ワクチン熟考

        

完璧すぎて不自然な医学論文

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2020/ 09/ 06
                 
当ブログで時々取り上げる「BCGワクチンと新型コロナウイルス感染症」に関する話題についてですが、

2020年9月の頭に医学のみならず、生化学、分子生物学なども含む生命科学全般の最高峰の雑誌である「Cell」という雑誌に、

「BCGワクチンを高齢者に接種すると、その後1年間に感染症にかかるリスクが約半分に減った」という内容の医学論文が掲載されたとニュースになりました。

ここしばらくこの論文に関する専門家の見解や、SNSでの批評を見てきましたが、「新型コロナウイルス感染症への効果はまだ不明ではあるものの、BCGワクチンのウイルス感染症に対する効果は間違いないだろう」と肯定的に捉えるものがほとんどであるように感じました。

やはりそこは天下の医学雑誌「Cell」、識者に対して大きな説得力を持っているのだということがよくわかります。

しかし事実重視型思考をもとにBCGワクチンの新型コロナウイルス感染症に対する効果を疑問視している私としては、

たとえ相手が天下の「Cell」であろうとも、この論文の結論をすんなりと受け入れるわけにも参りませんので、

これもまた大変な作業ではありますが、原著論文を読み込んでみることにしました。
                         
                

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ワクチンによる自然免疫の賦活では説明できない

category - ワクチン熟考
2020/ 08/ 17
                 
BCGワクチンの件についてもう少し考えてみます。

BCGワクチンが自然免疫を賦活するかと言われたら、確かに賦活するだろうと思います。

ただそれはBCGワクチンに特有の特徴ではありません。BCGワクチンに限らず何か異物や病原体が入り込めば必ず自然免疫システムが発動します。

なぜならば自然免疫は非特異的な免疫反応、すなわち異物や病原体の細かい所に関わらず作動する免疫反応であるからです。

そしてもしもBCGワクチンが、特に日本株が自然免疫を賦活して、新型コロナウイルスの感染率を抑え、私達の健康にとって有益な効果をもたらしているのだというのであれば、

その恩恵は他の異物や病原体に対してももたらされていなければ、話が合わないのです。
                         
                

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ワクチンのトラブルを生み出す陰の要因

category - ワクチン熟考
2020/ 06/ 18
                 
新型コロナウイルス感染症に対するワクチンの開発が切望される世論の中で、

ひとつ安全性の面で懸念されていることとして、ADE(Antibody-dependent enhancement:抗体依存性感染増強)と呼ばれる現象があります。

これは2014年に蚊を媒介して感染するとされているデング熱というウイルス感染症が流行した際に、そのデング熱に対するワクチンが開発された際にクローズアップされたワクチンに関する有害事象です。

ADEというのは、本来は細菌やウイルスなどの病原体を認識して攻撃するはずの抗体が、なぜだかその病原体をやっつけるのに十分な活性を発揮することができず、やっつけきれないまま抗体を貪食するマクロファージなどの抗原提示細胞を介して病原体が細胞内に入り込み、

かえって病原体に安住の地を与え、病原体が安定して増殖し続けることができる環境ができあがり、結果的に宿主の感染症の重症化がもたらされてしまうという現象のことを言います。

デング熱ワクチンを打った後にデング熱に感染した人が著しい重症化をきたす現象があったということから、このメカニズムが注目されるようになり、新型コロナウイルス感染症のワクチンでもこのADEが起こらないとも限らないと心配されているのです。
                         
                

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「集団免疫」理論の矛盾

category - ワクチン熟考
2020/ 06/ 14
                 
新型コロナウイルス感染症に対するワクチンの積極的接種が望まれる背景、

あるいはスウェーデンのようなロックダウン(都市封鎖)せずに経済活動を回していく戦略が成立する背景には、「集団免疫」理論というものがあります。

これがどういうものかといいますと、「ある感染症に対して集団の大部分が免疫を持っている際に生じる間接的な保護効果であり、免疫を持たない人を保護する手段」と定義されています。

すなわち集団において、「大多数の人に免疫があれば、免疫のない人も守ることができるので、みんなで免疫をつけましょう」という話へつながる理論です。

ここでいう免疫というのは主に「抗体」の有無、すなわち獲得免疫が機能しているかどうかという意味になってくると思いますが、

私はこの理論には大きな疑問を感じています。
                         
                

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ワクチンの効果は科学的かつ歴史的に証明されていると言えるのか

category - ワクチン熟考
2020/ 06/ 13
                 
「ワクチン忌避」とか、「反ワクチン」などといった呼ばれ方があります。

かなり革新的な考え方を持っている医療関係者であっても、ワクチンを否定する人はかなり少数派なのではないかという雰囲気が医療界には漂っていますが、

そうした雰囲気を背景に、上記の呼び名は「ワクチンの効果は歴史的にも科学的にもすでに証明されているにも関わらず、少数の有害事例だけを根拠にこれを否定する困った集団」というニュアンスが込められているように感じられます。

ただワクチンの難しいのは、打ってすぐに目的とする効果が現れるような話ではないので、

本当にワクチンが効いたのか、別の要因の影響によるものなのかというのがはっきりしない、ということです。

そして、そのことはワクチンによる有害事象についても同様で、アレルギーなどの急性反応は別として、遅発性に起こってくるトラブルはそれがワクチンのせいなのか、他の要因のせいなのかということが明確に判断しづらいところがあるでしょう。

それゆえ、ワクチンによる副作用が仮に本当にあったとしても、それがそのせいだと認められにくいという背景があるのではないかと思います。
                         
                

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