Twitterを始めてわかったこと
2019/01/15 00:00:01 |
自分のこと |
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ふと思いついてTwitterを始めてみて約1ヶ月あまりになりますが、
実際にやってみて、こんなに面白いものだったのかということに驚いています。
今のところ割とコンスタントにつぶやけている感じなのですが、
正直、始める段階の時には、自分がこれだけつぶやけるとは想像だにしていませんでした。
むしろ、ブログと並行しながら、毎日のつぶやきをどう維持していこうか、という感覚でした。
ところがふたをあければ、つぶやき始めたらこれがどんどんアイデアが浮かんでくるのです。 自分で言うのもなんですが、私はTwitterに向いているのかもしれません。
そう言いながら、Twitterの機能をまだまだ全然使いこなせていない私ですが、
本日はここまでTwitterを使ってみての私なりの感想をまとめつつ、最後にお気に入りのつぶやきをここに残しておきたいと思います。
端的に言って、Twitterは自己内省と他者貢献が同時に、しかも効率的にできる優秀なツールです。
140文字しか書けない小さなブログ、というわけではありませんでした。
ブログのようなまとまった記事となる文章を書く際には、何かしらのネタとなる話題が必要となります。
そのネタというのは、日常生活の中から日々生み出されるものなのですが、ある程度の内容のあるネタでないとブログ記事まで膨らませることができません。
そのためネタの種のようなものを思いついたとしても、それがあまりに些細なことであったりすると、そのままスルーしてしまうことがあったのです。
勿論、今までもそうしたネタの種がもったいないからといって一応メモ帳に残しておくということくらいまではしていました。
しかしメモ帳に書かれたそのネタの種は、ネタとして小さすぎてたいていの場合見返されることもなく、そのままメモ帳の中に埋もれてしまうということがほとんどでした。
ところがTwitterを始めることによって、そのように今までならスルーされていたネタの種を、
140字くらいでなら表現できるのではないか、ということでつぶやきとして新たな命を吹き込んであげることができたのです。
今、「命を吹き込む」という表現をしましたが、情報とは誰かに伝わってこそ意味を持ちます。
今まで私のメモ帳の中で埋もれていたネタの種は、情報としては死んでいたも同然であったわけですが、
Twitterはそのネタの種に活躍の場を与えたわけで、命を吹き込んだといっても過言ではないのではないかと思います。
そしてそうやってネタの種に注目することで、実はネタの種は1日の中で何度も芽生えては消え、また芽生えては消えているという事実に気付くことができるようになりました。
私はネタの種に気付いたら、即ツイートして何らかの形に残す、また気付いたらツイートするというサイクルを1ヶ月ほど繰り返してきました。
そのようにしていくと、今まで以上に自分がどういう考えを持っているのかという自己内省がこれまで以上にはかどってきたのです。
なおかつ私にとってはネタの種程度の情報であっても、
それをツイートしてフォロワーの方々と共有することで、誰かの役に立っているという実感も持つことができるようになりました。
それはコメントにいいねしてくれたり、リツイートしてくれたり、コメントまで返して下さる方々のおかげです。
ブログでも他者貢献できている感覚はありましたが、Twitterではそれがより効率化されたという感じがしています。
また、よく評されるように、Twitterはそのスピードが持ち味です。
先日、私の住む地域でも地震がありましたが、自分が無事であることを知らせるツールとしてTwitterは最強かもしれません。
あるいは自分が考えていることについて周りはどう思うのかということに関するリアクションも、リアルタイムに近い感じでリアクションを得ることができるので、
特に今後何か新しいことをしようと考えている自分にとっては、非常に有用なツールとして使えています。
ただ逆に情報収集ツールとしては質が低いように感じました。
やはり自分でもネタの種と言っているように、流れてくる情報もどうしてもそれなりの質のものとなってしまいます。
それにTwitterでもつぶやきましたが、何度もコメントしていると、いいねが多くなるコメントをするように無意識に自分が誘導されていくリスクもあるように思います。これは気をつけておかないといけません。
あと折角言いことを言ったとしても、流れていってしまい、思考の樹の育成材料となりにくいという点にも注意が必要です。
というわけで、折角のつぶやきが流れてしまわないように、このブログの場で一旦お気に入りのつぶやきを残しておこうと思います。
Twitterは何となく良くないと思っている方がもしいれば、実際にやってみて判断するのでも悪くはないかもしれませんよ。
それでは、私のつぶやきをどうぞご覧ください。
勉強会で教えてもらうのではない。自ら情報を取りに行くのだ。
— たがしゅう (@tagashuu600) 2018年12月7日
情報不足には量的と質的とがある。悪質な情報が混ざれば情報量があっても質的情報不足。質を見極めるには、「事実を見よ、解釈を疑え」
— たがしゅう (@tagashuu600) 2018年12月7日
神学者ニーバーの祈り。「神よ与え給え。変えられないものを受け入れる心の静けさを、変えるべきものを変える勇気を、そしてこの二つを見分ける叡智を」・・・響く言葉だ。
— たがしゅう (@tagashuu600) 2018年12月8日
「素人だからわからない」
— たがしゅう (@tagashuu600) 2018年12月9日
医師をしていてよく聞く台詞だが、考えることを放棄するリスクで損害を被るのは自分の身体。他の分野ならお金の損失で済むが、健康はそうはいかない。本当にそれでよいのか。
プラセボ効果を上手に引き出せるのも立派な医療と捉えられるべき。プラセボ効果を最大限に高め、ノセボ効果を最小化するのが主体的医療と言い換えることもできる。
— たがしゅう (@tagashuu600) 2018年12月13日
ツイートは種、ブログは枝、書籍は幹。すべて思考の樹につながる。
— たがしゅう (@tagashuu600) 2018年12月14日
医学論文は本当に参考程度にした方がよいと思う。どれだけ有名な医学雑誌の論文であっても。特に疫学論文は見えないところで改ざんの余地はあるし、きちんとした統計をしたとしてと集団で平均化され個性は潰される。結局真実はこの目で確かめるしかない。
— たがしゅう (@tagashuu600) 2018年12月15日
あせりは仕事の質を落とす。
— たがしゅう (@tagashuu600) 2018年12月22日
ゆとりは仕事の創造性を高める。
量よりも質を意識した働き方改革を。
身体科は「精神的なことは精神科へ」
— たがしゅう (@tagashuu600) 2018年12月31日
精神科は「身体的なことは身体科へ」
西洋医学的な要素還元論による専門分化、分業化が生み出した最大の弊害と考える。なぜならば全ての病気で心と体は密接に関連しているから。しかも対処法はほぼ西洋薬のみ。よくなるわけがない。
「バカは風邪を引かない」という言葉があるが、その心は「適切なストレスマネジメントができていれば免疫系は正常に機能する」ということなのかもしれない。
— たがしゅう (@tagashuu600) 2018年12月31日
自分より若い人が自分よりはるかにすごいことをやっている。
— たがしゅう (@tagashuu600) 2019年1月5日
嫉妬で終わるか、無視してスルーするか、それとも彼ら彼女らの活動に敬意を表し、自らの学びに活かすかどうかは自分次第。
多くの医者は患者の立場を経験しないまま患者を指導する
— たがしゅう (@tagashuu600) 2019年1月5日
「薬を飲んだ方がいいですよ」
「手術は受けた方がいいですよ」
それは常識という名の他者の価値観の受け売りで本質的にはその医者の意見ではない。一方、同じ病気を経験した医師の助言は一歩本質に近づく。
「緩やかな糖質制限」という言葉の裏には「極端な糖質制限」という言葉が隠れている。しかし世間が「極端」だと表現する糖質制限こそ私は「標準的な糖質制限」だと考えている。なぜなら農耕開始以前は自然界にはそれくらいの糖質しか存在していなかったから。何が標準かは自分の身体で確かめるとよい。
— たがしゅう (@tagashuu600) 2019年1月8日
救急医療の現場は鬼のように忙しいことを私は経験している。その忙しさを緩和するのに自分が救急医になるのも一つだが、私は優れた予防医になることで結果的に救急医療の忙しさを緩和し、忙しさのせいで質が落ちることのない形へと適正化させることで救急医療に貢献したいと考えている。
— たがしゅう (@tagashuu600) 2019年1月9日
糖質制限はカロリー制限の無理難題さに比べると実践の自由度が高い。なにせ「食べてはいけない」ではなく、「食べるものを変えよう」であるから。ただし欠点があるとすれば血糖値に意識が縛られてしまうこと。基本がわかれば数値よりも体調に目を向ける意識改革がストレスマネジメント的にも望ましい。
— たがしゅう (@tagashuu600) 2019年1月10日
様々な医療情報に振り回される患者。糖質制限関連でも同じ。私は主体的に動く糖質制限実践者なので、いかなる情報にもまどわされない。しかし受動的な糖質制限実践者はネガティブキャンペーンの度に振り回される。
— たがしゅう (@tagashuu600) 2019年1月11日
「素人だからわからない」のスタンスを捨てない限り、悪循環を断ち切ることは難しい。
自信を持つのはよいことだ。
— たがしゅう (@tagashuu600) 2019年1月11日
しかしどれだけ自信がある時でも、「自分はもしかしたら間違っているかもしれない」という気持ちは頭の隅に置いておいた方がいい。
なぜならば人間は不完全な生き物だから。用いるツールが完全だとしても、それを用いる私達は不完全だから。
「糖質制限」という名前だけ聴くと糖質を控えるだけの治療法だと短絡的に捉えられがちだが、それと同時に脂質・タンパク質をしっかり摂るというのも忘れないのが、糖質を控えるのと同じくらい大事な「糖質制限」の重要事項。ここだけは誤解のないように伝えていきたい。
— たがしゅう (@tagashuu600) 2019年1月13日
【身体面】
— たがしゅう (@tagashuu600) 2019年1月13日
・糖質の制限→代謝の是正(質)
・脂質蛋白質の増量→材料の補充(量)
代謝が整っても材料がなければ身体は機能しない。材料があっても代謝が乱れていては身体は機能しない。質と量、身体機能発揮のための車で言えば両輪的存在。どちらが欠けても片手落ち。
【精神面】
— たがしゅう (@tagashuu600) 2019年1月13日
・自由度を高める→ストレス応答を最小化(量)
・心の在り方を変える→ストレス応答を最適化する(質)
自由度が高い環境を楽しいと思えなければストレス応答がオーバーヒートする。心の在り方を変えても次々と困難が降りかかればストレス応答が適応しきれない。量と質、精神機能も両輪。
がんに対するストレスマネジメントの一例。
— たがしゅう (@tagashuu600) 2019年1月14日
①自由度を高める
→標準治療を受けるだけが全てじゃない。世の中には自分に合う様々な治療法がある。何なら治療を受けないのもアリ。
②心の在り方を変える
→そもそもがんは敵じゃない。糖質過剰処理装置として自分の身体を守ろうとしてくれているもの。
いじめに対するストレスマネジメントの一例
— たがしゅう (@tagashuu600) 2019年1月14日
①自由度を高める
→学校(職場)だけが世界の全てじゃない。世の中には他にもたくさんの人間がいる。いざとなれば世界を変えたっていいんだ。
②心の在り方を変える
→いじめてくる相手にもそうしてくる理由が必ずあるはずだ。それを知れば何か変わるかも。
たがしゅう
Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
オンライン診療医です。
漢方好きでもともとは脳神経内科が専門です。
今は何でも診る医者として活動しています。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。
※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。
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