コロナのPCR検査は何を調べているのかわからない

2020/12/11 06:00:00 | おすすめ本 | コメント:2件

新型コロナウイルス感染症騒動の肝部分とも言えるPCR検査の問題点について、

非常にわかりやすく紹介されている下記の本を読了しました。



PCRは、RNAウイルスの検査に使ってはならない (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2020/12/3
大橋 眞 (著)


今回のコロナ騒動で初めて出現した「無症状感染者」という概念、

これが生み出された理由は、PCR検査の性質を誤解したまま世界中に人達に行うように突き進んでしまったことにあると、

つまりは今回PCR検査が新型コロナウイルスパンデミックという幻想を生み出したと、著者の大橋眞先生はおっしゃっていました。 大橋先生は今回のコロナ騒動の中で、PCR検査の問題点を論理的に主張される人物として、

「学びラウンジ」というYouTubeチャンネルでも情報を発信されていて、かなり注目を集められた方だと思います。

その主張がまとめられている今回の本を読んで、私自身も勉強になるところが多々ありました。

一番読んでよかったのは、一般にPCR検査の信頼度の象徴である「特異性99%」という特徴の解釈についての説明部分です。

PCR検査がウイルス遺伝子の断片を増幅して検出している検査であるということはテレビ等の解説で知っている人も多いと思いますが、

その上で「特異性99%」という情報を聞くと、「病原性ウイルスの遺伝子断片を99%の確率で検出することができる検査」だという風に思ってしまう人も多いかもしれません。

しかし、大橋先生は「特異性99%」の意味を次のようなたとえでわかりやすく解説されています。

(以下、p37-38より部分引用)

遺伝子の話を建物の設計図にたとえて考えてみる。

(中略)

PCR検査は、遺伝子を検査して、病原体を同定しようとするものだ。

しかし、同定という手段に用いているのは、全体の遺伝子情報のごく一部である。

設計図の切れ端を見て、建物全体を想像するようなものなのだ。

より正確には、PCR検査での同定は、設計図図面の切れ端だけを見て、

2つの建物全体が同じであるという推定をするようなものであるということだ。

これが、PCR検査の実態である。

(引用、ここまで)



ウイルスを建物にたとえて、その遺伝情報を設計図にたとえて、

PCR検査はごくわずかな設計図から、もとの建物を推定するような行為だと、

どのくらいごくわずかかといいますと、騒動の発端となった2019年12月の中国論文で公開されている新型コロナウイルスの全ゲノム(遺伝情報)が約3万塩基だそうですが、

PCRで同一性を確認する部分はプライマーと呼ばれる20塩基×2=40塩基分のみであって、実に750分の1という少なさです。

750分の1しか遺伝子が一致していることが証明できていないのであれば、たまたま750分の1部分だけ一致している別のものをPCR検査で陽性だと引っかけてしまう可能性は十分ありますし、

そもそもPCR検査は5%以上同一性が異なれば、陽性だと判定できなくなっている仕組みであるにも関わらず、

平均して4ヶ月で5%、1年で15%ほど変異が起こるRNAウイルスに対して、

同じ設定のPCR検査で継続的に陽性者が一定の確率で検出され続ける状況は理論的におかしいと、

従って、新型コロナウイルスのPCR検査で検出しているものは、中国論文で公開された遺伝情報を持つ新型コロナウイルスでははなく、

別の変異しないか変異速度が遅い構造物、例えば人間の細胞のDNAに組み込まれたレトロウイルスの複製物である可能性が高く、そうだとすればPCR検査は必然的に病原性ウイルスを検出していないという結論になると、

さらにはそもそも元の中国論文で示された3万塩基のウイルスの遺伝情報は、肺炎患者の喀痰の中に「次世代シークエンス」という方法でその遺伝情報があることを明らかにしたに過ぎず、

その遺伝情報からウイルスが複製されることも、そのウイルスが病原性を持つということも、未だに誰も証明できていないのだというのです。

これではそもそもPCR検査で何を調べているのかわからないと、

それなのに、武漢での医療パニックの映像、クルーズ船での感染蔓延の報道などを通じて、恐怖のイメージだけが広まってしまっているというのです。

故に、「PCR検査が止まれば、コロナは終わる」というのが大橋先生の結論です。


ただ、納得のできないところもありました。

大橋先生は「ウイルス数は、症状の程度と正の相関がある(p138)」と述べておられます。

たとえばインフルエンザではウイルス量が数千万にならなければ症状が発現しないとも述べられ、ごくわずかな遺伝子断片を増幅し検出するPCR検査でウイルス数の推定は不可能だという論点を述べておられますが、

この本全体ではいろいろと参考文献を引用されてはいるのですが、このインフルエンザの数千万の部分に関しては文献が引用されていませんでした。

一方私自身はこの「ウイルス数が多ければ多いほど症状が強く出やすい」という意見には否定的な見解を持っています。

なぜならば私はいまだかつで重症ウイルス感染症患者さんでさえ、ウイルス塊というものを見たことがないからです。

ウイルスの大きさはざっくりと直径で言うと細菌の10分の1です。細菌は重症はもとより、中等症であっても感染巣という病原体の塊を作ります。

それなのに私はウイルスが増えに増えて固まりとなった姿を見たことがありません

最初の大きさに10分の1のハンデがあるにしても、倍々ゲームですぐ増殖するわけですし、

病原性が強いウイルスであればこそ、増殖速度が速くて免疫機構での対処が追いつかないという理屈があるので、増殖を繰り返して大きくなっていって然るべきです。



インフルエンザが数千万に増えて、免疫細胞が対処できなくなって症状が出るというのであれば、その数千万以上に増えたウイルスはどうしてどこにも見えないのでしょうか。

他にも疑問はあります。新型コロナウイルスのPCR検査がいかにわけのわからないものを見ているかということはよくわかりました。

それでは同じコロナウイルス感染症であった2002年に中国で流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)では、なぜ同じような混乱が認められなかったのでしょうか。

そして最大の疑問は、PCR検査がそもそも病原体ではないものを検出しているかもしれないのだとして、

今世界中で苦しんでいる患者さん達の症状は一体何が原因で起こっているのでしょうか。

実はこれらの疑問に対しては、これまで積み重ねてきた考察で私自身は答えを持っています。

次回はこれらの疑問に対する私なりの答えを、

もうこれ以上コロナに惑わされないようにするためにも、

今一度整理したものを記事にしたいと思います。


たがしゅう
関連記事

コメント

2021/09/27(月) 19:52:48 | URL | イエス #-
日本人のYAP遺伝子を調べているだけだと思います!

Re: タイトルなし

2021/09/29(水) 07:10:14 | URL | たがしゅう #Kbxb6NTI
イエス さん

 コメント頂き有難うございます。

 YAP遺伝子について詳しくはありませんが、軽く調べてみると日本人の5000万〜6000万人が持っているとされる遺伝子のようですね。
 日本、チベット、アンダマン諸島などの世界の限られた地域でしか存在しないともあります。
 https://minnanohall.com/ハッピー村/yap遺伝子/

 そうなると、世界中でPCR検査の陽性者が観察される事実に矛盾を生じるように私は思います。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する