2021年05月

        

医療業界を席巻するパターン思考

category - ふと思った事
2021/ 05/ 31
                 
皆さんの中に「医師は難関の医学部受験、医師国家試験を乗り越えた頭のいい人達だ。きっと医師の頭の中では非常に複雑な思考が行われていて、素人が考えるよりもはるかに妥当な結論をもたらしてくれるに違いない」というように、

そこまで明確には思っていなくとも、医師の思考にある程度信頼を寄せている方も少なくないのではないでしょうか。

しかし私自身が医者になってみて、実際に医師の業務を体験してみてわかることは、はっきり言って医師の思考はそこまで複雑なものではありません。

なにしろ現代医療が拠り所としている西洋医学の「診断」をつけるという行為が、すでにパターンに当てはめるという「パターン思考」を示しているからです。

例えば、発熱の患者さんが来たときに、医者の頭の中ではいくつかの「パターン」が浮かんでいます。

風邪かもしれない、インフルエンザかもしれない、あるいは長続きしていたら結核かもしれない、はたまた今の状況であればコロナかもしれない・・・などと。

複数の「診断」名を思い浮かべながら、問診、診察、検査といった診療プロセスでどの「診断」が最も妥当であるかを判断するという作業を行っています。
            
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どうすれば常識を疑うことができるのか

category - ウイルス再考
2021/ 05/ 27
                 
今回は「どうすれば常識を疑うことができるか」について考えてみます。

コロナ騒動を見ればわかるように、常識を疑えるかどうかに頭のよさは関係ありません。むしろ専門家集団を中心に世界の中でもトップレベルで頭がよいとされている人達ほど常識を疑えていないような傾向さえあります。

この問いに対する私の答えは意外とシンプルです。「矛盾を見過ごさないようにする」です。

何でもかんでも常識を疑えばいいというものではありません。例えば「りんごが落ちるのは重力の影響である」という常識を疑うのは今さらだと思います。

しかしながらこうした常識にも、もしも矛盾する事実が観察されるのであれば疑う必要が出てきます。矛盾する事実が観察されないから疑わないというだけです。

逆に言えば、私が疑っている常識には常に矛盾がつきまとっているのです。
            
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なぜコロナを危険や陰謀に感じてしまうのか

category - 素朴な疑問
2021/ 05/ 25
                 
ツイッターを見ていると、「コロナはただの風邪」「コロナは陰謀」といったスタンスの意見がかなり増えてきているように見受けられます。

ツイッターは匿名での参加者が多く、世の中の抑圧されて表面化しにくい本音が出やすいSNSだと言われているみたいです。

結構、激しい口調で特定の相手のことを罵倒するようなツイートも散見されますし、私自身も気づけば結構口調が荒くなってしまっていることもあり、気をつけないといけないと反省する場面もしきりです。

そんな中、ツイッターでコロナについて「正気に戻れ」というタイトルで、現在のコロナ対策の問題点をよくある主張とそれに対する反論の繰り返し形式で語られているブログの情報が流れてきました。

そこで紹介されているのは確かに、「コロナは危険な感染症である」という前提に立っている人達からよく聞かれる主張だと感じられましたが、

その反論の仕方は、ブログの管理人の方と、「コロナは壮大な勘違い」と考えている私とでは若干違いがあるように感じられました。

そこでここに書かれていたよくある主張に対して、私であればどのような反論をするかという点について語ってみたいと思います。
            
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「仏教」:小川仁志先生のオンライン哲学カフェ参加の御報告

category - イベント参加
2021/ 05/ 24
                 
恒例の小川仁志先生の哲学カフェに参加したので、記憶の新しいうちに感じたことを残しておこうと思います。

今回のテーマは「仏教とは何か?」というものでした。

「宗教」ではなく「仏教」に絞って哲学しようというのです。

というのも小川先生が最近お坊さんと関わる機会があったこともあり、

「仏教」の他の宗教とは違うオリジナルな部分に注目されてテーマとして取り上げられたようでした。

私自身も過去ブログで時々、仏教の本質に迫る感じについて取り上げたりもしていますし、

特に浄土真宗の開祖親鸞聖人の、同じ仏教の枠組みの中で常識を覆す発想などには大変深い学びがあると感じています。

そんな「仏教」の、他の宗教とは違う、「仏教」たるゆえんはどこにあるのでしょうか?
            
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すべてに共通する病気の根本的対策

category - ふと思った事
2021/ 05/ 23
                 
前回はすべての病気には表面的な原因と根本的な原因があり、

表面的な原因は様々ななものがあるように見えて、実はその根源は共通しているのだという構造について、バケツに水を注ぐ蛇口のたとえで説明してみました。

西洋医学は表面的な部分を細かく解き明かしていくことに力を注いだ医学だとも言えるかもしれません。

それに対して東洋医学は表面的部分と根本的部分とぼんやりと捉えながらも、それに対する対策の再現性や確実性が担保できないという弱点もあるように思います。

今回は西洋医学も東洋医学も十分に解明できていない病気の根本的原因について、すなわち「システムの過剰適応/消耗疲弊はどうやって生じるのか」について私の視点を語ってみたいと思います。

一言で言えば、「異物が入り続けること」だと考えていますが、

そうなってしまうパターンには大きく見て2つあると思っています。

それを考えるヒントとして「①公害病」「②臓器移植」を取り上げてみたいと思います。
            
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