毎日ブログが人を成長させる
2017/02/04 00:00:01 |
自分のこと |
コメント:6件
2013年9月1日、自分に何が書けるかわからないけれど、
とりあえず毎日糖質制限にまつわる何かを書き記していこうという想いで見切り発車気味に始めた「たがしゅうブログ」。
日々の想いや体験を中心に書き記し、自分の内面にも思いを巡らせつつ、読者の皆さんからの叱咤激励をもらいながら、約1年半ほど毎日書き続けてきました。
いろいろあって一旦毎日書く事から身を離し、書ける時に書くというゆとりのあるスタンスに切り替えて、同じく約1年半程の時間を過ごしました。
図らずも双方が同じくらいの時間となりましたが、その経験を経て再び調子を取り戻し、毎日書くスタンスに復帰することができました。
こうした紆余曲折のブログ経験から感じた事は、「毎日書き続ける方が思考が充実する」ということです。 ブログ開設から間もない時期に江部先生や糖質制限ドットコムのあらてつさん、そして夏井先生に立て続けに紹介して頂いた影響が大きかったとは言え、
毎日コツコツ書き続けるという事によって、無名の勤務医が糖質制限界ではちょっと知られる存在にまでなることができました。
これは謙遜でも何でもありませんが、私に文章の才能などこれっぽっちもありませんでした。
学校でも国語は大の苦手科目でしたし、小論文も不得意でしたし、小中高と読書習慣などできず、家に帰ればゲームやマンガばっかりの日々でした。
そんな私でもとりあえず何かを書くという事から始め、それを繰り返していく過程の中で少しずつではありますが書く内容が洗練されていきました。
不特定多数の第三者が見る公平な場で書くという条件や、失敗を積み重ねその度に軌道修正を図っていくという事を無意識に繰り返していく事が、そうした成長へとつながっていくのではないかと分析します。
そして私は一旦腰を降ろす経験も経たので余計にそう思うのですが、
毎日書き続けた方が明らかに良い循環が生まれます。次から次へと書きたい事が生まれてくるのです。
一方毎日書かなくてもいいというスタンスの時期に同じように書きたいことが思いついたかと言えば、決してそういうわけでもありません。
しかも書きたいことはあるけれど、最初の一文を書くまでが相当腰が重く、ちょっと書く作業を苦痛にさえ思うほどでした。
はたから見れば、「毎日書くなんて大変だ」「自分には到底できない」なんて思われるかもしれません。
でも一回だまされたと思ってしばらくの間毎日何でもいいからブログで書いてみるといいと思います。同じ作業でも日記でなくてブログがいいと思います。
他者の目線がある場だと他者貢献の気持ちが生まれやすいのではないかと思います。
少し話はずれるかもしれませんが、私が高校3年生の受験生の頃、自分の教室の後ろの小さ目の黒板に、
どういう成り行きだったかは忘れましたが、毎日「たがしゅうミニ講座」のようなタイトルで、受験に役立ちそうな英単語やフレーズ、数学や物理の公式などを毎日日替わりで書き続けるというおせっかいな事をしていた事を思い出しました。
今にして思えば私のブログのルーツはそういう所までさかのぼるといっては過言でしょうか。
要するに文章が下手とか、素人だから書けないとか、そういう問題よりも誰かに伝えたい想いがあるという事が、ブログを続けていく大きな原動力になるのではないかと思うのです。
ブログに興味はあるけど、自信がなくて尻込みしているという人がもしいれば、私はこう伝えてあげたいです。
「大丈夫、とりあえず始めてみよう。やりながらいろんなことがわかってくるから。」
少なくとも私はブログを毎日書くことにより、人間として大きく成長できたのではないかと自負しています。
ただし、過信は禁物。自己批判ができない思考は肥大化し暴走します。
常に「自分は間違っているかもしれない」という事を頭の隅におきながら書き続けることで、
本当に継続は力となってくれると思います。
たがしゅう
プロフィール
Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
オンライン診療医です。
漢方好きでもともとは脳神経内科が専門です。
今は何でも診る医者として活動しています。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。
※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。
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No title
ところで、、メディアには沢山の健康情報が溢れております。
しかし病院へ行けば老人ばかり、山ほどの薬をもらっています。
また医師もロクに生活指導や食事指導などせず薬を処方するのみで、診療時間は一人一分もかかっていません。
これじゃ、国の老人医療は破たんするはず。
健康長寿は良いことなのでしょうか?老人が健康でいれば老人医療費がかからなくなるのでしょうか?
また。長生きすればしたで、年金の支給年月も多くなり医療費はかからなくても年金は支払はなくてはなりません。
私は二歳のときポリオに罹患し両下肢機能全廃です。長い入院生活の中で幼い子供達が亡くなっていくのも沢山見ました。
健康、健康と言っているお年寄りも見ると、幼くして亡くなった子供達の顔が浮かんできます。場違いなコメントで申し訳ありません。
Re: No title
コメント頂き有難うございます。
> 健康長寿は良いことなのでしょうか?老人が健康でいれば老人医療費がかからなくなるのでしょうか?
医療に依存し健康を守るという考え方では、御指摘のように長生きすればするほど医療費がかかります。
そんな今だからこそ私は「マイナスの医学」の考え方が重要だと考えています。
そして健康管理の主体を医療から患者自身にシフトするということ。
患者自身が害毒になるものを自ら除去し、自分自身で健康を守れるのが当たり前の世の中になれば、健康長寿はそのまま望ましい事となる、というのが私の理想です。
教えて下さい
Re: 教えて下さい
御質問頂き有難うございます。
実際に診察しているわけではないので、あくまでも参考意見としてお聞き下さい。
「血液検査で膵臓の数値が尿アミラーゼ」とありますので、658という数値が血清アミラーゼの事なのか、尿中アミラーゼの事なのかがよくわかりませんが、もしそれが「血清アミラーゼ」の事であれば、確かに高い数値と思います。
また食後の腹痛も起こっているというのであれば、アミラーゼ高値と合わせて考えれば「慢性膵炎」を起こしている可能性があります。
膵炎に対する一般的な食事指導は脂質制限とされていますが、慢性膵炎に対してはその常識が見直されつつあります。
2014年1月23日(木)の本ブログ記事
「膵炎再考」
http://tagashuu.blog.fc2.com/blog-entry-160.html
も御参照下さい。
私はその状況ではしばらく絶食をすべきだと考えています。たとえ糖質制限していても消化管に食事が入れば消化液を出すよう膵臓が刺激され、いつまでたっても膵臓の安静を保つ事ができないからです。コーヒーもやめて水にしておくのが無難です。
しばらく断食して、少量ずつ食事を再開して症状が再燃しなければいいですが、それでも症状が再燃するようであれば長期の絶食補液治療も考慮する必要があります。お近くの入院可能な病院で御相談される事をおすすめします(できれば糖質制限理解派の医師がいる病院がいいですが、入院可能な施設となるとそこまで多くないかもしれません)。
日本糖質制限医療推進協会提携医療機関:
http://www.toushitsuseigen.or.jp/med-institution
HDL、LDL値に関しては空腹時採血で中性脂肪が正常値であれば、真の悪玉と言われる酸化型LDLは少ないとされているのであまり問題にする必要はないと思います。
MEC食でも過食はトラブルの元なので、御留意頂ければ幸いです。
Re: タイトルなし
> 尿検査もしたので、尿アミラーゼとありました。血清アミラーゼは97です。
それなら今回の私の話は見当違いです。
尿アミラーゼの基準値は検査会社によっても多少は違いますが、100~1200U/lくらいなので、658は別に高くはないと思います。膵炎の話は一旦忘れて下さい。
ブログコメントでの御相談ではこういう事が往々にして起こりますので、どうか御容赦下さい。
ただやはり食べた後お腹が痛いというのであれば、たとえMEC食でもやはり過食には注意された方がよろしいかと存じます。
身長、体重からみれば少しやせ気味なので、食べないといけないという気持ちがあるのかもしれませんが、それでも消化管を休ませた方がよい場面というのがあると私は思っています。
2014年6月26日(木)の本ブログ記事
「やせ体質の人の断食の意義」
http://tagashuu.blog.fc2.com/blog-entry-315.html
も御参照下さい。
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