ワクチンよりも免疫力

2015/01/11 00:01:00 | ワクチン熟考 | コメント:2件

インフルエンザの流行期になってきました。

近隣の病院でインフルエンザの院内感染が起こり病院が閉鎖になったり、

ニュースでも例年より早い流行期の到来という事で話題になってきています。

身近な所では、同僚がインフルエンザワクチンを打っていたにも関わらず、インフルエンザにかかるという出来事がありました。

一度ウイルスに感染したら、獲得免疫の働きで同じウイルスにかかりにくくなるので、

ウイルスの毒性を弱めたり、無効化したりしたものをあえて感染させるというのがワクチンの発想だと思います。

しかしワクチンの効果を期待するには、「免疫がきちんと働いている」というのが大前提です。 免疫が弱まっていれば、せっかくワクチンで練習していても本番でウイルスにかかってしまうでしょうし、

免疫が十分に働いていれば、そもそもワクチンを打つ必要性がなくなります。

特定のウイルスにしか効果を発揮しないワクチンの効果に期待するより、

あらゆるウイルスに対抗できる天然の抗ウイルス薬、インターフェロンをしっかりと働かせる環境を整える事の方が百倍大事な事だと思います。

そのために大事なことは、免疫を乱すマイナスの要素を極力排除し、

免疫を支えるプラスの要素をしっかりと補うという事です。

食事で言えば、それは言うまでもなく、前者は糖質制限、後者は脂質・タンパク質の十分な確保であったりするわけです。


インフルエンザの予防に手洗い、うがいなどと並列して、

「十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を」などと言われたりしますが、

そのバランスのとれた栄養という概念が、栄養学ごと間違っていたというわけですから、

ここを根本から見直さない限り、ワクチンを打とうが何をしようが、やっぱりインフルエンザは流行すると思います。


ただまあ、糖質制限さえしていれば大丈夫かと言われれば、現実はそう甘くはありません。

糖質制限4年目に入る私の経験では、インフルエンザには確かにかからないですが、

風邪には2回ほどかかった事があります(ただし、糖質摂取時代と比べて軽症化します)。

風邪の原因もほとんどがウイルスだと言われていますので、

偉そうに言えるほど私の免疫も完全ではないということです。

逆に言えば、まだ改善の余地があるという事だと考えています。

現状に安穏とせず、さらに免疫を高めるにはどうすればよいのか、

引き続き学びを続けていきたいと思います。


たがしゅう
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コメント

ワクチンの負の面

2015/01/11(日) 18:02:48 | URL | mina #-
たがしゅう先生
以前聞いた話で、親戚が自治体の補助を受けて何かのワクチンを受けた際に腕がひどく腫れて後日診せたら医者にも驚かれた、という話がありました。
ワクチンというと、事前に受けておけば病気にならないのだから、とにかく受けておいて損はない、という意識が強くあると思います。

確かに安全性を見極めてワクチンも行われるのでしょうが、子宮頸がんワクチンの問題等も指摘されますし、決してとにかくやっておけばそれでOKというものでないと認識しておかないとダメですね。

ところで、こちらの腸内細菌に関する記事はご存知でしょうか。
http://www.mededge.jp/b/heal/6812
食事の感覚と種類で腸内細菌の多様性が変化するという内容ですが、空腹のなる時間を作ったほうが多様性があり、また肥満に繋がる腸内細菌も少ない、とのことです。
糖質制限は自然に間食も減りますし、断食の考えにも繋がってくるものがありますね。

Re: ワクチンの負の面

2015/01/12(月) 00:16:55 | URL | たがしゅう #Kbxb6NTI
mina さん

コメント及び情報を頂き有難うございます。

ワクチンはメリット、デメリットをよく勘案して受けるべきですね。少なくともインフルエンザワクチンにおいてはメリットは少ないように思います。

> ところで、こちらの腸内細菌に関する記事はご存知でしょうか。
> http://www.mededge.jp/b/heal/6812


記事は存じ上げませんでしたが、腸内細菌は近年非常に注目されていますよね。

折しも先日の病態栄養学会の特別講演のテーマが「腸内常在菌研究の新展開」でした。生活習慣や精神機能との関連も徐々に示されてきているそうです。

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