「医学」:小川仁志先生のオンライン哲学カフェ参加の御報告

2022/01/29 23:30:01 | イベント参加 | コメント:2件

小川仁志先生の哲学カフェ、今回のテーマは「医学」でした。このコロナ禍の一連の医学界の混乱ぶりを見ていて、「医学」とは何なのか、「医者」とは何なのかについて問い質したいと思っていたタイミングだったので良い機会でした。当ブログでも「医学とは何か?」について考えてみることにします。今回の哲学カフェ内では大きく3つの問いかけがあったように思います。①「医学」にどんなイメージを持つか② なぜ「医学」は特権的に扱...続きを読む
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なぜオミクロン株では重症者が少ないのか

2022/01/27 11:58:38 | ウイルス再考 | コメント:2件

前回記事のポイントは「PCR検査が因果関係を証明しないことによって、PCR検査の実施状況に応じて実際の感染状況とは異なる状態だと確信を持つようにミスリードされている」とまとめることができると思います。そうすると、当然今のオミクロン株の流行だと思えている状況そのものもPCR検査の実施状況に応じて、実際とは違う幻想を映し出しているのかもしれないと思うのと同時に、このオミクロン株は一般的に「弱毒化している」と解...続きを読む
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なぜSARSはワクチンなしで終息したのか

2022/01/23 12:30:01 | ウイルス再考 | コメント:0件

ワクチンで唯一撲滅できたとされるウイルス感染症として「天然痘」の話を時々聞きますが、ワクチンを開発していないのにまるで撲滅されたかのような状況にあるウイルス感染症があります。それは2002年に中国で流行した「SARS: severe acute respiratory syndrome(重症急性呼吸器症候群)」です。2003年7月5日にWHO(世界保健機関)が封じ込め成功を発表し、その後も2004年頃までは散発的に症例が確認されましたが、以降はただの1...続きを読む
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安全な教育と厳重な感染対策

2022/01/14 06:00:01 | ふと思った事 | コメント:2件

コロナ騒動が始まってもう2年以上経過するというのに、世の中は専門家を中心に「厳重な感染対策」モードを緩められない風潮が続いています。「万が一のことがあったらよくないから」「他人様に迷惑をかけるわけにはいかないから」「みんな我慢しているんだから、自分も協力するしかない」日本では特に「絆」「忖度」「思いやり」「空気を読む」などの周囲とうまくやっていこうという文化、よく言えば「他者尊重」、悪く言えば「自...続きを読む
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安保徹先生との対話〜後編〜

2022/01/13 12:30:01 | 偉人に学ぶ | コメント:0件

免疫学者、故・安保徹先生が残された言葉との対話を続けていますが、最後は「薬」というものとの付き合い方について考えてみたいと思います。折しも昨年11月末に、私も「薬とは何なのかを徹底的に考えるオンラインセミナー」を開き、「薬」については持論があります。安保先生はこの辺りのところをどのように考えておられるのでしょうか。今回も相手との違いを感じ、その考えを尊重しつつ、自分の中で生まれる変化を大切に、「対話...続きを読む
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