ケトン食に不食の利点を融合する
2015/12/15 23:10:01 |
ふと思った事 |
コメント:20件
”食べない事を基本において生きていく”
「不食」という考え方を当ブログでも折に触れ紹介して参りました。
「食べる事は生きる喜びである」という価値観が多数派を占める世の中で、
「不食」は糖質制限に輪をかけて理解されにくい概念です。
しかし私は糖質制限を始めて間もなく異常なほど前強かった空腹感を感じなくなり、
その後、ケトン食、絶食療法へと理解を深め、さらに少食化を実践していくなかで、
糖質制限の延長線上に不食の概念があると思うようになってきました。
必須栄養素をしっかり摂る糖質制限と、食べない不食のどこが一緒の仲間なんだ、と思われるかもしれませんが、
両者の共通点は「ケトン体」です。 糖質制限をすればある程度のケトン体は出ますが、不食や断食はその比ではないくらい多くのケトン体が産生されます。
食べない事に勝るケトン体産生刺激はありません。そしてケトン体が高まり、インスリンが必要最小限に抑えられている状況下では、オートファジーという自己蛋白再利用システムが活性化します。
すなわちケトン体が有効に利用できている状況下では、従来の栄養学で考えられているよりもはるかに少ない栄養素で生命維持ができるのではないかという風に私は考えています。
そしてただ生命維持ができるだけでなく、そのような状況ではケトン体の主な働きである抗炎症作用、神経保護作用、鎮痛作用、抗てんかん作用など様々な恩恵を受ける事ができますし、
インスリンを極小にする事でがんや糖尿病のリスクまで最小限に提言する事ができます。
さらには不可逆的で根治療法がないと考えられている神経変性疾患へも早期にこうした条件を整えれば、可逆的な要素が改善していく可能性すら見えてきます。
「不食」の実践者の方々は、理論的なことは抜きにただただ体感的にその素晴らしさを感じていろいろな事を考えておられるのだと思いますが、私からすれば、それは理論的に大いにありえる事です。
一方、ケトン体の高さだけを考えれば、絶食や不食でなくともケトン食でも良い線は行きます。
ケトン体によるメリット享受と、高インスリン血症の害を回避するだけでよければケトン食でもその目標は十分達成できますが、
それ以上を目指すとなれば、食べている限りその壁は超える事ができません。
食べるのと食べないのとでの大きな違いは、オートファジーが活性化するか否かです。
食べている限り細胞は糖質制限であろうとケトン食であろうと、細胞は自己タンパク再利用の必要性を感じませんので、オートファジーはあまり働きません。
もしもケトン食を実践しながらにしてオートファジーのメリットも享受しようとするなら、
オートファジーが活性化しやすくなるように食事と食事の間の間隔をできるだけ長くするようにすべきだと思います。
逆に言えば、1日3食文化の中でケトン食を実践するのはあまり良い事だとは私は思いません。
そもそもケトン体は生命の進化の歴史を考えれば、少々栄養を摂る事ができなくても生命を安定して維持させるために生み出された精巧なシステムですから、
長いこと食べずにいて、たま~にちょっと食べるという感じのサイクルでちょうどいいくらいがデフォルトだと思うのです。
それなのに、たとえケトン食であっても、1日3回も食べるチャンスに巡り合えるという状況は歴史的には不自然です。
その不自然な1日3食のケトン食を食べ続けて起こってくる弊害が、古典的ケトン食で報告されている副作用ではないかと思うのです。
こちらの参考書によれば、古典的ケトン食の早期合併症としては脱水、低血糖、過剰なケトーシス、眠気、電解質異常・遷延性代謝性アシドーシス・高尿酸血症、悪心・嘔吐、便秘・下痢、肝機能障害、急性膵炎、低蛋白血症、感染症・易感染性、出血傾向・溶血性貧血・鉄欠乏性貧血、基底核障害・不随意運動(※1例報告)などが挙げられています。
これらはケトン食、すなわち低糖質・高脂質・低タンパク質の内容の食事を、
自然の中ではありえなかった程に頻回に食べ続けた結果、オートファジーが働かなくなり、食べる事によって栄養素を消費する要素が強くなり、
食べ続けないと生命維持ができない環境になり、食べ続ける事での代謝障害や、皮肉にも食べたせいで栄養が欠乏するなどの様々な弊害が起こってきてしまうのではないかと思います。
私は初心者にはまず糖質制限を勧めます。
しかしさらに高みを目指す人、あるいは糖質制限で越えられない何らかの壁がある人に対しては、
1日3食よりも1日2食や1日1食のケトン食を勧め、少食・断食・不食の概念も併せて説明するようにしています。
ただし、糖質制限をすっ飛ばしていきなりケトン食や少食・断食・不食を実践するのを勧める事は決して致しません。
なぜならばそれこそが一番危険な行為だと思っているからです。
その理由について詳しくはまた別の記事で書きたいと思います。
たがしゅう
プロフィール
Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
オンライン診療医です。
漢方好きでもともとは脳神経内科が専門です。
今は何でも診る医者として活動しています。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。
※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。
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コメント
知りたいことがあります。
必須○○と言われるものの摂取量が不足した場合、
身体にはどのような影響があるのでしょうか。
普通に1日2~3食の糖質制限食をしていても、
私の場合は経済的に負担が大きい肉などは滅多に口にしないので、
必須○○をあまり摂取できていない気がします。
長期で続けた場合に影響があるならば
食生活を改善しないといけないのかなと。
むしろ1日1食にして、食事内容を充実させる方が身体にはよかったりして?
それと、たがしゅう先生の普段の食事内容も気になります!
1日2食
我が家も昨日から昼食を抜いて、1日2食になりました。細身の家内が多少心配ですが、今のところそれ程の空腹感は感じていないようです。
銀座東京クリニックの福田医師のブログの今週の記事「ケトン食が認知症を改善するこれだけの根拠」によれば、ケトン体を増やすことはメリットだらけのようですので、これを試さない手はないと思います。
ただ一方で「糖質制限の真実」の山田医師のようにケトン体を危険視しておられる方もあり、同じ糖質制限推進派の医師でも考え方は様々ですね。
やはり専門家と言えども、ご自身の体験が、その考え方に色濃く反映されているような気がします。
No title
はじめまして❗いつも貴重な解りやすい
情報をありがとうございます。
今回の記事もとても興味深いです。
私も、糖質制限の先にあるのは不食では
ないかと…最近考えだし、不食実践者の
著書を読んだりしています。(私自身は糖
質中毒からなかなか抜け出せない現状に
あるんですが(--;))
人間の体は神秘的ですね。これからも先
生のブログで勉強させて頂きます。
宜しくお願いします。
No title
①1日のケトン体の総量が増えた。
②中性脂肪が増えた。
③体重が増えた(笑)
これらの説明も、オートファジーの活性化なのですね。
不食者は玄米菜食を薦めますが、先生がおっしゃるようにケトン食のほうが、ハードルが低そうな気がします。
それにしても、99%の人が受け入れない概念を記事にするなんて、大胆ですね(笑)
管理人のみ閲覧できます
選択肢の1つ
「糖質制限」とか「ケトン食」という言葉が数年前より広く知られるようになり、すそ野が拡がった反面、従来の糖尿病治療や肥満・過体重の減量指導では掬いきれない方々も出てきているように感じます。
例えば、BMIの低い方とか機能性低血糖症といわれる方々です。
ケースによっては、食間を空けず少量の補食を心がけるよう指導されていることもあると伺います。
本日の先生の記事を読み、ある程度(代謝機能等)身体が修復された方が次に進むための選択肢の1つなのかなと思いました。
過体重もしくは痩せ、耐糖能異常の有無など、個人の体質に合わせた取り入れ方を用意する時期に来ているのだなぁと感じています。
元々痩せ体質なので糖質制限推奨の医師からも栄養士さんからは、あなたのような方は絶食してはダメと言われています。1日、2日絶食で軽く1キロ、2キロ痩せてしまいます。落ちた分が脂肪なのか筋肉なのか分かりませんが、体重が落ちてからは毎晩のように激しい脚の攣りに悩まされ、又一度痩せると今度は三食ガッツリ食べても体重が戻りません。そんなこんなで最近は割としっかり目に食べてきました。体重も1キロちょっと戻ってきたかな?の矢先の今日の出来事です(涙)どう考えても身体の防衛反応が働いたとしか思えません。だとしたらそれはそれで嬉しい事なのですが、この先どうしたらよいものか•••
痩せでも体脂肪率は20%超はあります。糖質マミレの若い頃も超大食漢の痩せでした。不食すると痩せ過ぎる、ちょっと食べても太れないタイプはどうしていったらよいのでしょうか。最近の血液検査では、Hdl133,Ldl158トータルコレステロール305中性脂肪50位です。
Re: タイトルなし
御質問頂き有難うございます。
> 必須○○と言われるものの摂取量が不足した場合、
> 身体にはどのような影響があるのでしょうか。
一般的には持久力がなくなるとか、思考力が鈍るとか、全体的な身体の機能に様々な悪影響を及ぼすと言われていると思います。
ただ栄養素が欠乏するだけでは欠乏症状が出ないというのが私の意見です。栄養素欠乏の背景に代謝異常が存在する時に初めて症状が顕在化すると思います。
2014年7月23日(水)の本ブログ記事
「欠乏症」=「欠乏」+「代謝障害」
http://tagashuu.blog.fc2.com/blog-entry-343.html
も御参照下さい。
逆に言えば、代謝が安定していれば少々栄養素が取れないところで欠乏症状は出ないという事です。
今私はそれを自分の身体で実証しつつあります。
具体的には今の私の食事回数は基本的に1日1食、不定期の当直時には食事なしで過ごすという感じです。
食べる内容は栄養士さんに怒られそうですが、基本的にはこんにゃく、きのこ類、レタスなどにマヨネーズをふんだんに利用して食べるようにしています。その心は簡易ケトン食です。
2014年10月30日(木)の本ブログ記事
「氷こんにゃくと簡易ケトン食」
http://tagashuu.blog.fc2.com/blog-entry-466.html
も御参照下さい。
たまに誘惑に負けて肉、魚を食べる事もありますが、
そんな低糖質、低タンパク質の食事でも、ケトジェニックな私は元気に過ごす事ができています。
なおカロリーは計算はしていませんが、計算したらおそらく大分少ないと思います。
Re: 1日2食
コメント頂き有難うございます。
やせ型の方はケトン体に慣らすのに時間がかかる場合がありますのでご注意下さい。
あせらずじっくりと、三歩進んで二歩下がるような気持ちで取り組まれるとよいと思います。
私は福田先生と同様にケトン体には多面的な作用があると評価する立場です。
山田先生のケトン体を危険視する理由は、それこそ根拠に乏しいと思います。原著論文を読めばわかります。またその件は後日記事にしたいと思います。
Re: No title
コメント頂き有難うございます。
ブログにはakiさんのように共感を示して下さる方が集まるので非常に有難く感じています。
実際の私の身の回りでは糖質制限ですら理解してもらう人が少ない中で、理解して頂けて嬉しい限りです。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
Re: No title
コメント頂き有難うございます。
> 2年ほど前に、1日量は同じケトン食を、2食から1食に変えた時、ある変化がありました。
> ①1日のケトン体の総量が増えた。
> ②中性脂肪が増えた。
> ③体重が増えた(笑)
貴重な情報、深謝致します。
糖質制限の延長戦上で考えると中性脂肪高値は不思議でしたが、かなり強力なケトン代謝が働いている状況、すなわち脂肪が利用され続けている状況であれば、それも不思議な事ではないような気がしてきました。
また2日に1食でも体重増えるのですね。
そう言えば1日青汁1杯の森美智代さんも、青汁の量をちょっと増やしたらすぐ太るような事を書かれていたと記憶しています。これこそオートファジーが活性化している証だと私は考えます。
> それにしても、99%の人が受け入れない概念を記事にするなんて、大胆ですね(笑)
そうですね。飲尿とか、不食とか、冷静になるとすごいこと書いてますね(笑)。
ただ「どうせ書くならみんなと同じ事を書いていても仕方がない」という想いがどうやら私の中にはあるようです。
そういう意味で私は「2:8の法則」の中の、生粋の「2割」側の人間なのかもしれません。
Re: 選択肢の1つ
コメント頂き有難うございます。
本質的には糖質制限、ケトン食、絶食の流れはどんな体質の人も改善に導くと私は考えているのですが、
確かに過体重か、やせ型か、あるいは糖化のされ具合などの体質の違いによって指導に微調整をかける必要性を感じます。
私の経験上は、過体重の人は糖質制限をやってくれさえすれば、トラブル少なく改善に導けますが、あれやこれや理由をつけて結局糖質制限をやってくれないという人が多いです。
またやせ型の人は糖質制限をしっかりやってくれるけど、やせるのが怖いからという理由で食事回数が多く、糖質制限の利益が一定の所でとどまりそれ以上先に進めないという人が多い印象です。
ゴールを見定め、それに向けての道筋はそれぞれの人の体質や価値観と照らし合わせながらオーダーメイドの指導法を模索していく、これは新しい医療に求められる重要な要素の一つであるように思います。
Re: タイトルなし
御質問頂き有難うございます。
糖質制限推進派医師の中でも様々なスタンスがあります。
私の意見ですが、体脂肪率20%もあればやせ型であっても短期間の絶食に耐えうる脂肪量は十分にあると思います。
ただ問題は体重が減った時に激しい足の攣りを自覚しておられる事です。足が攣る場合にはミネラルの利用障害が背景にある事が多いですので、代謝障害の存在が示唆されます。
それが隠れ糖質のせいなのか、過剰タンパク質のせいなのかは私にはわかりかねますが、マロンさんの場合は今よりもさらなる改善を目指すならば、ゆっくりと身体を少食に慣らしていくスタンスが大事なのではないかと思います。例えばいきなり絶食というのではなく、食事内容をいつもの糖質制限食からタンパク質の量を少しずつセーブしてケトン食に近づける。それが慣れてきたら今度は全体の量を減らしていく。ある程度まで減らしても現状維持できていれば、試しに1回抜いてみて、自然の食欲がわいてきたら、またおもむろに食べる。
大事な事は「食べないとやせ細って死んでしまう」という先入観をいかに外せるかどうかだと思います。
単回の下痢・嘔吐は食中毒の可能性もありますね。御指摘のように防御機構はうまく働いているかとは思いますが、ケトンがきちんと利用できているかどうかはわかりません。可能であれば一度診てもらっている先生に空腹時インスリン値とケトン体の値を測ってもらると参考になるかもしれません。例えば空腹時インスリンが低すぎれば、ケトン体が上がった時に自分の中でうまく処理しきれず体調を崩す可能性もあります。御参考にして頂ければ幸いです。
No title
> 私は福田先生と同様にケトン体には多面的な作用があると評価する立場です。
この意見、大賛成です。
近々の私のデータですが、
総ケトン体・・・・・・・・2940μM/L
アセト酢酸・・・・・・・・ 390μM/L
3ヒドロキシ酪酸・・・・ ・2550μM/L
一般的には「ケトン体が代替えエネルギー源となる」なのですが、3ヒドロキシ酪酸は直接エネルギー源になるわけではなくて、アセト酢酸に変換されてエネルギー源となるわけで、上記数値においてアセト酢酸の数値が総ケトン体の13%ほどで、主要代替えエネルギー源だけと限定するのに無理があるように思えます。
3ヒドロキシ酪酸がはるかに高値なのには「他の重要な働きがある」と考えたほうがより自然な考え方のように思えます。
Re: No title
コメント頂き有難うございます。
> 総ケトン体・・・・・・・・2940μM/L
> アセト酢酸・・・・・・・・ 390μM/L
> 3ヒドロキシ酪酸・・・・ ・2550μM/L
> 3ヒドロキシ酪酸は直接エネルギー源になるわけではなくて、アセト酢酸に変換されてエネルギー源となるわけで、上記数値においてアセト酢酸の数値が総ケトン体の13%ほどで、主要代替えエネルギー源だけと限定するのに無理があるように思えます。
> 3ヒドロキシ酪酸がはるかに高値なのには「他の重要な働きがある」と考えたほうがより自然な考え方のように思えます。
さすがYamamoto_ma さん、深い考察ですね。
3ヒドロキシ酪酸>>アセト酢酸の理由にまで考えが及びませんでしたが、至極合点が行く仮説です。
「ケトン体がそこにいるだけで細胞が守られる」、私達が知らないだけでそうしたメカニズムはたくさんあるように私には思えます。
No title
私もその通りと思います。
以前の記事で先生もおっしゃられていたように、「食事をする回数が多いほど栄養不足になる」はまさに真理だと思います。
1日3食の人よりも1日1食の人のほうが、体内の栄養バランスが整っている。
自分自身の体感としてもそれははっきりわかります。
めちゃくちゃ体調いいです。。
今は1日1食ですが、2、3日に1食ぐらいでも十分なんじゃないかと少しずつ超少食を目指して、楽しみながら食事を調整しています。
完全不食までは考えていませんが、それに少しでも近づけることが、病気にならずに人生を100%楽しむ秘訣ではないかとも思っています。
糖質制限派と断食・少食派で、お互いを批判するような意見も見かけますが、私は「糖質制限・MEC・ケトン食」と「少食・断食・不食」を密接に関連しているものとしているたがしゅう先生の考え方に大いに賛同します。
「身体を傷めつける糖質を極力減らしながら食べる量も必要最低限に抑える」
これ最強だと思います!
Re: No title
コメント頂き有難うございます。
共感頂いて嬉しいです。やった人にしかわからない世界が糖質制限以外にもあると思います。
メリークリスマス!!
最近は1日2食だったのですが、前回先生からお返事をいただいてから1日1食にしています。
たんぱく質は大好きな卵を摂取。
空腹感は無いのですが、身体を動かさないと手足末端の冷えがあるかなという感じです。
体重も増減1㎏の範囲で推移しているので、エネルギー不足にはなっていないと思います。
運動はほとんどしていなかったので、今日から筋トレを始めます。
果たして体重は増えるでしょうか?
セルフ実験中ですが、正月は食事回数が増えます(汗)
少しばかり当てにならない実験です。
Re: タイトルなし
コメント頂き有難うございます。
> 空腹感は無いのですが、身体を動かさないと手足末端の冷えがあるかなという感じです。
私も食事を大きく変えた時、しばらくは手足の冷えを自覚する事がありましたが、それは直に良くなりました。
とにかく体調と相談しながら取り組むのが一番大事と思います。場合によっては1日1食と固定するのではなく、空腹感が強くなった時点でしっかりと食べる、食べた後調子を崩したら食べ過ぎかもしれないので少し量を減らす、など臨機応変に取り組むのも一つかと思います。
管理人のみ閲覧できます
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