2021年09月

        

ただの風邪に後遺症を生じさせるメカニズム

category - 医療ニュース
2021/ 09/ 18
                 
「コロナはただの風邪」という表現は、これを捉える立場によって見え方が大きく変わります。

重症例も含めたコロナ患者に対応している医療従事者側から見れば、「何も知らない素人が現状の危機を甘く見積もってしまっている発言」であるように思えるでしょうし、

普段コロナ患者と接する機会はなく、ネット上の情報をもとにコロナがたいした病気ではないと判断している一般人からすれば、「恐れる必要のない取るに足らない病気だと宣言する発言」であるように思えるでしょう。

ですがコロナには、海外でLONG COVIDなどと称される、いわゆる「後遺症」があるということがよく知られてきています。後者の捉え方をしている方も、さすがに「後遺症」があるというのは「ただの風邪」と認識するのに無理が出て来るのではないでしょうか。いわゆる「ただの風邪」に「後遺症」ってありましたでしょうか?

だからこそ、前者の捉え方をしている人は、コロナを軽視する姿勢を非常に問題視しているのだと思います。一方で私のコロナの捉え方は「コロナはただの風邪+α(不安・恐怖情報による修飾)」です。

不安・恐怖情報をコントロールできている人にとってはまさにいわゆる「ただの風邪」で済みますが、不安・恐怖情報に支配されている人にとってはこれがただの風邪では済まなくなってしまうという認識を持っています。そのひとつのパターンが「後遺症」だということです。

先日ネットサーフィンしていたら、たまたまその考えを支持する医学情報に遭遇しました。
            
関連記事
            
                

続きを読む

                 
        

病気とは自分の中での現実と思考が分断した状態である

category - オープンダイアローグ
2021/ 09/ 15
                 
前回、「対話」とは「分断」予防法であるという自分の見解を語りました。

ここで言う「分断」というのは、「価値観の異なる相手どうしで何とかうまくやっていくことを完全に断念する」という意味で、言わば「自己」と「他者」との間での関係性を意識して語りました。

しかしよく考えれば、「分断」というのは自分の中だけでも起こりうる現象であるように思います。

自分の中での「分断」とは何かと言いますと、自分はこうありたいと願う「思考」と自分の身体が求めている「本能」との間での「分断」です。「希望」「現実」と言い換えてもいいかもしれません。

「希望」と「現実」にギャップがあると人は苦しいと言います。そのギャップが大きければ大きいほど、身体にかかる負担は皮肉なことにどんどん大きくなっていきます。

そこにストレスホルモンの過剰分泌およびそれに伴う糖代謝過剰駆動、さらには自律神経過剰刺激状態が関わっているということはこれまでに当ブログで何度も述べてきた通りです。

こうした状態が引き起こされるのは人間が「思考」する生き物であるからこそです。そしてこの「思考」の在り方によって「希望」と「現実」のギャップが大きくなった状態のことを人は「病気」と名付けているのではないかと、

もっと言えば、このギャップを生み出す偏った「思考」に平等性、多様性の価値観を盛り込むことによって、より「現実」に近づけてギャップを小さくさせるのが、「対話」という行為が本質的に行っていることではないかと感じるようになりました。
            
関連記事
            
                

続きを読む

                 
        

価値観の異なる相手とどうやってうまくやっていくか

category - オープンダイアローグ
2021/ 09/ 14
                 
今日のオープンダイアローグにふれあう会では、「自分はコロナワクチンを打ちたくないけれど、もしもワクチンパスポートをはじめとした生活制限がリアルに自分を苦しめる事態になった時に、どう考えるか?」という話題が持ち上がりました。

私が主催する「オープンダイアローグ」の会ですので、自ずと参加するメンバーもワクチンを打たない姿勢の人が集まってきていたので、

メンバーどうしで皆、なぜ自分はワクチンを打ちたくないと思うのか、そして生活制限がかかる事態に自分はどうするかということを語り合う時間になりました。

中には自分は生活制限を受けてでもワクチンは打ちたくないという気持ちの方もおられました。一方で気になるのは自分の中で「ワクチンを打ちたくない」という気持ちが確定的であっても、

自分にとっての身近な家族や友人、あるいは仕事上重要な取引先が「ワクチンを打つべきだ」という考えであった時の対応です。これはなかなか悩ましいものがあります。

他方で、今回たまたま私のふれあう会にはワクチンを打ちたくない人が集まりましたが、この中に例えば「ワクチンは絶対打つべきだ」という考えの人がいた時に、私達は落ち着いた雰囲気で「対話」することができるのでしょうか。

このように絶対的に価値観が異なる相手とふれあうことは生きている限り必然ですし、社会という集団の中で生きるということには本質的に、「価値観の異なる相手とどうやってうまくやっていくか」という命題があるように思います。
            
関連記事
            
                

続きを読む

                 
        

獲得免疫をむやみに活性化させてはならない

category - お勉強
2021/ 09/ 11
                 
自己免疫疾患」というのは、本来は外敵を攻撃システムが間違って自分の組織を攻撃してしまう病気です。

関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群、橋本病(甲状腺機能低下症)、バセドウ病(甲状腺機能亢進症)、1型糖尿病、などなど・・・、「自己免疫疾患」とされている病気には様々なものがあり、「難病」だと指定されているものも少なくありません。

さらには「自己免疫疾患」というカテゴリーの中には含まれてはいないものも、病態に「自己免疫」が関わっているとされる病気もたくさん存在しています。「多発性硬化症」という病気もその一つです。

「多発性硬化症」というのは、神経細胞が筋肉や中継ニューロンに電気信号で指令を伝える際の絶縁体部分に相当する「髄鞘(ずいしょう)」と呼ばれる部分に対して自己免疫的な機序で破壊が起こる、というのが主たる病態であり「脱髄性疾患」と呼ばれています。

そんな「多発性硬化症」と同様の病態を実験動物に対してとある操作を行うことで再現することができることが知られています。これを「実験的自己免疫性脳脊髄炎(Experimental autoimmune encephalomyelitis:EAE)」と言います。

その「とある操作」というのが当初は何と、狂犬病の弱毒生ワクチンや、ワクチンのアジュバント、あるいは百日咳の毒素を打ち込むという行為だったそうです。現在では流石に中枢神経に存在する蛋白由来のペプチドに置き換えられています。
            
関連記事
            
                

続きを読む

                 
        

BMI30以上であること自体は重症化因子ではない

category - 糖質制限
2021/ 09/ 10
                 
先日大阪府から、コロナの第5波で確認された重症者の中で、

肥満度の目安となるBMIが30以上だった割合が40代以下で2割を超え、20代以下は5割に上るという調査結果が発表されました。

このニュースを聞けば普通、BMI30以上の人は怖がってしかるべきだし、きっとワクチンを打ちたいと思うんだろうなと思います。

ですが実は私はBMI30以上の40代男性ですが、ワクチンを受けようと思いませんし、このニュースを聞いたからと言ってその気持ちが変わることはありません。

というのも、一口にBMI30と言っても、まだ太る余地のある状態なのか、もうそれ以上太る余地がないのかによって健康状態には天と地ほど違いがあるということをよく知っているからです。

私には過去にBMI41超まで太っていた過去があり、それ以降糖質制限食という食事療法に出会い、これをBMI32程度までに落とすことに成功しました。

基準からみればまだまだ肥満の範疇にはありますが、私自身の健康状態は格段によくなったということを身をもって実感しています。この経験は私がこのブログをはじめようと思った大きなきっかけです。

一方で成人後も糖質の頻回過剰摂取を繰り返すことで脂肪細胞が肥大化及び脂肪蓄積閾値を超えると分裂・増殖し、一度増えてしまった脂肪細胞の数はたとえ糖質制限を実践しようと断食をしようと減ることはないのだという仮説も数々の人体実験から導いて参りました。
            
関連記事
            
                

続きを読む