医療にも「父性」を取り戻す必要がある

category - 主体的医療
2020/ 11/ 20
                 
こどもが立派で魅力的な人間へと成長していくためには、

「父性」と「母性」の双方のバランスが保たれている必要があると、精神科医・樺沢紫苑先生の書籍「父滅の刃」から学びました。

「父性」とは明確なビジョンの下に自らの力で道を切り拓いていく強さ、

「母性」とは誰一人見捨てずに、人類皆兄弟として包むように愛する優しさ、

今世界で注目されている「SDGs(持続可能な開発目標;Sustainable Development Goals)」にも通じるような、この2つの要素をバランスよく兼ね備えていくことができれば、

多くの人達に勇気や希望などの良い影響を与える素晴らしい人間になれるのではないかと思います。

しかし現在は社会として「父性」が決定的に不足している時代だといいます。
            
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「父滅の刃」書評

category - おすすめ本
2020/ 11/ 19
                 
類い希なる情報発信量で攻め続ける精神科医・樺沢紫苑先生の新著「父滅の刃」を読ませて頂きました。



父滅の刃~消えた父親はどこへ アニメ・映画の心理分析~ (日本語) 単行本 – 2020/8/1
樺沢 紫苑 (著)


ベストセラーのきっかけとなった「アウトプット大全」をはじめ、「インプット大全」「ストレスフリー超大全」「ブレインメンタル強化大全」の「大全」シリーズが樺沢先生の本のイメージとしては強いのですが、

今回の「父滅の刃」は、樺沢先生の大の映画好きの側面と精神科医としての分析能力の高さが存分に発揮されている、「大全」シリーズとはまた別の樺沢先生のすごさがよく現れている本です。

一言で言えば、「父性」という聞きなじみの少ない言葉の性質と重要性について徹底的に分析してわかりやすく解説した本ということになるのですが、

「父性」とはこれだという明快な答えが書かれているというよりは、「父性」について考える時の土台となるような内容だと感じられました。
            
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治療法のない病気の検査体制を拡充させることは混乱しか生まない

category - ウイルス再考
2020/ 11/ 12
                 
最近、各地でまた新型コロナウイルス感染症の感染者数が増加傾向にあることについて、

日本医師会から「第3波と考えてよいのではないか」という見解が発表されました。

一方で重症者や死亡者が増えている傾向はあまり認められません。要するに無症状・軽症の患者数が圧倒的に増えてきているという状況です。

これは第3波が襲ってきたと考えるよりも、検査体制の拡充によってPCR検査が陽性だと掘り起こされる人の数が増えたということと、

寒さとともに風邪症状をきたし新型コロナウイルスの検査を受けようと思う人の割合が増えたことによる相乗効果ではないかと私は思います。

検査体制が拡充されることは良いことだと考える人も多いかもしれません。

しかしそれはあくまでも治療法が確立された病気での話です。「治療法もない病気の検査を拡充させることは有害でしかない」というのが私の考えです。
            
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ウイルス感染症と細菌感染症は本質的に異なっている

category - ウイルス再考
2020/ 11/ 05
                 
ウイルスの干渉とは自然免疫の持続刺激状態によってもたらされる他のウイルスの難感染状態であり、

BCGワクチンはウイルスと同様の細胞性免疫を中心とした自然免疫システムを刺激し続けることによって、ウイルスに対しての防御状態を作ることができる
」という意見があります。

今回はその意見に対する反論をまとめてみたいと思います。

まず何度も当ブログで繰り返している意見ですが、BCGワクチンの新型コロナウイルスに対する効果が自然免疫の賦活なのだとすれば、

なぜ今までは他のウイルス感染症に対して同じ疫学的特徴を取っていなかったのかという矛盾を解消することができません。

自然免疫とは広く様々な病原体に対して「自己」「非自己」の区別を通じて平等に効果がもたらされるはずのシステムです。
            
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統計データの裏で起こる事実を見逃さない

category - よくないと思うこと
2020/ 10/ 31
                 
南半球では夏に流行るはずのインフルエンザが今年は激減しており、

夏には日本でも例年認められるヘルパンギーナ、手足口病といったウイルス感染症が減っていることから

新型コロナウイルスが流行したことでウイルス干渉と呼ばれる現象を通じて、従来のウイルスが活動しにくくなったのではないかという仮説が言われていました。

しかしながらこの度、ウイルス干渉とは関係のない細菌感染症も今年は減少しているという情報が入ってきました。

具体的には、マイコプラズマ肺炎、RSウイルス感染症、A群溶連菌性咽頭炎といった細菌感染症の減少が確認されています。

情報で提示されているグラフを見ますと、1〜3月頃の感染者数は例年と遜色ありませんが、

緊急事態宣言が発出された4月以降よりガクンと患者数が減っています。
            
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