もうコロナを恐れるべきではない

2020/12/12 06:00:00 | ウイルス再考 | コメント:0件

RNAウイルスに対するPCR検査が原理的に病原性ウイルスを検出しえないのが真だとして、

では今世界中で発生している急速に肺炎を中心とした炎症が出現し、

時に嗅覚障害、味覚障害、重症化すると血栓症をきたすような症状が出現している人達の原因は何なのでしょうか。

この疑問に対する私の考えは「何らかの非自己因子が駆動した正当な炎症反応が不安/恐怖情報によって過剰に働いている」というものです。

つまりきっかけは誰の身体でも起こっている異物除去・修復反応が、いつまでも終わらないように火種が次から次へと注ぎ込まれていると、

これまでであればただの風邪で済んでいた病状を悪化させているのは、自分自身の心の在り方だということです。 ウイルスによって駆動される炎症反応には細菌のように局所で炎症巣を作るという現象が起こりません。

おそらくたくさんのウイルスに曝露されたら症状が重くなるというような単純な話ではなくて、

ウイルスによって炎症反応が起こるかどうかは、ウイルス量に関わらず自己/非自己を区別するための免疫システムが誤作動するかどうかに関わっています。

大量のウイルスにさらされたとしても免疫が正常に働いていれば炎症反応は誘導されないということもあると思います。

ほとんど密閉空間で多くの感染者を出したダイアモンドクルーズ号で全員が全員発症していないことがその仮説を支持しています。

ウイルスにさらされたけれど無症状の人、ウイルスにさらされて症状を発現した人、どちらにもウイルス塊は確認できません。

ということはウイルスの量は症状発現の有無に関わっていないであろうことを意味しています。

ウイルス分子を自己だと判断すればウイルスはいてもただそこにいるだけというキャリア状態、あるいは潜伏感染という状態になるだけですし、

ウイルス分子を非自己だと判断すれば、細菌よりもはるかに小さな断片は速やかにマクロファージなどの抗原提示細胞に貪食されて速やかに分解されるだけで、

その反応がどこまでこじれたとしてもウイルスが増え過ぎて塊になるという事実はこれまでに観察されたことはありません。

つまりウイルス感染症は確かにきっかけはウイルスという、その人にとって非自己分子と判断されてしまった分子と遭遇したことだったかもしれませんが、

その後はすべて自分のシステム不良が悪化させている出来事、もっと言えば最初の非自己分子と誤認識してしまうものもシステム不良によって引き起こされていると、

すなわち「ウイルス感染症は自己システムのオーバーヒート状態である」という論が成り立つわけです。

少なくともそう考えると、病原性ウイルスではない公算の高いコロナPCR検査を陽性にさせる何かが世界中で検出される出来事と同時に、

肺炎を中心とした重症患者が世界中で発生しているという事実を説明可能だと思います。

さもなくばコロナのPCR検査ではわけのわからない分子を検出しているのだけれど、

結局、検出できていない何らかの病原体がこれらの患者さんを生み出しているということになり、結局病原体によるパンデミックという構造になってしまいます。

PCR検査の問題は置いておくにしても、何らかの病原体によるパンデミックだと仮定するとおかしなことが起こり続けているのです。

最大の矛盾点は、病原体の直接伝播によるにしては「一気に世界に拡大し過ぎている」という点です。

飛行機をはじめ交通機関が発達して様々な人が国境を越えて行き来する時代なので、確かにどこで誰が感染してもおかしくはないかもしれませんが、

それにしても有症状者の局所性がなさすぎです。どこの国も国内で一例目が確認されたら、まぁ瞬く間に国中のどこでも感染者がいる状況になってますし、

一番よく動向が見えていた日本においても、日本の玄関とも言える東京やその周辺に感染者が集中しているというよりは、

検査の実施数に比例するように東京、大阪、愛知、福岡、北海道などで感染者が増えているという状況にいきなりなっていたように記憶しています。

その現象自体はPCR検査の本質的な問題点によってもたらされたものであったかりそめの感染拡大であったとしても、

実際に症状を認めている人の数も同様に都市部に集中する傾向が認められていたと思います。これだとある意味でPCR陽性者が感染者だと思われてしまうのも無理もないでしょう。

しかしその特徴そのものが病原体が直接伝播して起こったとは到底思えない観測事実なのです。

これはヒトからヒトへと丁寧に直接伝播を繰り返して感染が広がったというよりは、

全国に普遍的に存在する何らかの非自己分子、それはヒトによって同じものとは限りませんが、それにそれぞれの地域で接触したことをきっかけに炎症という異物除去反応が起こり、

一方でこちらは世界に一瞬で広まったコロナの不安/恐怖情報によって異物除去反応が容易に収束しない持続性異常緊張状態がもたらされたという風に考えることはできないでしょうか。

もっとシンプルに言えば、「それまでも普通に一定の確率で起こっていた風邪イベントが2019年12月から急速に世界へ広まった不安/恐怖情報によって重症化させられてしまった」といえるのではないかと私は考えるわけです。

だとすれば、コロナから逃げるのはいかにも無意味な現象だし、

コロナを不安/恐怖に感じれば感じるほど病状が悪化するのだということになってしまうので、

結局、PCR検査をやめて元の生活に戻るというのが一番妥当な判断ということになるのではないでしょうか。

そう考えると、2002年に中国で局所的に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)が、

なぜ同じコロナウイルスでかつ診断にPCRを用いていたのに、今回のような世界的な感染拡大につながらなかったのかについても説明可能です。

最大の違いは不安/恐怖情報が中国国内に留まっていたためだと思います。

世間的にはSARSが局所感染に留まった理由は、2020年の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に比べて病原性が高く、隔離が有効に働いたためだと言われていますが、

大橋先生の本にも書かれていましたが、感染力が強いということは増殖速度が速いと、増殖速度が速いということは変異率も高いということでもあります。

SARSはおよそ1年かかって収束宣言が出されているわけですが、そんなに変異率の高いコロナウイルスが1年にもわたって同じPCR検査で検出され続けていたというのには無理がありますので、

SARSにおいても現在の新型コロナウイルスのように検査をやればやるほどPCR陽性者が検出されるという現象が起こっていて然るべきであったはずです。

しかし実際にはそれは起こらなかった。なぜならば「SARSは重症肺炎患者」という情報が広まっていたので、よもや無症状の人にPCR検査を行うという発想自体が存在していなかったからだと思います。

すべてはPCR検査の誤解とインターネットによって不安/恐怖情報が一気に拡大する社会がもたらした人災だとまとめることができるのではないかと思います。



ところで「ウイルス感染症が自己システムのオーバーヒート」になってくると、

コロナのみならず、すべてのウイルス感染症を抜本的に見直す必要にも迫られてくるのです。

はたして今までウイルスによって引き起こされていたと考えられる様々な病気はすべて本当に正しいのかという再検証が必要だということです。

これまでもAIDS麻疹天然痘などの見直しはすでに図りました。

あるいはワクチンの有効性そのものにも疑問を持つようになりました。

まだまだ検証すべき点は残っていますが、この見直し作業によって従来の病気の見方を抜本的に見直す必要性に気づくことができています。

今回の一連の騒動は医療が変わるための最大のチャンスだと受け止めるべきだと私は考えています。


たがしゅう
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