2020年09月

        

ぶれた基準が混乱を生み出す

category - 素朴な疑問
2020/ 09/ 30
                 
日本での新型コロナウイルス感染症の実情は、

テレビやネットの情報の中では盛んに恐怖が煽られ続けていて、

日本全国どこにいっても誰もがマスクを装着するような物々しい雰囲気にはなったものの、

実際に新型コロナウイルス感染症に罹患し重症化したという人は、

様々な医療機関に出入りする機会のある私でもただの一件も見聞きしませんし、

当の重症者の情報も調べる限りでは、高齢者や基礎疾患を持つ人に集中しており、

言わば重症化したとしても不思議ではない状況にある人が重症化しているに過ぎません。
            
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ウイルスの曝露量の多さが重症度にもたらす影響はさほど大きくない

category - ウイルス再考
2020/ 09/ 25
                 
ウイルスへの曝露量が多ければ多いほどウイルス感染症の重症度が高くなるという動物実験の結果がある」と、

だから不完全ながらもウイルスへの曝露を減らしうるマスクはウイルス感染症の軽症化に寄与しているのではないかという意見を目にしました。

ちょっとこの意見に私は違和感があります。もしもこの意見が正しいのだとすれば、「新型コロナウイルス感染症で重症化した人は皆、ウイルスの高用量曝露を受けている」ということになります。

そして「重症化例が発生した空間に一緒にいた人は同様にウイルスの高用量曝露を受けている可能性が高い」ということになると思います。

そうなると、「重症化例が1例でも発生した閉鎖空間で同じ時間を過ごした人は、軒並み重症化する」という傾向が現実で観察されなければつじつまが合いません。
            
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「栄養が大事」を見直してみる

category - ふと思った事
2020/ 09/ 22
                 
スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥンベリ氏は、

世界の気候変動に深く関わっているとされる二酸化炭素排出の問題を解決するために国会へのストライキなどの抗議活動とは別に、

自分でレベルでできることとして、「肉食をしないこと」という食生活のスタイルをとることを公言しているようです。

二酸化炭素排出の増加と近年の異常気象の発生頻度の高さとの関連がどのくらい妥当性が高いものなのかを判断するだけの知識や情報を私は持たないので、とりあえずその真偽については保留としておきますが、

仮にその関連が正しいと考えた時に、グレタ氏の「肉食をしない」という選択は二酸化酸素排出の増加を食い止めるために個人ができる一つの具体的方法として一理あるように思えます。

確かに私達が肉を好んで食べるから、食肉を工業的に大量生産する仕組みが止まらないという構造はあるのでしょう。
            
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「ブレインメンタル強化大全」書評

category - おすすめ本
2020/ 09/ 18
                 
私は内科医の立場から樺沢先生の新刊「ブレインメンタル強化大全」の書評をします。



ブレイン メンタル 強化大全
樺沢紫苑 (著)


まずこの本のコンセプトはとてもよいです。

何がよいかと言いますと「心を整えるために身体を整えることが重要だ」というメッセージを通じて、

「心と身体は密接につながっている」ということを明確に意識させる内容となっているからです。

人生のビジョンとして「メンタル疾患の予防」を掲げておられる樺沢先生ですが、

実は心と身体はつながっているので、メンタル疾患を予防しようと思えば、身体の調整の問題も透けては通れません。

本書は精神科医の立場でありながら、身体の健康のための情報を集約しているもので、

病気の予防はおろか、健康状態を今よりも良い状態に持って行くための秘訣が「睡眠」「運動」「朝散歩」「生活習慣」「休息」という5つのチャプターに分けて、全部で100個の秘訣が書かれているという内容です。
            
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善悪のものさしにとらわれない

category - ふと思った事
2020/ 09/ 17
                 
私は糖質制限推進派医師として、様々なタイプの糖質制限実践者の方々と出会ってきました。

しかし最近は自分が無農薬無肥料自家採種農法というやり方で農業を始めたということもあって、

どちらかと言えば、糖質制限というよりは自然派というか、身体にとって不要な食べ物を取らずになるべく自然の形で食べ物を摂りたいという考え方の人達と交流する機会が増えています。

畑で作る作物には糖質の多いものもあるので、一見糖質制限と両立はしないと思われるかもしれませんが、

本質的に「不要なものは摂取しない」という点では共通していると私は感じています。

それどころかこの二つの考え方は弁証法的にまとめて「自然重視型食事療法」としてさらなる高次概念に通じるとさえ私は思っています。

ですがその辺りの持論はさておき、今回は最近とある自然派の方のお話を聞いていた時にはっとさせられたことについて書きたいと思います。
            
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