2020年04月

        

自覚症状がないのに他覚所見がある理由

category - ウイルス再考
2020/ 04/ 30
                 
新型コロナウイルス感染症においては無症状でも実は画像検査で肺炎像が認められるという例があることがすでに症例報告として公開されています。

それ故、症状がなくても新型コロナウイルスのPCR検査を受ける必要があって、陽性であれば肺炎へと進展するかどうかを注意深く見守っていかなければならないという意見が医療界では出てきています。

しかしこの「無症状だけど肺炎像がある」というのは、広く捉えれば「自覚症状はないけど他覚所見がある」という事だと思いますが、それは原理的におかしい話だと私は考えています。

逆の「自覚症状はあるけど他覚所見はない」という事はよく起こります。自律神経系やメンタルの問題などすべての自覚症状をもたらす異常の根源が現代医学の検査で検出できるとは限らないからです。

けれども「自覚症状はないけど他覚所見がある」というのは、限られた人体の異常を捉える検査ではっきりと証拠を押さえた状況なのに自覚症状が現れていないというのはとても不自然な話です。
            
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なぜウイルスは重複感染しないのか

category - ウイルス再考
2020/ 04/ 29
                 
以前から冬に流行する二大ウイルス感染症としてインフルエンザウイルスとノロウイルスの存在が知られていますが、

この「インフルエンザウイルスとノロウイルスが同時に感染してしまうことはあるのか」という質問をされる事がありますが、結論から言えばそういうことは「基本的にない」と言われています。

なぜならばウイルスには「ウイルスの干渉現象」と呼ばれるものがあるからです。

「ウイルスの干渉現象」とは、1個の細胞に複数のウイルスが感染したときに一方あるいはその両方の増殖が抑制される現象だとされています。

しかし考えてみればこの現象、大変不思議な現象です。なぜならば同じ病原体でも細菌であれば重複感染することはあるからです。

何故ウイルスに限っては1種類のウイルスしか増殖することができないのか、今回はその疑問に迫ってみたいと思います。
            
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常在菌を参考にウイルスとの共生を

category - ウイルス再考
2020/ 04/ 24
                 
私は身も心もウイルスと共存する世界への移行を推奨している立場ですが、

単にウイルスの脅威をそのままにしてその世界に行くのはむしろ恐怖の世界へと化するだけで望ましいことではありません。

仮に今の日本で緊急事態宣言を解除して元の生活に戻ったとしても、依然としてウイルスに対して恐怖を抱き続ける人にとっては、

日々の生活の中で不安や恐怖に伴う慢性持続性ストレスがかかり続け、免疫力低下という名の発炎反応過剰が起こり続けてしまい、

ウイルス感染を契機とした炎症反応が重症化してしまうリスクは高いままとなってしまいます。

従って、ウイルスとの共存の世界へ心から安心して移るためには、ウイルスとの共存を安心してもらうための情報提供が必要になってくると思います。
            
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がんとウイルスの本質的な共通点

category - ウイルス再考
2020/ 04/ 23
                 
2020年4月1日に日本外科学会の方から「新型コロナウイルス陽性および疑い患者に対する外科手術に関する提言」として、

緊急性の低い手術に関しては延期するように求める勧告がなされるようになり、これを受けて多くの手術を扱う病院での予定手術が延期となるという事態が全国各地で発生しているようです。

テレビのインタビューに答えていたとあるがんの予定手術が延期になったという患者さんは、

がんで死ぬか、コロナで死ぬかという気持ちですごく不安です」というようなことをおっしゃっているのが印象的でした。

しかし、がんと新型コロナウイルス感染症、全く別の病気であるように見えて、

自分のシステムがオーバーヒートした状態という観点でみると本質的には同じ状態であるように私には思えます。
            
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ウイルスが冬の乾燥を好むのは本当か

category - ウイルス再考
2020/ 04/ 22
                 
ウイルスは冬の乾燥する季節を好むという話を聞いたことがあるかもしれません。

それ故かぜやインフルエンザは冬に流行しやすいのだという論法で、実際にも例年そのような現象が見受けられています。

しかし私の考える「ウイルスとは動植物細胞の複製エラー」という仮説に基づけば、

通常の細胞が安定するのに適度な湿潤環境が必須であるにも関わらず、その延長線上にある複製エラーのウイルスだけが乾燥の方が生育に適しているというのはいかにも不自然です。

細胞が好む環境をウイルスも好み、細胞が嫌う環境はウイルスも嫌う環境であるはずです。

ではなぜ実際には冬にウイルス感染症が発生しやすいのでしょうか。
            
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