難治性こむら返りへの対策

2017/04/30 00:00:01 | 漢方のこと | コメント:9件

糖質制限指導をしていて時々遭遇するトラブルにこむら返りがあります。こむら返りに関しては以前詳細に考察した事がありますが、メカニズムのすべてがわかっているわけではありません。しかし大ざっぱに捉えれば「特に血行に問題のある人が、運動や脱水などの誘因を契機に局所でのカルシウムやマグネシウム利用が不十分になるために起こる筋肉の一過性痙攣及びそれに伴う痛み」と言えるのではないかと思います。糖質制限を実施して...続きを読む
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音楽のストレスマネジメントとしての可能性

2017/04/29 00:00:01 | ストレスマネジメント | コメント:2件

環境が変わり、新しい治療ができないかということで、前々から興味のあった音楽療法の可能性について改めて勉強を始めてみております。心地よい音楽を聞けば穏やかな気持ちになるというのは、多かれ少なかれ皆が経験していることではないかと思います。なので単純に考えれば、音楽療法はストレスマネジメントとして使える可能性があるという事になります。とはいえ、心地よい音と感じるかどうかについては個人差があり、実体験や経...続きを読む
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専門外の領域からアイデアを得る

2017/04/28 00:00:01 | お勉強 | コメント:0件

以前天才と片頭痛、てんかんの類似性を指摘した本を紹介しましたが、その著者、古川哲雄先生は、他の神経内科医と一線を画す真理を言い当てるような鋭い視点の持ち主と感じます。それはおそらく膨大な読書量がなせる業なのであろうと推測しますが、この度、古川先生著の別の本と巡り合い、比較的高価な本ではありましたが、思わず衝動買いしてしまいました。 ヤヌスの顔〈第7集〉学際的神経内科学 (神経内科叢書) 大型本 – 201...続きを読む
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希望を持って生きること

2017/04/27 00:00:01 | おすすめ本 | コメント:2件

今月のNHK Eテレ、100分de名著のテーマは三木清の「人生論ノート」でした。本の分量として決して多い方ではない一方で、一見意味を理解するのが困難な表現も多く織り交ぜられているのですが、それはこの本が書かれていた当時は戦時での言論統制が敷かれていたからだそうです。その制限をかいくぐって、三木清がそれでもどうしても書き残したかった想いが書き残されています。本の最後「希望について」語られる場面で、次のような一...続きを読む
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見えない努力もいつか伝わる

2017/04/26 00:00:01 | ふと思った事 | コメント:0件

「縁の下の力持ち」という言葉があります。華々しく活躍している人がいる一方で、見えない所で頑張っている人というのはどの世界にもいるものです。一番わかりやすいのはサンタクロースです。幼い頃はプレゼントをくれるサンタクロースに皆多かれ少なかれ夢中になっている部分があったと思いますが、その陰で実は頑張っていてくれたのは多くの場合、自分の両親だったのではないでしょうか。私は小規模病院に勤めるようになってから...続きを読む
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