どうしてもわかってくれない人
2013/10/19 00:01:00 |
ふと思った事 |
コメント:20件
「医者は神様じゃない.人間だからな」
というドラマ『白い巨塔』での財前医師のセリフがあります.
私も医師ですが聖人君子ではないので,いろいろな事に腹が立つこともしばしばあります.
基本的には私は自分のすべての患者さんに糖質制限の選択肢を提示したいと考えているのですが,
中にはわかってくれないばかりか,非常に反発される方もおられます.
いくら私が論理的に説明したところで,そういう方へは全く意味をなしません.
目の前に助けられる方法があるにも関わらず,誠に勝手な思い込みで受け入れようとしないのです.
しかも,それが本人ではなく,家族であるという場合があるのです.
そういう時は「なぜ,やってみもせずに勝手に決めつけるのか」と腹立たしくも思いますし,とても悲しくなります.
本日はそんなはがゆい思いで診ている,とある症例をご紹介します. 70代後半の女性です.脳梗塞の後遺症で通院されています.
幸いにも脳梗塞そのものの後遺症は軽くて済んでいますが,明らかな肥満があり,加えて体中むくみが強くて顔から足までバンバンに腫れてしまっている状態で,膝にも負担がかかり長距離歩くことができません.
来院時はいつも車いすで基本的には40代くらいの息子さんと一緒です.
私は一見して糖質過剰の状態とわかりました.糖と一緒に水(ナトリウム)までも過剰に取り込んでしまっている状態です.改善させるためには何はなくとも糖質制限です.
例によって私は患者さんの食生活についていろいろと尋ねました.
この息子さん,非常に自己主張が強い方なのですが,きちんと食べるものは食べさせていると言います.しかし具体的な内容についてはあまり明確な返事が返ってきません.
そこで肉,魚,卵などの摂取状況についても尋ねると,アレルギーなのであまり食べさせていないと言います.
肉,魚,卵すべてにアレルギーなんて,そんな事があるのだろうかと思い,どんなアレルギーなのかと尋ねると,それらを食べるとすぐにじんま疹が出ると言います.
息子さんの言うことが本当であれば,それは「即時型アレルギー」といって血液の中のIgEという抗体を介して起こるアレルギー反応です.
私はいつものように糖質の過剰摂取の可能性について指摘し,糖質を制限することで血糖値の乱高下を最小限にして全身の血流・代謝をよくすればアレルギーについても改善する可能性があると糖質制限の選択肢を提示しました.
ところが息子さんは米を減らすのには拒否的です.当の本人は息子さんがそういうならと言われるがままの状況です.
そして,何十年も同じ食生活で食べさせて来ているのに米を減らすなんてかわいそうだと言うのが拒否の理由です.
(糖質ばかり食べさせているからそんな状況になっているのに,どっちがかわいそうなんだ)と思いながらもやむを得ずいつもの薬を出します.それも前医から引き継いだ投薬で血液をサラサラにする薬から降圧薬,コレステロールを下げる薬,抗アレルギー薬などと10数種もの量があります.
その後も3か月に1度のペースで受診予定を組んでいるのですが,冬の時期になると息子さんのみ受診されます.
どうしたのか尋ねると,「本人の体調が悪く,寒いと外に出すことができませんので今日は私だけで来ました.薬を出してください」と.
「そんな状況が続いているのはよくない,やはり糖質を控えてまずは身体を軽くすべきです」とお話ししてもやっぱり息子さんは全く納得をされず拒否されます.
そんなやりとりが続く中,ある時本人と一緒に受診された際に,一度アレルギーの血液検査でIgEを調べてみようと提案し実施しました.
肉も魚も卵も,私が提案する食べ物がなんでもかんでもアレルギーだなんて状況がありうるのかと疑わしく感じたからです.
その結果,30項目以上アレルギーの原因となりうる物質について調べましたが,すべて正常でした.とてもアレルギー体質であるようには思えません.
一方で糖質の過剰摂取を繰り返していると,原因不明の皮膚のトラブルに見舞われるということは臨床的にはよく見かけます.息子さんがアレルギーだと思い込んでいる現象はそういうことではないかと思いました.
そこで,本人と息子さんへ「アレルギー検査の結果は全く問題ありませんでした.従って肉・魚・卵などのおかずを食べてもらっても大丈夫です.」と伝えました.
しかし息子さんは,それはアレルギーを抑える薬を飲んでいたからではないかと意に介しません.
私は続けて,
「糖質制限をすればそうした皮膚のトラブルも改善できる可能性があるし,なによりやせて膝などにかかる負担も減って動きやすくなります.改めてお米を控えるということをやってみませんか」とお話ししました.
ところが,それに対する息子さんの反応は次のようなものでした.
「いいかげんにしてください!毎回,毎回会う度にそんな事を言われるこっちの身にもなってくださいよ!こっちがノイローゼになりますよ.そんな事より薬を出して下さいよ!」
……私はもうこの患者さん,もといこの息子さんに糖質制限の事を勧めるのは流石にあきらめました.
こちらがどんなに誠意と熱意を持って糖質制限の事を伝えても
どうしてもわかってもらえないことも現実にはあるのです.
たがしゅう
プロフィール
Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
オンライン診療医です。
漢方好きでもともとは脳神経内科が専門です。
今は何でも診る医者として活動しています。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。
※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。
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コメント
あきらめない
私も仕事がらよくそのような場面に遭遇します。
私の場合は自分の信じる事はお客様に最後までアブローチし続けます。それが最終的に信用につながるような気がします。
おっさんの戯言として聞いておいてください。
見てる人はちゃんと見てます、社会、人間関係てそーゆうものではないでしょうか。明日もがんぱろー!
努力して成功
その息子さま本当に父親の病気を治す事はきっと望んでないのかもしれません。または諦めている。
どなたの言葉が忘れましたが「頑張って努力して成功したいと考えている人は実はとても少ないんだ」という言葉があります。
わたしは、とある商工会で、商売のアドバイスをしていたことがありますが、ちょっとした手間や工夫すら実践しないで破綻する方々を見てきました。その度にその言葉を思い出しました。
息子さまは糖質制限の手間すら面倒で、一般常識と違う食事療法をとって失敗した場合の世間体を考えているのではないかと感じます。
症状が改善すれば、彼や家族の負担が相当軽くなるということが理解できるといいのですが。
この方もある意味結論ありきなので、糖質制限やアレルギーの理論は理解しないのでしょうね。
「馬鹿」の壁
「糖質制限」について、教えを受ける機会に恵まれました。サイン本も頂戴いたしました。「うるさい爺さんだなぁ~。本当にそんなことで痩せるのか?まあ、一週間やってみて、効果が出なかったら、元の食生活に戻せばいいだけのことさ。とりあえず、一週間だけ、頑張ってみるか」と、
帰途、独り言を言っていたのを覚えています。
一日3食、「野菜炒め」だけを満腹になるまで食べました。どんぶりで一杯と半分。なんと、最初の4日間で800gの減量に成功。
この事を契機として、ネットで色々と調べ、
本格的に「糖質制限」に突入しました。
ーーーーーー
私の職場に、糖尿病の合併症で苦しんでいる同僚がいます。彼に「糖質制限」を薦めたことがありましたが、即座に返下。「聞く耳」を持ち合わせていませんでした。それ以来、彼に健康の話題を振ることは、意図的に避けています。
一方、私の母(70歳台、軽度の狭心症の持病あり、膝の痛みあり。膝の痛みを緩和するため、サプリメントを服用中)は、私の減量をまねて、
4キロの減量に成功。(4月中旬:65キロ→今現在:61キロ)。
ーーーーーーー
「話せば、相手はこちらの言い分を理解してくれるはずだ」というのはウソです。こちらが疲れます。
ある程度の「区切り」を設けた方が精神衛生上、よろしいかと存じます。
ーーーーーー
釜池先生の言葉が心に残っております。
「今の健康状態は、今までの生き方の帰結。
糖質制限をするということは、食生活を変えること。食生活を変えるということは、生き方を変えるということ。今すぐ、生き方を変えろ」
Re: あきらめない
いつも有難うございます.
> 見てる人はちゃんと見てます、社会、人間関係てそーゆうものではないでしょうか。明日もがんぱろー!
温かい応援頂き有難うございます.諦めずに地道にできるところから変えていきたいと思います.
No title
信じるものが相手に伝わらないこと、本当にお辛いことだと思います。それがもとでお相手が体を悪くしていることがわかっているのに。たぶん息子さんも同じ血筋で同じ食事をしておられれば将来は同じことです。
どんなことも、どなたにも理解して実行していただけるということは難しいことです。
こういうこともあるなと、気を楽になさって次の患者さんにかかわってくださいませ。どうか信じることができる人から救ってあげてくださいませ。
自分で信じたくない人は遅くなって間に合わなくても仕方がないのです。選択は自由であるのですから。
どうか、落ち込まないで元気を出してくださいませ。
Re: 努力して成功
コメントを頂き有難うございます.
> 息子さまは糖質制限の手間すら面倒で、一般常識と違う食事療法をとって失敗した場合の世間体を考えているのではないかと感じます。
> 症状が改善すれば、彼や家族の負担が相当軽くなるということが理解できるといいのですが。
> この方もある意味結論ありきなので、糖質制限やアレルギーの理論は理解しないのでしょうね。
そうなのかもしれません.
本当に親を大事に思っていると言うなら,よくなる可能性のある事は全て試してしかるべきなのに.
非常にはがゆい思いです.
Re: 「馬鹿」の壁
コメントを頂き有難うございます.
> 「話せば、相手はこちらの言い分を理解してくれるはずだ」というのはウソです。こちらが疲れます。
> ある程度の「区切り」を設けた方が精神衛生上、よろしいかと存じます。
そうですね.私もそう思います.
私はこの息子さんにはもう自分から糖質制限の話はしようとは思いません.ただ,もしも万が一向こうから改めて話を聞きたいという希望が出てきた場合はその限りではありません.
> 釜池先生の言葉が心に残っております。
> 「今の健康状態は、今までの生き方の帰結。
> 糖質制限をするということは、食生活を変えること。食生活を変えるということは、生き方を変えるということ。今すぐ、生き方を変えろ」
なるほど.流石釜池先生ですね.非常に同意できる考え方です.
Re: No title
> こういうこともあるなと、気を楽になさって次の患者さんにかかわってくださいませ。どうか信じることができる人から救ってあげてくださいませ。
> 自分で信じたくない人は遅くなって間に合わなくても仕方がないのです。選択は自由であるのですから。
> どうか、落ち込まないで元気を出してくださいませ。
お優しいコメントを頂き有難うございます.
落ち込まず前を向いて,これからも救える人を着実に救っていきたいと思います.
文化の重鎮もおっしゃっています。
お察し申します。とても悩ましいことですね。
尊敬するダンディーな棋士、米長邦雄先生が、「25歳過ぎの女、30歳過ぎの男にはお説教してはならぬ。反感を買うだけ損であり、素直に言うことを聞く人は稀である」とおっしゃっていました。
司馬遼太郎先生も「竜馬がゆく」で竜馬さんに、勤王の志士の甲論乙駁の場面で
「世に他宗排撃の宗旨論ほど無駄なものはない。議論はしない。勝っても相手の名誉を奪うだけ。人間は議論に負けても自分の所論や生き方は変えぬし、持つのは負けた恨みだけ」
と言わせています。
日本の文化の重鎮たちがそろって同じようなことを言っているのだから、きっとそうなのでしょう。
私の仕事でも、準じて「お客さま、それは違いますでしょう」とは口が裂けても言いません。この方の考えはそうなのだ、
「ハイハイ、そこまでおっしゃるならそうしますです~」(心からの笑顔)です。
凡人(私のこと)にはくつがえせません。
病院では命にかかわるから、悩ましいですね。でも、主治医を変えるという選択肢を選ばないのは、その患者さん(息子さん)がきっと信頼を寄せているということだと思います。
道徳的に何が悪いことをしているように思われますよね。
たしかに糖質制限を奨めていると機嫌が悪くなる人がいますね。
Re: 文化の重鎮もおっしゃっています。
いつもコメント頂き有難うございます。
成人教育という言葉がありますが、学童教育とは似て否なるものですね。
文化の重鎮の先生方がおっしゃるように、成人の考えを根本から変えようと言うのは無理があるのでしょう。
変われる人はもともと変われるし、変われない人は何をどうやっても変われないのだと思います。
Re: タイトルなし
いつもコメント頂き有難うございます。
> お米を食べないのが、
> 道徳的に何が悪いことをしているように思われますよね。
そうなのですよね。理屈云々ではなく、まさに「文化の壁」です。
特に農家の方へ糖質制限の選択肢を勧める際にこの点は強く痛感します。
うらやましいです
主治医は、このような具体的な食事療法については指導してくれませんでした。
なので、自分で調べて実践しました。
アクトス、ジャヌビアが処方されていましたが、現在は中止しています。
正月以降に糖質を摂る機会が週に3回程度に増えてしまった、と先日の診察時に話したところ、
「それは別にいいが、体重をもっと落としなさい。
肉やチーズなど、カロリーの高いものは控えなさい」
とのことでした。
今の食事から肉とチーズを減らすと、非常に味気ない食事になり、
糖質制限を続けることが難しくなります。
2ヶ月前の血液検査では、全て正常値の範囲内で、血圧は138程度と高めなものの、コレステロールも問題ありません。
全く理解されない状況に疲れました。
薬をもらって捨てて、飲んでいるフリでもした方が良いのか…
会社でお世話になっている診療所に通院しており、転職しない限りは医院を変わることは難しいです。
いっそ転職、転院しようかとも考えます。
愚痴で申し訳ありません。
これからも糖質制限は続けていきます。
Re: うらやましいです
コメント頂き有難うございます.
糖質制限でデータの改善よかったですね.
> なので、自分で調べて実践しました。
> アクトス、ジャヌビアが処方されていましたが、現在は中止しています。
その姿勢でよいと思います.
「自分が自分の主治医」という気持ちで,医師や医療機関は是非とも利用するようにして下さい.
つまり薬を飲むも飲まないも主治医である自分が決めるのです.例えば,医師へ食事療法で頑張るので薬は要らないと意思表示する,受診の際に血液検査をしてもらうように頼む,検査の結果は自分で解釈して判断する,医師のコメントは参考程度にする,などです.
それに応じないような医師であれば,それこそ転医した方がいいと私は思います.
厳しい現実
今年のお盆も田舎へ帰り、PDの母に会ってきました。
初日は体調が悪い状態で、ベッドに寝ながら幻覚を見ている状況でした。
施設の方に食事の内容を問い合わせてみたところ、相変わらずご飯(米)を勧めて食べさせており、何度もお願いしてきましたが変わっていませんでした。
フロアを取り仕切っていると思われる最年長の方と話をしましたが、案の定というか、やはりこの方がガンでした。
何度お願いしても、そのときは分かりましたというものの、結局その人の考え方を優先してくるのです。
そして、「お米は食べなければいけない」、「栄養が取れなくていいのか」、「3食食べないともっと悪くなる」、「食べたがっているのに可哀そうだ」、
と、これまで語ることのなかった本音を漸く暴露しました。
別に母にだけ特別な食事をこしらえて欲しいとお願いしているわけではありません。
おかずを残してもご飯は全部食べさせる、まずはこれを止めさせて欲しいとお願いしてきました。
そしてちょうど1年前には夜はご飯(米)を食べさせないでとお願いしました。
でもダメでした。
先生の場合とは立場が逆ではありますが、患者(顧客)が希望することをこのような形で否定し跳ね除けることを私は理解できません。
先生の思いを痛感したお盆でした。
それでも先に皆様がコメントされてます言葉を参考にさせていただき、頑張りたいと思います。
Re: 厳しい現実
コメント頂き有難うございます。
> 患者(顧客)が希望することをこのような形で否定し跳ね除けることを私は理解できません。
私も同感です。いかにもひどい対応ですね。
「米は食べないといけない」という誤った常識を変えられない脳を持つ人には正論が通じません。
さぞ苦しい事かとお察し申し上げますが、変わらない相手を変えようといくら努力しても徒労に帰すだけです。
変えられる部分を探し、ストレスをためず地道に変えていく事が大事かと存じます。
No title
横から失礼致します。
理不尽なことで大変でしょうが、相手方に分かってもらうために、戦略をたてて進められることでしょうかね。
PS.
幻覚は、PDの症状でしょうか。薬の副作用の可能性は?
たがしゅう先生すみません、いかがでしょうか?
Re: No title
> 幻覚は、PDの症状でしょうか。薬の副作用の可能性は?
ドーパミン神経活動の乱高下をきたすような状況があれば,幻覚は生じうると思いますが,
多くは薬によってドーパミンが過剰に高められた状況ではないかと私は考えています.
管理人のみ閲覧できます
Re: 初めまして
貴重な御意見を頂き有難うございます。
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