ふと思った事

        

弁証法的アプローチで矛盾を解消する

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2020/ 02/ 24
                 
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「八方美人」という言葉があります。

もともとは「欠点のない美人」という意味だったそうですが、現在では転じて「誰からも悪く思われないように、要領よく人と付き合ってゆく人」のことを否定的なニュアンスとともに表現されることが多いように思います。

私は間違いなく糖質制限推進派の医師ですが、

先日福岡で行った医食同源セミナーでは、無農薬・無肥料栽培の野菜の重要性についてお話する機会を持ちました。

一方そこでは無肥料栽培で育てた玄米や、根菜類など比較的糖質量の多い作物が扱われたりすることも多いわけですが、

その場において私がそれをよいと評価することは、「八方美人」な態度だということになるでしょうか。

少なくともそう思われているという可能性は十分にあると思いますが、実は私の中ではこれは「弁証法」的な態度をとっているつもりです。
                         
                

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安らかな死のための精巧なシステム

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2020/ 02/ 20
                 
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今回は人の死について考えてみたいと思います。

死をタブー視する風潮は今の日本に根強いと思いますが、「縁起でも話をしよう会」などの活動からもそれではよくないとするムーブメントが生まれてきています。

私も死については事前にしっかりと考えておくべきという立場をとっています。しかもその検討は人生の中で何度も見直されてしかるべきだと思っています。

なぜなら人は心が変わりながら生きていくからです。あるときに決めた死との向き合い方が死ぬまでずっと同じであるとは限らないからです。

死は人生のタイムリミットでもありますので、タイムリミットを意識することで生きている時間を充実にさせる効果もあると思います。

ただ今回はとりわけ死の瞬間は辛いのかどうか、ということについて医師の目線から考えてみたいと思います。
                         
                

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「なんで自分だけがこんな目に」思考の落とし穴

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2020/ 01/ 30
                 
糖質制限を実践されている方の中には、厳密に糖質制限をしていないと血糖値が上昇してしまうとのことで、

かなり日常の食生活の中で様々な制限を感じながら糖質制限に取り組んでおられるという方もおられると思います。

そういう方々の中から時々聞かれる言葉に「なんで自分だけがこんな目に遭うのか・・・」というものがあります。

確かに、あたりを見渡せばそこまで厳密に糖質制限を実行していなくても健康を維持していたり、減量などの目に見える成果を手に入れている方もいらっしゃいます。

かたや自分は少しでも糖質の入ったものを食べてしまうと血糖値が急上昇してしまうという、この不条理な違いは一体何なのかという風に思うのも無理もありません。

しかし気持ちはわかりますが、「なんで自分だけがこんな目に」という思考に陥ると悪循環となってしまうと私は思います。
                         
                

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治すよりも引き出す

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2019/ 11/ 15
                 
前回、何かをプラスすることによる症状改善は、一時期自分の持っている力以上の能力を引き出しますが、

その後身体がその非日常環境に適応しようとする形でプラスによる改善効果が鈍化し、一方で本来自分の力で発揮すべき環境適応能力が弱まってしまうために、

結果的にそのプラスによる改善効果は一時的に留まり、消耗疲弊した心身機能はその後プラス追加前より衰退していくという可能性について指摘しました。

特に認知症の薬についてその構造と危険性、そしてそれらがエビデンスの登録期間の妙によって見事にマスクされており、市場では構造も危険性も認識されないまま、エビデンスある薬として漫然と使用され続けている問題点についても触れました。

そのようなリスクのある認知症の薬を、現場の経験からごく少量使用にとどめることによってリスクを最小化した手法が認知症コウノメソッドだと私は考えています。
                         
                

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プラスによる改善は一時的にとどめるべし

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2019/ 11/ 14
                 
認知症の患者さんを診ていると、認知症の薬を止めると症状が改善するということを稀でなく経験します。

2018年8月、フランスにおいて抗認知症薬は有用性より有害性が上回るとして保険薬から外れることになったというニュースが話題になりました。

このように最近でこそ認知症の薬の危険性が注目される流れが出てきたように思いますが、

そもそもそんな危なっかしい薬がどうして医療現場に出回るようになったのでしょうか。

それは薬が承認されるに当たって大きな根拠となる臨床試験の結果が影響しています。
                         
                

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