アレルギーの原因は糖質にあり
2014/06/16 00:01:00 |
素朴な疑問 |
コメント:14件
今月の日本医師会雑誌の特集テーマは,
「食物アレルギーupdate」でした.
アレルギー学は学んでいると,すごく複雑で,
なかなか理解しきれていない部分があります.
ただ,アレルギー学が完全に理解できていなくても,
アレルギーを取り巻く状況については把握する事ができます.
この「食物アレルギー」も近年どんどん増え続けている病気の一つなのです. この特集の冒頭の座談会では,
1960~1970年の頃は周りを見渡してみても,
食物アレルギーのこどもまずいなかったそうですが,
1980年代にかけて食物アレルギーの症例報告が散見されるようになり,
アトピー性皮膚炎の増加とともに,1980-2000年ぐらいにかけて一気に増えてきた印象がある,と語られていました.
そしてその座談会では増加の原因として,
「食生活の欧米化に伴い,魚以外の動物性蛋白質,例えば卵や牛乳などの摂取量がかなり増えてきことが大きな要因の1つ」と述べられていました.
はたして本当にそうでしょうか.
先日も記事にしたように,1980年以降の脂質の摂取量をみてみると,
そんなに増加はしてきていないのです.
それなのに,アレルギーの患者数は変わらず増加し続けている,という大きな矛盾があります.
それにその理論でいくと,魚のタンパク質は別に問題ないという事になると思いますが,
実際にはタラやサバ,さらにはエビ,カニ,いくらなど魚介類のアレルギーもかなりの割合を占めています.
一方で,1980年以降,炭水化物の割合は60%前後で推移し続けています.
糖質制限の理論を学べば,この割合が,食事の度に血糖値の乱高下を起こし続ける極めてバランスの悪い内容だということがわかりますから,
アレルギーが増え続けている原因は,この糖質の頻回過剰摂取ではないかという考えに及びます.
卵やそば,小麦や魚介など,さまざまな食物アレルギーがありますが,
真犯人は糖質によって乱された免疫系であり,
食物アレルギーはその一表現型に過ぎないのではないかと思うわけです.
もう一つ,こちらの図をご覧ください.

年齢別に食物アレルギーの有病率を見た時に,
1歳が最も有病率が高いピークとなって,その後徐々に減少していく様子がわかります.
「アレルギーの原因は糖質頻回過剰摂取」という仮説で考えれば,
1歳にピークが来る理由は離乳食ではないかという考えに及びます.
要するに,もともとケトン体質であった人体に,「離乳食という糖質頻回過剰摂取の食習慣」を無理に強いてしまうために,
それに適応しきれずトラブルを起こしてしまう,
そのピークが離乳食が始まるであろう1歳前後なのではないかと思うのです.
しかし人体の方も負けてはおらず,
そのアンバランスな食組成にも適応しようとして,
アレルギーの有病率が下がっていくのではないかと思いますが,
適応しきれない子はその後もずっとアレルギーに悩まされ続けることになります.
ならばこれを解消するためにすべきことはアレルギーの原因食物(アレルゲン)を取り除くことではなく,
糖質頻回過剰摂取を起こさないようにする事が先決だと私は思います.
そして次のような表も提示されていました.

1歳前後のアレルゲンは,卵や牛乳,小麦などが多いようですが,
成長するに従って,アレルゲンの種類の様相は変化していっているようで,
成人になると卵や牛乳にアレルギーを呈し続ける人は大分少なくなってきます.
一方で小麦は相変わらず一定の割合でアレルギー有病者は存在し続けていますし,
果物や魚介類のアレルギーを持つ人が増えてきているようです,
そして不思議と米アレルギーという項目は書かれていませんが,
「その他」のアレルギーは全体の4分の1を占めています.
この「その他」の内訳に米が入っているのかどうかわかりませんし,
もしかしたら,「まさか米でアレルギーを起こすわけがない」と医師が認識できていないのかもしれません.
このような状況を俯瞰でみた時に,
その時期に主に食べているものにたまたまアレルギー反応が起こっているのではないかという気がしてきます.
多分,1歳前後で魚介類はあまり食べないでしょうから.
また,成人で卵,牛乳アレルギーが少ないというのは,
それぞれの抗原に対して免疫寛容(アレルギーの原因として免疫が認識しなくなった)を獲得したか,
もしくはアレルギーが出るからといって食べなくなり,アレルギーがあるものとしてカウントしなくなったのかもしれません.
糖質制限を学んで謎が一本の線につながっていく様子を,
ここでも感じ取る事ができます.
ただそのメカニズム,サイトカインやメディエータ―のどこがどうなってよくなるのか,に関しては,
今の私には説明しきる事ができません.
私自身も勉強を続けて,できれば解き明かしていきたいと思いますが,
頭のよい方が取り組めば,もしかしたら今でも解明できるのかもしれません.
そういう意味で,アレルギーの専門家にも糖質制限が広まっていけばいいなと思います.
たがしゅう
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プロフィール
Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
オンライン診療医です。
漢方好きでもともとは脳神経内科が専門です。
今は何でも診る医者として活動しています。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。
※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。
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コメント
No title
ただ、一番最初はお粥、豆腐、野菜の煮物なんかから離乳食は始まりますが、白身魚は食べさせやすいし、レトルトなんかにも結構入っているのではないでしょうか。お魚のアレルギーはいったん起こすと、全部の魚がダメになることも多いのですが、シラスとか、削り節とか、ツナ缶なんかが大丈夫の人もいます。
卵のアレルギーは、初めて食べさせた時に起こることが多く、その前に感作されているということですね。湿疹という形で症状が出る時の診断はとても大変です。でも治りやすい。
牛乳なんかはかえって治りにくいそうです。
なんで食べ物によってこんなに違うのでしょうね?
発展途上国はほとんどアレルギーが起こらないのだそうです。まず、気管支喘息が増えだし、その後アトピー性皮膚炎、そして食物アレルギーとなるのだそうで、これはどの国も同じ経過を辿るとお聞きしました。
喘息は大気汚染、アトピー性皮膚炎は皮膚の洗いすぎ、アレルギーのもとは皮膚からはいって感作されるのは通説になりつつあるので、傷ついた皮膚が、食物アレルギーの原因かもしれません。
ケトン体が細胞膜を安定化させるのなら、糖質制限で全てのアレルギーが起こりにくくなる説明になるのかなと思っておりました。
お米のアレルギーはあって、低アレルギー米や雑穀などを食べるようです。アレルギーは食べて治すが基本なので、小さい時から少しづつとっていると、毒に慣れて、アレルギーを起こしにくくなるのではないでしょうか。
成長痛
今日は子育て中のお母さん10名と勉強会をしていました。
糖質制限のこともよく盛り込みます。
アレルギーも本当によく話題になることですが、今日は「成長痛」って本当に存在する状態なの?どうしたらいいの?という話が出ました。
あまりに痛くて寝ていても起きてしまうとか、鎮痛剤を飲む子もいるとか。お母さんがマッサージしてあげると忘れちゃうよ、というご家庭もありましたが、痛がる子がいるのは事実みたいですね。
動物に成長痛はないでしょ、という意見もでましたが、やはり材料となる脂質タンパク質不足?と考えしまいます。
先生のお考えをお聞かせいただけると幸いです。
申し遅れましたが、江部先生の東京公演の時に、一度だけご挨拶させていただいたことがあるんです。某内海医師の元でお手伝いしています。
Re: No title
コメント頂き有難うございます。
確かに離乳食に魚が全く入っていないというわけではないでしょうね。
何の食物アレルギーを発症するかは、その時に主に何を食べているかという事での確率論で説明しきれるのか、それともさらに別の要因があるのか、よくわからない点もまだまだ多いです。
アレルギー克服に際し、ヒトの適応能力を見越して慣れるまで糖質を摂取し続けるという生き方も一つですが、糖質頻回過剰摂取の成れの果ての悲惨さを考えると、糖質はやっぱり避けておきたいものだと私は思います。
Re: 成長痛
コメント頂き有難うございます。
またその節は資料を見せて頂き有難うございました。
> 動物に成長痛はないでしょ、という意見もでましたが、やはり材料となる脂質タンパク質不足?と考えしまいます。
> 先生のお考えをお聞かせいただけると幸いです。
私の個人的な見解ですが、
たいした物理的負荷がかかっていないのに妙に関節などあちこちを痛がる人(例:すごくやせているのに膝が痛い、など)は、圧倒的脂質不足だと思います。
というのも、以下の論文に脂質から作られるケトン体に様々な痛みに対する鎮痛効果があることが示されているからです。
Masino SA, Ruskin DN. Ketogenic diets and pain. J Child Neurol. 2013 Aug;28(8):993-1001. doi: 10.1177/0883073813487595. Epub 2013 May 16.
成長痛も似たようなものなのかもしれません。
No title
成長痛は、筋肉痛ではないかと思っています。
大体元気のいい男の子に多いようですし、
関節が柔らかな子ども達は普通の動きをしていても、
筋肉の使い過ぎ状態になっているように思います。
子どもだから一晩で治ってしまう。いいなあ。
大きくなれば、筋肉もついて起こらなくなりますし、
たとえ筋肉痛を起こしても原因がはっきりわかるものです。
自分の中では破綻してない論理なのですが、いかがでしょう?
Re: No title
コメント頂き有難うございます。
> 成長痛は、筋肉痛ではないかと思っています。
経験からの御意見、非常に参考になります。
成長痛に関しては、私の早合点だったかもしれません。ただし、もしもやせ型でいつまでも痛がるようなこどもがいたら要注意かもしれませんね。
No title
追加のコメントありがとうございました。
参考にさせていただきます!
私は現在29歳ですが、小さな頃からご飯が大好きで当然肥満児でした。部活や運動をしていたのでぽっちゃりレベルだったのですが。
成人し、就職してからは周囲の糖質まみれの食生活に合わせて食事をし、運動習慣もなくなると今まで以上にみるみると太り出し、顔や手や腕や背中、殆ど全身にアトピーのような炎症が出るようになりました。飲み会の後の朝は特に酷く、顔中が炎症で真っ赤になる程で。皮膚科に掛かって薬を貰ってもその時は良くなるものの、なにかのきっかけですぐに再発し、「これはストレスによるものだ」と思っていました。
先月からちょっとしたダイエット気分で糖質制限をし始めたら一ヶ月程で体重が一気に6.5キロ落ち、悩まされていた皮膚炎がピタリと止まりました!びっくりしました。糖質制限と皮膚炎の解消は因果関係があるのかと思い、調べていたら先生のブログに辿り着きました。
考えてみたらペットボトルの甘いジュースを1日3〜4本飲み、ご飯はいかなる時でも必ず丼飯、ラーメンとチャーハンをランチに食べるような生活を送っておりましたので、これらがピタリと無くなるだけで体重は落ちるとは思いましたが、一見関係の無さそうな皮膚炎まで治まるとは嬉しい限りです。健康になってきた実感が出てきました。
これからも継続して取り組もうと思います。先生もお忙しいとは思いますが、この素晴らしい糖質制限の普及をぜひに進めて頂きたいです!若輩者ですが、応援しております!
Re: タイトルなし
コメント頂き有難うございます.
皮膚炎の改善,よかったですね.
糖質制限には多面的な効果があります.非常に奥深いので勉強してみるととても面白いですよ.
成長痛の原因としてそのうちの一つに
成長痛についてのコメントですが、オーソモレキュラーではタンパク質を重要視してますが、成長痛に関しては鉄分不足だという考えもあるようです。
男子も激しい運動によって消耗される鉄量が多いと食の摂取だけでは追いつかないようです。
貯蔵鉄のフェリチン値が大切なようです。
女子は特に生理が始まると成長痛以外にも頭痛が起こるなど特徴があるようなので、お子様を持つお母様は下記の記事をチェックされても良いかと思います。
http://orthomolecule.jugem.jp/?eid=1072
Re: 成長痛の原因としてそのうちの一つに
コメント頂き有難うございます.
成長痛とか,生理痛とかつわりとかは,一般的にありふれていて,そういうこともあると話を流されがちですが,
その原因にいろいろな栄養の背景因子が隠れていそうですね.
原因を特定する検査
食物アレルギと成長痛 興味深いテーマです。
いずれの事象の説明も 議論する際には原因を特定する個々人のデータが欲しいところです。
というのも上記のような複雑な現象には複数の要因が関係していているので、「一般的に多い原因を推察」することは出来てもその人にとって本当にその方の症状の原因になっているのかどうかかはわからないからです。
食物アレルギーの原因について 腸内細菌の関与が候補に挙がっています。その他の様々な症状にも腸内細菌が絡んでいるようです。
腸内細菌叢が乱れると、免疫系になんらかの異常が起きる
(アレルギー側に傾く場合と 自己免疫側に傾く場合があります)
腸内細菌のうち 特にカンジダ、クロストリジウム(のある種)は 代謝産物による症状を出現させることがある
カンジダは、複数の悪い作用を持つ
(腸粘膜を脆弱にする、カンジダに対する抗原が小麦の抗原などと反応しやすい、免疫系を攻撃する代謝物を出す などなど)
消化能力が低いと未消化物が増えアレルゲンとなりやすい
グルテンやカゼインの未消化物が体内に入ると 脳神経の働きを撹乱する
セリアック病にみられる腸粘膜細胞の変化や自己抗体が検出されなくても、グルテン過敏性を呈することがある
糖質や穀物の摂取は 有害な菌の割合を増やすため、食物アレルギーにおおいに関係しているのですが、食物繊維の摂取量、生後にもらう菌の種類、
そしてその他の遺伝的な要因や抗生物質の使用など複数の要因が絡んでいるので ことはそれほど単純ではないと思います。
上記については ウィリアム・ショー博士の「自閉症と広汎性発達障害の生物学的治療法」などが参考になります
なお、このような理論についてはまだ広く認められておらず、ブログをご覧の皆様にこの理論を押しつける気持ちもないことをお断りしておきます。
全く同じ食べ物で育ったとしても 起きる反応が一人一人違うので、一般論ではなく「その人の問題点に焦点を当てた」の食事療法や治療が必要です。
糖質制限食を導入して「卵」「乳製品」「大豆」 などでひどい反応が起きる方もいます。
食事に特別な注意が必要な人がいる一方で、何も起きない人がいるので全部をひっくるめてまたは統計で議論をすると正解にたどりつけないと思います。
また成長痛について、栄養医学の立場としてはたんぱく質の欠乏があるのか、鉄の欠乏があるのかは調べれば分かりますが、
それによって成長痛が起きているかどうか?は栄養欠乏を改善してみなければなかなかわかりません。欠乏と症状は一対一の関係にはないからです。
原因を特定する検査方法の開発はとても大切だと思います。腸内細菌関連では現在盛んに研究が行われており、近い将来もう少し明確な解答が得られるのではないかと期待しています。また海外まで目を向ければ、複数の検査方法による原因の模索がすでに進んでいることに気づかれると思います。検査の解釈については現在進行形で検証が行われているところです。
Re: 原因を特定する検査
詳しいコメントを頂きどうも有難うございます.
> 全く同じ食べ物で育ったとしても 起きる反応が一人一人違うので、一般論ではなく「その人の問題点に焦点を当てた」の食事療法や治療が必要です。
そうですね.個々の問題に対しては個別に対応していく必要がありますね.
遺伝子の解明が進んで,いずれ究極のオーダーメイド医療の時代が来る,などと言われますが,そう簡単にはいかないだろうと私は思っています.遺伝子の働きがわかろうと,どの遺伝子がONになるか,その組み合わせは千差万別であるからです.
しかし,他人が他人を把握する事にも限界があります.基本的には「自分が自分の最良の主治医」という観点を持つ事が,最もきめ細やかなケアにつながると私は考えています.
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