
                 
たまたま受診した病院で、担当のお医者さんがやさしい人だと患者としては安心するかもしれません。

勿論、やさしくないよりもやさしい方がよいというのは、確かにそうかもしれませんが、

そのやさしさには大きな落とし穴があるということを今日は語ってみたいと思います。

なぜやさしい医師がよいとは限らないか、ということをお話する前に、

皆さんは病院を受診した際に、何をどうしてほしいという希望は持っておられるでしょうか。
                         
                

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主体的でありたくても無理な環境

category - 主体的医療
2019/ 05/ 22
                 
知り合いのナースから聞いたとある高齢患者さんの話です。

患者さんの住む地域は田舎町で、地元の医師は数えるくらいしかいません。

なので病院にかかろうかと思ったら自ずと一つのクリニックにかかるしか選択肢がないという状況です。

その患者さんの主治医は年配の医師でいつも数分のやりとりと軽い診察があるのみで、同じ薬を出し続けるというスタイルの医師でした。

高血圧に対して、その医師の言われるがままの治療を受け続けた患者さんはいつの間にか薬の数が増えていき、

やがて降圧薬が4つも処方される状況となってしまいました。
                         
                

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