2019年08月

        

グルカゴン熟考

category - お勉強
2019/ 08/ 31
                 
近年、糖尿病の病態形成に深く関わっている事が注目されてきている「グルカゴン」という物質があります。

「グルカゴン」とは消化管や膵臓から分泌され、一般的には血糖値を上昇させる作用のあるホルモンとされています。

実は最近の研究では、糖尿病の患者さんは皆多かれ少なかれ高グルカゴン血症、すなわちグルカゴンが分泌され過ぎている現象があるという事がわかり、

インスリンの欠乏もしくはインスリンの作用不足によって起こるとされていた糖尿病の病態は、それ以上にグルカゴンの過剰分泌を正さなければ血糖値のコントロールはできないのではないかという考え方が業界を席巻してきているのです。

その辺りの経緯が詳しく書かれてまとめられている本がありましたので、この度読んでみることにしました。
            
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自然なのは糖質摂取か、糖質制限か

category - 読者の方からの御投稿
2019/ 08/ 24
                 
ブログ読者のジョーさんから次のようなコメントを頂きました。

> ところで、糖質制限派にとって不都合な真実もあります。

それは、肥満型の人が減量によってインスリン抵抗性を取り戻す場合を除けば、2型糖尿病の人が糖質制限をどれだけやろうと、耐糖能を改善させた前例はないということです。

もちろん糖尿病の合併症は改善されます。でも糖質制限をいくらやっても耐糖能がもとに戻ることはないのです。

つまり、糖質制限は対症療法に過ぎず、2型糖尿病の根本治療ではないということです。


このコメントを頂いて私ははっと気が付きました。糖質制限の捉え方というのが大きく二つに分かれるということに。
            
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鈴木功先生の理論を考察する~論理的欠点の視点から~

category - 糖質制限でうまくいかない
2019/ 08/ 23
                 
前回に引き続き、鹿児島の鈴木功先生の糖質制限に関わる理論について考えてみます。

鈴木先生の「糖質制限はよくない」とする理論の根拠は次のようなものでした。

・糖質制限をすると食物繊維、特に水溶性食物繊維の摂取量が圧倒的に不足する
・水溶性食物繊維が不足すれば腸内細菌からの短鎖脂肪酸の産生が減少するのでL細胞からのGLP-1分泌が少なくなる
・つまり糖質制限実践者はGLP-1の基礎分泌が低下した状態にある
・GLP-1が少なくなれば、血糖上昇作用のあるグルカゴンの分泌を抑制できなくなり持続血糖上昇をきたすようになる
・従って糖質制限を続けることによって糖尿病は悪化する。


本日はこの理論の穴について考察してみたいと思います。
            
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鈴木功先生の理論を考察する~事実重視型思考の視点から~

category - 糖質制限でうまくいかない
2019/ 08/ 22
                 
以前当ブログで紹介した鹿児島の内科医、鈴木功先生の理論が最近糖質制限界隈を賑わしています。

本日はその理論について私なりに検証してみたいと思います。

どういう理論かと言いますと、要点をまとめると次のような内容になります。

・水溶性食物繊維が豊富に含まれる大麦やオーツ麦などが主の「麦飯」で糖質を摂取すれば、
・水溶性食物繊維(特にβグルカン)が腸内細菌のエサとなり、腸内細菌から酪酸、酢酸、プロピオン酸などの短鎖脂肪酸が産生され、
・短鎖脂肪酸が小腸下部~大腸に存在するL細胞のエネルギー源となり、GLP-1というホルモンを産生し、
・GLP-1が血糖依存的にインスリンを産生する膵臓のβ細胞を刺激したり、血糖上昇作用のあるグルカゴンを抑制したりして、
・糖尿病の病態を改善させることができる
            
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「インプット大全」書評

category - おすすめ本
2019/ 08/ 15
                 
精神科医でYouTuberで健康に関する様々な情報発信をなさっている樺沢紫苑先生の新刊、

学び効率が最大化する「インプット大全」を読了しました。

今回はこの本についての率直な感想を語ってみたいと思います。



学び効率が最大化するインプット大全 単行本(ソフトカバー) – 2019/8/3
樺沢紫苑 (著)
            
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