運動でスローエイジング

2014/08/08 04:38:17 | 断食レポート | コメント:2件

年を取るということは、

「曲がる、縮む、乾く」ことであるという話を聞いたことがあります。

若い身体というのは、しなやかであることが特徴です。

使わない筋肉は固くなり縮こまってしまいますが、

普段使わない筋肉を使うことで、その筋肉に柔軟性を与えることができます。

この断食中、朝と夜には必ず、時々夕方にヨガを繰り返し行っていますが、

わずか1週間弱の間で、柔軟性がかなり上がってきているように思えます。 糖質制限をしている関係上、どうしても食とスローエイジングの関係に頭が行きがちですが、

こうした運動も立派なスローエイジング法であるということになるのではないかと思います。

また、現状の筋肉を維持するという目的であれば辛い運動はせず、軽めの運動を続けることでよいのですが、

弱った筋肉を復活させたいという場合は、今度は筋トレをやって筋肉に負荷を与える必要があります。

その時、やみくもに筋トレをやるのは非効率的どころか、場合によっては身体を痛めてしまう可能性があるので、

正しいやり方をすべきであるという事を教えて頂きました。

ポイントは「ちょっときついと感じる負荷を短時間でも毎日に続ける」ということです。

そうすることによって、筋肉に対して「今のままではやばいんだぞ」という事を覚えこませていく、というわけです。

今回は「スクワット」「腹筋」「レッグレイズ」という3種類の筋トレを教えていただきました。

その際のキーワードは「スロートレーニング」と「アンロック」です。

スロートレーニングというのは、一つの筋トレ動作を3秒かけてゆっくり行ない、1秒間その状態で止まり、また3秒かけて元に戻るといったトレーニング法の事です。

早くやればよいというものではなく、反動をつけたりするとやったつもりになっているだけになってしまうので、

より確実に筋肉に負荷を与えるためにはこの方法がよいそうです。

例えば、スクワットの場合ですが、

肩幅に足を開いて立ち、膝を曲げていきます。この時、3秒かけてゆっくりと膝を曲げていきます。

膝がしっかり曲がった状態で1秒キープ、

そして3秒かけてまたゆっくりと戻っていきますが、

この時膝を伸ばしきりません。伸ばしきると関節がロックされて、筋肉が休める状況を作ってしまうからです。これを「アンロック」といいます。

この筋トレ、やってみるとわかりますが、結構きついです。

5セットならできるけど、10セットやるのはちょっとしんどいという気持ちになりますが、

それくらいの負荷がちょうどいいのだと施設長はおっしゃいます。

そして使っていない筋肉を使うと、筋肉痛が出ますが、

それは筋線維が断裂している証拠で、それが修復されて筋力アップするには3日くらいはかかるそうです。

よって3種類の筋トレを1つずつ日替わりでやるのが効果的だと教えて頂きました。

一方、筋肉に柔軟性を与えるという目的であればきついと思うまでやるのは逆効果だそうです。

なぜならば、継続してやりたくなくなってくるからです。

ストレッチやヨガの動作は無理に痛みを我慢して定められたポーズをとるのではなく、

痛くなる一歩手前の、あくまで「気持ちいい」という感覚のところでやめておくのが最大のコツであって、

気持ち良いからこそ人は続けたいと思うものだということのようです。

だから身体の固い人は、最初は寝転がって膝を抱えて、膝を手前にぎゅっぎゅっと胸に引き寄せる動作を毎日1分するということを続けるだけでも、

1ヶ月程度経つと、筋肉が伸びて「気持ちいい」という感覚を身体に覚えこませることができるようになっていくそうです。

これなら私にもできるかもしれません。


食に基本を置きつつも、

運動、睡眠、ストレスなど総合的に健康を捉えるアプローチ、

将来の医療を考える上でも非常に参考になる経験をさせて頂いています。


たがしゅう
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コメント

断食お疲れ様です。

2014/08/08(金) 11:41:36 | URL | ミスターT #-
たがしゅう先生、おはようございます。

断食お疲れ様です。
今後、断食を経験された先生の体がどのように変化していくのかも、レポートしていただくと、とても参考になります。

スロートレーニングは、どこでも短時間でできるのが良いですよね。

スロトレの普及に努めている石井直方教授のやり方だと、体を持ち上げる動作が先で、体を下す動作が後になります。

例えば、スクワットの場合は、膝を曲げた状態からスタートし、膝を3秒かけて伸ばしていき、中途半端に伸びたところから3秒かけて下していきます。そして、膝を曲げた状態で1秒停止し、同じ動作を5~10回繰り返します。

腕立て伏せの場合だと、肘を曲げて、顎が床すれすれの状態から体を上げ下げします。

一般的な筋トレだと、メニューによって上げる動作が先だったり、下げる動作が先だったりと統一性がないですが、石井先生のスロトレは、必ず上げる動作を先に行います。

それでは、この後も断食頑張ってください。

Re: 断食お疲れ様です。

2014/08/08(金) 14:23:07 | URL | たがしゅう #Kbxb6NTI
ミスターT さん

コメント頂き有難うございます。

今回の断食で終わりにならないよう今後も少食を心がけたいと思います。

> 体を持ち上げる動作が先で、体を下す動作が後になります。

そうなのですね。教えて頂き有難うございます。私もスロトレ今後少しずつやってみたいと思います。

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