断食の延長戦上に目指すべき境地
2017/06/13 00:00:01 |
断食レポート |
コメント:2件
先日110時間の断食を実行していた時の話です。
同時に通っているジムには女性の入会者も半分くらいおられるわけですけども、
断食する前と断食実行している時とで比べて、女性の美しさがより際立って感じられる思いがしました。
それは以前1週間の断食道場に参加していた時にも思ったことなのですが、
下心とは別次元の、美しいものをより美しく感じる心が研ぎ澄まされる感覚でした。 若い女性であれば私が断食しようがしまいが、もともと綺麗な方が多いとは思うのですが、
変な話通常では恋愛対象に入らないようなかなり年の離れた女性の立ち振る舞いを見ていても、「あぁ~美しいなぁ」と感じてしまうのです。
そしてその感覚はジム内だけでなく、街を歩いていて見知らぬ女性とすれ違う時にも感じます。
普通に職場で出会う女性職員さん達に対しても感じます。誤解のないように繰り返しますが、くれぐれも下心ではないですよ。
かたや男性に対してはその感覚は全く芽生えません。例えばジムで筋骨隆々とした男性の筋肉を見てすごいなとは思いますが、美しいとは感じません。
筋肉美も客観的に考えれば美しいものだと思いますが、どうもそういう事ではないようです。
そういう意味では「美しいものをより美しく感じる」というよりは、「本能が研ぎ澄まされている」と言った方が近いのかもしれません。
これはあくまでも私の個人的見解ですので、
同じように断食していてもそうは感じないという人もいるのでしょうけれど、
ともかく私の場合は断食をしている間は、常に美しいものに囲まれて私は幸せな気分です。
同じように生活していても、幸せな気分でいる方がそうでないよりも良いはずです。
そして常に幸せな気分でいることは、単に気分が良いというだけでなく、身体にとって様々な良い効果をもたらします。
その反応の鍵を握るのがオキシトシンという物質です。
話は逸れますが先日このオキシトシンに関して大変勉強になる講演会に参加しました。
この時の概要については、また別の機会にこのブログで紹介しようと思います。
それにしても断食すればこんなにも良い事があるというのに、
どうしても食べる行為から脱却することができない食への執着、自分の食欲との葛藤、心の奥底に潜む弱さとの直面、
これらとの戦いはさながら修行僧のようです。しかし私の様々な試みはまさに修行そのものであるようにも思えます。
身体と精神の両面から自分を見直す行為、その第一歩が断食であり、
見直した結果行き着く真の健康観はこうした試みの延長戦上にあるような展望を私は持っています。
そんな事を言っていると宗教じみて受け取られるかもしれませんが、
私はこの断食の効能を経験だけでなく、科学的にも論理的に立証することで
誰もが安全に断食の恩恵を受けられる方法論を確立する必要性を強く感じています。
たがしゅう
プロフィール
Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
オンライン診療医です。
漢方好きでもともとは脳神経内科が専門です。
今は何でも診る医者として活動しています。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。
※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。
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No title
Re: No title
御質問頂き有難うございます。
> あえて先生が断食の問題点は何かあるとお考えですか、些細なこと以外の問題点との意味です。
それはなんと言っても「糖代謝のまま過度な断食を行うと危険」という事に尽きると思います。
断食のメリットを安全に享受するためには、ケトン代謝である事が最大の鍵となると私は考えています。そういう意味で糖質制限は安全な断食への架け橋だと現時点では思っております。
2015年12月17日(木)の本ブログ記事
「代謝の急ハンドルを切ってはいけない」
http://tagashuu.blog.fc2.com/blog-entry-651.html
も御参照下さい。
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