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人為的なストレスを避ける

category - ふと思った事
2014/ 06/ 04
                 
ストレスは良いものなのか,悪いものなのか.

そういう一義的なとらえ方を止めて,ストレスをもっと広くとらえてみたいと思います.

ストレスというものを良くも悪くも「交感神経を活性化させる刺激となるもの」と広くとらえてみます.

そうすると,疲労,不安,緊張などのネガティブなものだけではなく,

興奮,感動,成功などのポジティブなものも,全て「ストレス」という事になります.

このストレスが加わった状態において,ヒトは何かを成し遂げようとする意志力が弱まってしまうというのが前回の記事でした.

ではこの定義において,食事という行為はストレスとなりうるでしょうか.
            

そもそも交感神経が活性化すると、

交感神経終末から主にはノルアドレナリンという物質が分泌されます。

そしてノルアドレナリンは血糖値が上昇させます。

これがストレスを受ける事で起こってくる身体の反応の一つです。

ところが、食事という行為は、

そういうメカニズムを介さずにダイレクトに血糖値を上昇させる行為なので、

いわば「人為的なストレス」という見方ができると思います。

ならばそんなストレスを避けるためには、食べない方がいいのかという話になってきますが、

一方で食後は消化管を働かせるために副交感神経が活性化します。

その際、副交感神経の神経終末からはアセチルコリンという物質が分泌されます。

このアセチルコリンによって消化管が動き、心拍数が減少したりと、いわゆる「リラックスモード」になるわけです。

従って、食事というのは「ストレス因子」であると同時に「反ストレス因子」の性質も持っているという事です。


ストレスに悪いイメージがあるかもしれませんが、

大事なのは、交感神経と副交感神経のバランスが保たれているかどうかです。

ストレスがかかり続けるのは確かに良くないことですが、

反ストレスがかかり続けることもまた良くないという事です。

そういう観点に立てば、ストレスは良いことも悪いこともしてくれていると私は考えます。


ではここまで考えた時に、

病的な状態はさておき、健康な状態において長期の目標を達成するために食事とどう向き合うべきかを改めて考えますと、

少なくとも強制的に交感神経が活性化させられる事は避けた方がよいのだから、

強制的に血糖値が上がる糖質を避ける事、これは必須でしょう。

それ以外に食事の回数、食事にかける時間については、意見が分かれそうですね。

体型などその人の状態によっても違うかもしれませんが、

自分について考えれば、少ない回数で身体に負担をかけないようにゆっくり時間をかけて食べるのがよいのではないかと思っています。


生きている以上、

避けられないストレスはどうしてもありますが、

うまく対処する必要があるとともに、

わざわざ自分で自分の首を苦しめるような、

「人為的なストレス」はできるだけ避けていきたいものですね。


たがしゅう

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