文章の作成力と表現力
2017/06/17 00:00:01 |
ふと思った事 |
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先日、ウチの病院のスタッフから院内広報誌用のドクターコラムを書いてもらえないかとの依頼がありました。
快諾して時期的に熱中症の話題について2時間くらいで書き終えて原稿をメールで送った所、
スタッフの人から「もう書かれたんですか!?」と驚かれるという出来事がありました。
当然今までのブログ記事をコピペして送ったわけではありません。やはりブログと院内広報誌では読者層が違いますから。
たとえ同じ内容を扱うにしても、どんな人が読むかを想像しながらそれに合わせて文章のニュアンスを変えていく必要があります。だから広報誌用に文章を新たに書き下ろしました。
それでも毎日ブログを書くという習慣が功を奏したのでしょう。
私の文章作成力はいつの間にかかなり高まっていたという事にはっと気づかされました。 昔からそんなに文章を書くのが早かったわけではありません。
学校の授業でも国語は苦手分野でしたし、大学受験の際の小論文作成でも苦労しました。
今でもたがしゅうブログの初期の頃の文章量など見ると、それで一つの記事にするのが申し訳ないくらい文章量が少ないことが記録にも残っています。
それでも単純に文章を書くという行為を続けているだけで、ある程度の文章量を楽に書けるようにはなってきたので、文章も鍛えれば鍛えられていく部分はあるのだと感じました。
それはなんだか筋力トレーニングに通じるものがあるようにも思えます。
ただ一方で、文章作成力は反復練習で鍛えられても、表現力はそうはいかないとも思っています。
4年ブログを続けていても、文章での豊かな表現力に関してはなかなかうまく上達していかない所があります。
そしてその壁を超えるために同じことばかりを繰り返していてもダメだという事は日々痛感しています。
様々な本を読んで、自分がしっくりとくる文章の書き手を見つけ、その人を文章の師と仰いでまずはとにかく真似をする。
そして「守・破・離」の考えに基づいて、師匠の真似から徐々に自分のオリジナリティも組み合わせて独自の世界観を形成していくという流れが理想的だと思っています。
その構造を広く適応すれば、「様々な人と交流して様々な考え方を知り、自分がしっくりくる考えの持ち主を見つけ、その人を思考の師と仰いでまずはとにかく真似をする。」という話にもつながります。
やはり壁にぶつかった時に全く違った視点から考えることができるようになるためにも、
普段から様々な人達と交流し、様々な意見に触れ合うということは、文章を書くにしても何かを考えるにしても大事なことであるように思います。
社会は人と人とのつながりの中で成立しています。
人と人とが助け合ってという話だと綺麗事のようですが、実際には衝突することだってあります。
それでも意見を戦わせ合って理解を深めていくことは、せんじ詰めれば集団にとっても良い事になるはずです。
そんな気持ちを持って私はこれからも未開拓分野を臆せずどんどん勉強していくつもりです。
それが自分のためにもあり、みんなのためにもなると思います。
文章についても同じ気持ちで作成力だけではなく、表現力も高めていきたいと思います。
たがしゅう
プロフィール
Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
オンライン診療医です。
漢方好きでもともとは脳神経内科が専門です。
今は何でも診る医者として活動しています。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。
※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。
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