ワクチンでは根本治療に至らない
2020/06/03 21:00:00 |
ワクチン熟考 |
コメント:6件
今日はワクチンに対する現時点での私の考え方についてまとめておきたいと思います。
結論から言いますと、私が思うワクチンとは、「人為的な獲得免疫強化方法だけれど、一定のキャパシティ(許容範囲)を超えると自然免疫を弱体化させうるもの」です。
ワクチンの起源は18世紀末、当時の天然痘(種痘)というウイルス感染症に対して、
一度罹患したら再び罹患しないという事実に注目したイギリスの医学者エドワード・ジェンナーが、
天然痘患者の膿疱から抽出した液を健康な人間に接種することで発症を防ぐことができることを発見したということに由来します。
この歴史的な事実を真とする限り、同一病原体及びそれに類似する構造物を人為的に触れさせる行為が、
少なくともその病原体に対する獲得免疫システムを賦活し、その病原体による感染症という現象の発生を防ぐというのはもっともらしい話に思えます。 この獲得免疫というシステムの意義について考えた時に、それは「環境適応」にあると私は思います。
生物がこの世に生を受けた時点では先祖から受け継がれた遺伝情報の影響もあってまずデフォルトの自然免疫システムが備わっていることになります。
しかしその生物が出生後どのような環境で生きて、どのような未知の物質と遭遇するかは生物によって様々です。
デフォルトの自然免疫システムは最低限生き延びるためのシステムとして用意はされているものの、
相手によっては対応が困難となり、その相手に対する新たなシステムを構築する余地がないとその環境に適応できないということになります。
その自然免疫システムで対応できないものに対応し、新しい環境へ適応させていくためのシステムが獲得免疫システムなのではないかと思います。
これは寒い地域に在住する人が、寒さに適応するようになったり、
アルコールに弱い人が何度も飲酒を繰り返して少しずつ飲めるようになっていく身体に備わった適応反応のうちの一つだということもできます。
そしてその獲得免疫システムを賦活するイベントが感染症と呼ばれる現象であるわけです。
感染症というイベントを通じて生物はその困難な環境に適応するために自身の持っているシステムの再構築を余儀なくされることになります。
その時にエネルギーの再分配が行われるはずです。食欲が落ちるとか、身体がだるくなったりするのは、
消化や筋肉活動に必要なエネルギーを最小化して、免疫システムの再構築に最大限のエネルギーが費やすように仕向けられていると考えれば合理的です。
全身性に起こる発熱、局所の臓器や組織で起こる咽頭痛、咳、下痢などの感染症に伴う症状はいずれも「炎症」という生体防御反応の結果として起こっている現象で、
食欲不振や全身倦怠感によって節約されたエネルギーは、主としてこの「炎症反応」と「免疫システムの再構築」に費やされるものと思われます。
その目的は「今起こっている困難をもとの状態に戻すこと」と「同じような目に遭遇した際に二度と同じことを繰り返さなくて済むこと」にあり、要は「現状復帰」と「環境適応」です。
そして主に現状復帰のために働いているのが自然免疫システム、環境適応のために働いているのが「獲得免疫システム」、そのプロセスの結果として起こっている現象が「炎症反応」だと整理することもできそうです。
生まれた時にすでにデフォルトで備わっている自然免疫システムは、その生物がその後の人生の中で様々な物質に触れていくことによって、
自然免疫システムで処理されているうちは恒常性が保たれているわけですが、時に崩される物質と遭遇した時に、
感染症というイベントを通じて自然免疫の再調整と、獲得免疫の再構築が行われ、それを繰り返すことによって現状復帰しながら環境に適応していくという流れをとっていると思います。
ところが何らかの原因でこの「現状復帰」+「環境適応」の仕組みを動かすのに十分なエネルギーが調達できない、あるいはこの仕組みを動かす部品が足りなかったり、部品の品質が低下し故障してしまったりする時に、
「現状復帰することができず、環境に適応しきれない」という状況が生み出されてしまうと思います。これがいわゆる「感染症が重症化した状態」です。
さて、本来は獲得免疫のシステムは未知の物質、というよりも自己と不適合の物質といった方が適切かもしれませんが、
そうした物質と出会うことによって強化されるであろうことは容易に想像できると思います。
新しい物質と出会う度に、その都度対応する獲得免疫システムのラインが何本も出来上がっていくというイメージだと思います。
では自然免疫のシステムはどうすれば強化されるのでしょうか。それとも生まれた時に備わっているデフォルトの自然免疫が最強で後は衰えていくだけなのでしょうか。
生まれた時点で最強というのは少し考えにくいと思います。なぜなら脳にしても、筋肉にしても、消化管にしても、
生きていて使いこなしていくことで機能が強化され洗練されていく側面があるからです。自然免疫のシステムだけこの流れに沿わないというのは無理があるでしょう。
ならば自然免疫システムが強化されるのはどんな時かと言いますと、「あらゆる外部の物質にさらされる人生の全てのタイミングにおいて」ではないかと私は思います。
そもそも自然免疫というのは、「自己」と「非自己」を区別し身体の恒常性を維持するためのシステムです。
外界のあらゆる物質に対して、それは「自己」なのか、「非自己」なのかを選別する必要があります。そうしなければ無造作に「非自己」を体内に入れてしまうことになり、そんな事をしていたらたちまち秩序が崩壊してしまうことは想像に難くありません。
従って、自然免疫は外界物質に触れ合う頻度の強弱こそあれど、基本的には常に緩やかに刺激され、鍛え続けられているシステムだと考えられます。
そして自然免疫を鍛える刺激の中には、獲得免疫システムが強化される感染症イベントも当然含まれています。
BCGワクチンで話題になった獲得免疫強化目的で打ったワクチンで自然免疫も強化される「訓練された免疫(trained-immunity)」状態は、すべての抗原接触により引き起こされうるのである意味で当然の話ですし、
それは何もBCGワクチンに限った話ではなく、どんな外来物質と接触しても、自然免疫システムは「訓練されうる」と思います。
さて、そうするとワクチンとは冒頭にも申し上げたように「人為的な獲得免疫強化手段」です。
BCGワクチンに限らず、ワクチンを打てば打つほどその度に自然免疫が強化されて、どんな外来物質に対しても対抗できる最強のシステムが構築されていくのでしょうか。
おそらく私はそうではないと考えます。なぜならば人間の中で扱うことのできるエネルギーには限りがあるからです。
ワクチンという人為的な手段による外来物質との出会い方は、自然界での遭遇では考えられないほど高濃度でかつ局所に限局させられた非常に不自然なものです。
通称ハンコ注射として知られるBCGワクチンの接種後に四角い形に整然と並んだ点状の注射痕がしばらく残っていたり、あるいは人によってずっとその痕が残り続けることがあるという事実は、それほどまでに強い抗原抗体反応が惹起されていることの傍証と言えるのではないかと思います。
そうすると確かに獲得免疫システムは強力にブーストされるかもしれません。従ってワクチンは確かにターゲットとする病原体に対する免疫を高める効果はあると言えるでしょう。
では自然免疫システムの方はどうかと言いますと、先程述べたように人為的であろうがなかろうが、外来物質と接触する機会が与えられるわけですから、ワクチンの刺激で自然免疫システムも訓練されるはずです。
しかし、その割合は獲得免疫システムの賦活の方にかなり偏っている可能性が高いです。
なぜならば自然界ではありえない量と経路で入っていますし、ワクチン接種後痕の腫脹から特定の物質に対する強い抗原抗体反応が惹起されていることが想定されるからです。
そして何らかの原因でもしもこれらの獲得免疫システムの強化、及び自然免疫システムの訓練に必要なエネルギーが足りなくなっている状態だと仮定すると、
おそらく優先されるのは強力にブーストされる獲得免疫システムの強化の方だと思います。一方の自然免疫の方はエネルギー不足の状況下では訓練されなくなってしかるべきです。
これは例えるなら、極端に偏った環境で専門的な勉強ばかりしていると一般的な常識が損なわれやすくなり、専門的なことしかわからなくなった専門家のような状態だと思います。
「自己」と「非自己」の区別を司る自然免疫システムが訓練されなくなっていくことによって起こることは、「自己」に対して「炎症反応」が惹起されてしまう誤作動や、「非自己」なのに自己と勘違いして体内に入れ込んでしまい延々と炎症システムが惹起され続けてしまう潜伏状態だと思います。
では何がエネルギーを枯渇させる原因は何かと言えば、エネルギーを生み出す糖質や脂質といった栄養素が不足する、といった状況はこの飽食の時代においては少なくて、
ほとんどの場合は他のシステムの駆動にエネルギーが大量に消費されている時ではないかと思います。それがいわゆる基礎疾患ありとされる状況です。
基礎疾患があるということは身体のシステムの一部が過剰適応を起こしているということの現れです。高血圧症であれば血圧を上昇させるシステムが過剰適応していますし、糖尿病であれば血糖値を上昇させるシステムが過剰適応しています。
そうした過剰適応の状態が多ければ多いほど、免疫システムの正常駆動に費やすことができるエネルギーが少なくなっていき、
ワクチンによって人為的に過剰駆動させられた獲得免疫システムが優先される裏で、自然免疫システムがエネルギー不足のあおりを受けて真っ先にあおりを受けて、上述のシステムの誤作動や異物の潜伏状態が引き起こされてしまうのではないかと考えられるわけです。
ちなみに糖質制限は糖代謝から脂質代謝へとメインのエネルギー代謝を切り替えることによって、
糖質よりも格段に多いエネルギー(ATP)を得ることを可能にし、エネルギーのキャパシティを増やす方向に仕向ける方法となりえます。
従って、糖質制限実践者の方が同じようなエネルギー需要が高まる状況におかれた場合に、自然免疫システムが破綻しにくいという強みがあるのではないかと考えています。
またワクチンのような人為的な物質接触であれば、標的とする物質に対する獲得免疫はさぞブーストされるだろうと思いきや、そうとも言い切れない部分もあります。
例えば、BCGワクチンは結核を予防する目的のワクチンですが、日本ワクチン学会が編集したこちらの本によると、
ワクチン: 基礎から臨床まで (日本語) 単行本 – 2018/10/15
日本ワクチン学会 (編集)
BCGワクチンの若年者での結核を予防する効果として、結核性髄膜炎や粟粒結核といった結核の重症型を予防する効果が73%、77%であったと、
また成人に対する結核予防及び進展防止効果は、まったく効果がないとするものから高い効果を示したとされるものまでまちまちです。
けれどハンコ注射の腫れ具合でも推察されるように強い抗原抗体反応はまず間違いなく惹起されています。個人的には、その割に感染予防をもたらしうる獲得免疫のブースト効果はその程度のものなのか、という印象が拭えません。
いわんや、自然免疫が強化されて新型コロナウイルス感染症を予防する効果がはたしてどれほどあるだろうかという気がしてしまいます。
ちなみにこの本には「BCGワクチンの予防効果は一般的に10年〜15年と考えられている」という記載もありました。
そうであれば、BCGワクチンに過度な期待はかけられないし、現在高齢者以外日本人、BCGワクチンの効果がとっくに切れているであろう20代や30代、40代の人達での死者が少ないとされているのは、BCGワクチンを受けているせいではないだろうと私は思う次第です。
これはあくまでも私の仮説です。ただ事実に基づいて論理的に導いてきた仮説です。
もしもこの仮説が正しいと仮定すれば私達がすべきことは新型コロナウイルスのワクチン開発を待つことではないように思います。
自然免疫システムが壊れないように他のすべてのシステムをオーバーヒートさせないこと、オーバーヒートしそうになったら必ず休ませてメンテナンスすること、
エネルギーに余裕を持たせるために脂質を中心としたエネルギー代謝に切り替えるべく糖質制限を基本におくこと、
その実践に際して、ストレスをため込まないようにストレスマネジメントを意識した糖質制限を心がけること、
そしてシステムをオーバーヒートさせやすい交感神経過緊張状態を避けるために、いつも心穏やかにゆとりを持った生き方を心がけること、になるのではないかと思います。
多分に私の推測も混ざる仮説ではありますが、この仮説に矛盾する事実と遭遇しない限り、
私はこのような考え方でこれからの時代を生き抜いていきたいと思っています。
たがしゅう
プロフィール
Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
オンライン診療医です。
漢方好きでもともとは脳神経内科が専門です。
今は何でも診る医者として活動しています。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。
※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。
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コメント
Re: タイトルなし
コメント頂き有難うございます。
納得できないのも無理もないと思うほど常識外れなことを言っていると自分で思います。
しかしながらこの辺りの話はよくよく掘り下げるとおかしなものがゴロゴロと転がっています。
私も悪戦苦闘しながら思考を繰り返しております。間違っているところもあるかもしれません。もしも納得できない点があればどうかご遠慮なくご指摘頂ければ幸いです。直ちに見直させて頂きます。
ワクチン至上主義はおかしいと思います。
1.ワクチンを打たないと本当に感染症は防げないのか。
2.ワクチンを打つと本当に感染症を防げるのか。
3.ワクチンは本当に安全なのか(アジュバントなど)。
実際糖質制限してタンパク質、ビタミンを十分摂っていればワクチンなど打たなくても風邪などほとんど引かなくなりますし、引いても半日ほどで治ってしまいます。逆に糖質中心の食事をしながらワクチンを打っていた頃は毎年風邪をこじらせて寝込んでいました。私の中では
糖質制限 >>>>>>>>>>>>> ワクチン
くらいの感覚です。
そもそも旧来のインフルエンザさえワクチンで防げないのに、新型コロナをワクチンで防げるのでしょうか。
ウィルスは無数にあるのに全部ワクチンで防ごうと思ったら毎年何十種類もワクチンを打たなくてはならなくなってしまいます(実際犬の世界ではそうなってます)。そんな事をして本当に安全なのでしょうか。
やはり感染症に対抗するには自分の免疫力を整える以外に無いと思うのです。
そういった点で、免疫力に目をつけてらっしゃるたがしゅう先生のお考えに共感します。
世間では政治も医療もワクチンに傾倒しています。
そのうち人間も犬のように買い物に行くにもホテルに泊まるにもワクチン接種証明書の提示を求められるようになるのでしょうか。
そんな社会になってしまう事を危惧しております。
Re: ワクチン至上主義はおかしいと思います。
コメント頂き有難うございます。
私もワクチンについては立場を保留にしていた所がありましたが、
ここに来て一気に否定派に傾きつつあります。
新型コロナウイルスの問題を深く考えれば考えていくほど、
今までのウイルスの捉え方は抜本的に間違っていたと考えざるを得ないように感じています。
私もワクチンよりも糖質制限の方がはるかに有用な免疫力調整法だと考えています。
かつて結核で亡くなられた人々、天然痘のパンデミックの歴史学ぶとそういった部分では幸せな状況にあると思っています。
Re: タイトルなし
コメント頂き有難うございます。
ワクチンに関しては、今一度考えをまとめようと思っておりますが、
まず私の疑問の一つは、数多あるウイルスの中でワクチンでその存在を根絶できたとされるのは「天然痘ウイルス」ただ1種類のみなのはなぜか、ということです。
また結核菌や麻疹ウイルスといったワクチンでかなりの部分予防できると言われる病原体もごく少数で、
それらがワクチンで予防できると言われるようになった時期と、衛生面や食環境の改善が見られ始めた時期は概ね一致しているので、本当にワクチンを打ったから予防できたのか、生活環境が改善したためなのかが判別困難の可能性があるという点も検証が必要だと思っています。
そしてインフルエンザをはじめ、多くの細菌やウイルスに対するワクチンは、その予防効果が完璧ではないのが紛れもない現実だということも押さえておく必要があります。そうした情報を元に常識的価値観に捉われることなく、私は私の考察を進めていきたいと考えています。
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