レプリコンワクチンは感染性遺伝子製剤ではない

2023/12/16 15:25:00 | ワクチン熟考 | コメント:2件

前回記事で「レプリコンワクチン」についての私の見解を述べましたが、

いろいろ調べていると、「レプリコンワクチン」のことを「これは感染性遺伝子製剤だから打つべきではない」という主張があるのを目にしました。

それは「レプリコンワクチン」を接種すると、設計されたウイルス遺伝子の一部が取り込まれて増殖し、

その増殖したウイルス遺伝子の一部が呼気中の飛沫やエアロゾル(飛沫核)にも混入することがわかっているので、

「レプリコンワクチン」は接種することで無意識にウイルス遺伝子を撒き散らしてしまう、だからこれは「感染性遺伝子製剤」だという主張です。

このワクチン接種者の呼気中に何か含まれて、周りに有害物質を撒き散らしている可能性は、何も「レプリコンワクチン」ではじめて注目された現象ではありません。

以前、私もブログ記事で考察しましたが、俗に「シェディング」と呼ばれる現象がそれに当たります。

この時の考察で私は、確かに何かが接種者の呼気中に含まれている可能性は否定できないものの、

その何かのせいで体調不良が引き起こされるという「シェディング」の理論には慎重な姿勢をとっておりました。

なぜならば、私は何かしらの病原体が病気を引き起こすという「病原体病因論」に対して否定的な考えを持っており、

どれだけ「病原体」が病気を引き起こしているという状況においても、それは必ず宿主の応答があってこその現象であり、

その宿主が病原体と認識されうる物質をどのように認識するかという「宿主病因論」の方が、世の中で起こっているあらゆる現象を矛盾なく説明できると考えているからです。 たとえどんな有害な物質であっても宿主が死んでいる状態であれば、どれだけ蓄積されたところで病気は発生しないという事実からも、病気とは「病原体」だけで起こるわけではないことは明らかです。

もっと言えば、そもそも「ワクチン」という概念自体が「病原体病因論」をもとにした考え方なので、私はすべての「ワクチン」を見直す必要があると考えているわけです。

ところが今回の「感染性遺伝子製剤」という表現は、その「病原体病因論」で「レプリコンワクチン」を捉えているということを鋭く表明した表現方法になっているように思えます。

なぜならば、「このレプリコンワクチンを接種した人から出るウイルス遺伝子のせいで」という考え方であり、まさにそれは「病原体病因論」の考えそのものだからです。


私は「レプリコンワクチン」を接種した人の呼気中にウイルス遺伝子の一部を含む何かが含まれているであろうこと自体はどうやら確からしいと考えています。

けれどだからと言って、「レプリコンワクチンが感染性遺伝子製剤である」という考え方には大きく以下の2つの理由で反対します。

①有害物質が呼気中に含まれる現象自体は何も「レプリコンワクチン」だけに限った話ではないから
②ウイルス遺伝子の水平伝播は自然界でいくらでも認められている現象であり、これを異物と認識して応答するかどうかは宿主側のシステムの具合にもよることだから


①について、例えば有機溶剤を日常的に使用する工場で働いている人達を考えてみます。

そうした労働者は半年に一回、有機溶剤の過剰な蓄積が起こっていないか、尿中や呼気中に有機溶剤成分が入っていないかどうかを調べる検査を行うことが義務付けられています。

それは専用の検査を行ってはじめてわかる現象ですが、ほとんどの人が尿中や呼気中に含まれる有機溶剤の数値は基準値以下です。

しかし稀には基準を超えるほどの有機溶剤成分が尿中や呼気中に検出されるという出来事が起こります。

その場合、産業医という会社に所属する医師が法律に従って診察したり、必要な措置を講じたりする、という流れとなります。

ここで想定できることが2つあります。一つは「有害な物質に接していても身体のシステムの許容範囲内であれば呼気中には検出されない」ということ、

もう一つは「呼気中に有害物質が含まれているかどうかは存在を認識して専用の検査を行ってはじめてわかることであり、それ以外の自然界に存在する様々な物質についても同様の構造があって何ら不思議ではない」ということです。

つまり「感染性遺伝子製剤」の「感染性」に相当する「呼気中の有害物質が撒き散らされる」という部分について言えば、それは「レプリコンワクチン」特有の話ではないし、

そんなことを言ってしまえば、知らないだけ(調べていないだけ)で自然界の全ての物質が「感染性物質」に相当してしまいます。

一方で、その有害物質が自己増殖しうるウイルス遺伝子だから問題なのだという反論に対しては②で反論します。

実はウイルスの水平伝播という現象は、私たちの意識しないところで常に繰り返されていると言われています。

哺乳類の胎盤が形成されたのも、何らかのウイルス遺伝子が水平伝播した結果であることが学問的には明らかにされていることを以下の書籍で知りました。



ヒトがいまあるのはウイルスのおかげ
武村政春 (著)


もっと言えば、遺伝子というものはどこでも好きな場所に組み込まれるわけではありません。

組み込まれるのに必然性がある塩基配列へしか組み込まれないはずです。

だから見当違いの部位に遺伝子が組み込まれることは原理的にありえませんし、

組み込まれるとしたら、何らかの必然性がある部位に対してだけですし、

それは既存の生物のシステムと連続的な変化をもたらすわけで、

その変化が生存に有利であればそのまま組み込まれて代々引き継がれるかもしれませんが、

不利な変化であれば遺伝子を修復する酵素も存在しています。

そもそも相性の悪い遺伝子は組み込まれる前に異物として速やかに排除されるだけでしょう。

仮にそのしくみが上手く動かせないのだとしたら、それは遺伝子側の問題というよりは、

それを取り込む宿主側にも大いに問題があるということになるのではないでしょうか。

もちろん、遺伝子が接触しさえしなければ起こらないことではあるかもしれません。

しかしそんなことを言っていれば、自然界に存在(浮遊)するあらゆるウイルス遺伝子から逃げ続けなければならなくなります。そんなことができるとは私には到底ありません。

だから仮に「レプリコンワクチン」の接種者から有害な物質や不要なウイルスの遺伝子が撒き散らされているのだとしても、

そういう事実が存在しようがしまいが、私たちが健康を保つためにやるべきことは変わらないということです。

むしろ「感染性遺伝子製剤である」という視点で世界を認識することの方が、慢性持続性ストレスの元となってしまうと私は思います。

おちおち人と交流していられなくなってしまうからです。その交流できないこともさらなるストレスを呼び込んでしまいます。


私が「レプリコンワクチン」に反対する理由は、シンプルです。

これが人体にとって強烈な異物だと認識されうる物質(とその投与経路)であり、

しかもそれだけのリスクを冒しても何のメリットも得られない(メリットの根拠となる医学論文がまったく信用できない)からです。

一言で言えば、世紀の愚薬だからです。別に「感染性遺伝子製剤」だからなのではありません。

そして私はこのような愚薬を疑うことができないどころか、むしろ推奨してしまうようになった現代医療に心から失望しています。

これからもそのような現代医療のスタンスは歯止めが効かないことが予想されます。

よって私はこれからも現代医療の改革に力を注ぎ続けるつもりです。


たがしゅう
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コメント

2023/12/17(日) 22:05:17 | URL | mmm #-
コロナワクチンから始まってレカネマブ、レプリコンと、この所続けて愚薬が出てきますが、この世界もいよいよ末期的症状を見せ始めた感があります。心配性でお人よしのわが同胞たちもそろそろ気づき始めるのではないでしょうか。それとも破局まで付き合うのでしょうか。気づくことを願いたいです。ではでは、

Re: タイトルなし

2023/12/17(日) 22:29:19 | URL | たがしゅう #Kbxb6NTI
mmm さん

 コメント頂き有難うございます。

 おっしゃる通りだと思います。
 まさに愚薬が次々と生み出され、しかもそれをほとんどの医師が気づかないという状況が発展してしまっているように私も思います。
 今の所、私が見る限り自浄作用を期待できそうな動きは残念ながら全く認められていません。

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