何も考えないのは難しい

2014/08/06 07:23:24 | 断食レポート | コメント:0件

朝は30分程、ヨガに続いて瞑想の時間がありました。

瞑想とはただその場で起こっている事だけに意識を集中して、

脳の疲れを取り除く手段です。

その際、呼吸に意識を向けるというのが一つのコツであるようです。

「何も考えずにただ呼吸をするだけ?簡単じゃないか」と思った方、試しに一度やってみて下さい。

呼吸だけに集中するという事がいかに難しいことかがわかると思います。 瞑想の具体的な手順は次の通りです。

①ざぶとんを二つ折にしてそれをお尻の下に敷いてあぐらをかいて座る。

②深呼吸して心を落ち着ける。

③気持ちが整ったら体を前に倒し両手を前に伸ばした土下座のような姿勢をとる

④しばらく時間がたったら倒れた背骨を一個一個積み上げていくようなイメージで体を起こし、背筋を伸ばす。

⑤両手を太ももの上におき、印を結ぶ(OKサインのような手の形で手の平を上に向ける)。

⑥ゆっくりと胸式呼吸を3回

⑦ゆっくりと腹式呼吸を3回

⑧以降5分間、自然な呼吸に意識を向け、その場に起こっている事を何も考えずにただ感じ続ける

⑨終わったらゆっくりと体を前に倒す

⑩またゆっくりと体を起こして、ゆっくりと目をあけて合掌し終了。



自然な呼吸に意識を向けようとするといろいろな雑念が入ってくる事に気がつきます。

例えば、「今落ち着いてるな~」と思っていたら、もうそれは頭で考えてしまっていますし、

「呼吸に意識を、呼吸に意識を」と思っていたら、それももう考えていることになります。

一瞬の考えなので、内容をすぐに忘れてしまうのですが、とにかく雑念が飛び交っていることに気がつかされます。

その都度、「ダメダメ・・・!」と思い直して呼吸に集中しなおすのですが、また次の雑念がすぐに出てきます。

雑念が出ては横において、また雑念が出ては横においての繰り返しです。

でもそうした試行錯誤を越えて、ただただ呼吸に集中することができれば、

瞑想の良い効果が現れるのだそうです。

瞑想の最大のメリットは頭がすっきりするという事のようですが、

それ以外にも過去の記憶を呼び起こすことができるという話も聞いたことがあります。

脳波で言えばγ波という周波数の早い特殊な波が出ている状態になるようです。

これもまた経験した人にしかわからない高みです。

いつかはその世界ものぞいてみたいものですね。


たがしゅう
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