外食で糖質制限するには
2014/04/26 00:01:00 |
素朴な疑問 |
コメント:18件
「糖質制限中の外食はどうすればいい?」
という悩みを時々聞く事があります。
確かに見渡せば外食できる飲食店と言えば,和食,中華,パスタ,ファストフードなど,
糖質主体の食事が提供されるお店ばかりです.
しかしそんな中でも工夫次第で外食でも糖質制限を継続することは可能です.
例えば,ファミリーレストランではセット料理ではなく,単品料理を組み合わせる事で対応できます.
また定食屋ではごはん抜きを申し出れば対応してくれる場合があります.
でも中には「ご飯を抜いて下さい」と申し出るのが気が引けるという人もいると思います. 私もどちらかと言うとそういうタイプです.
それは仮に申し出たとしても,そういう事に対応してくれない店であればただストレスがたまるだけです.
そうなるともう一つの手段は「定食で頼んでご飯だけ残す」という方法です.
これであれば,店員さんとやりとりせずとも糖質制限する事ができます.
しかし一人であればまだしも,友人と一緒に食事をする時や,会食の際などは周りの人達に怪訝な目で見られるリスクがあります.
それに一人であったとしても,残すという事にはやはり抵抗があるものです.
せっかく作ってくれた料理を食べないという事に後ろめたさが生まれますし,
なおかつその食べない料理にもお金を払っているという損な感覚もあります.
そう考えるとやっぱり糖質制限で外食するというのは難しい,という事になってしまいそうです.
ただ私の場合は,糖質制限をする事で空腹感がある程度コントロールできるので,
外食でストレスを感じて注文するくらいなら,最初から食べないということが可能です.
それならそれでやり過ごすことができるという風に食欲に融通が効くのが糖質制限の良いところです.
とは言え,本当は糖質制限メニューのある飲食店が広がってくれた方が,
ストレスなく外食ができるに違いありません.
まだまだ糖質制限を提供しているお店はマイノリティですが,
今後そういった店が増えていけば糖質制限の普及に
一役買ってくれるに違いないと思います.
たがしゅう
プロフィール
Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
オンライン診療医です。
漢方好きでもともとは脳神経内科が専門です。
今は何でも診る医者として活動しています。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。
※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。
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コメント
アイデアで乗り切る?
今日のトピック、糖質制限に取り組む方が皆さん悩まされる問題ですね。
私も、定食をオーダー時「ご飯はいらないです」と言うと、「可哀想に」などと同情されたこともありました。その時は「アレルギーなもんで」ってな感じで対応しました。悔し紛れに「健康になりたくてね」と言ったこともありました(変な顔されましたけど)。
・「お腹があんまり空いていないので」
・「ご飯がきらいなので」
まぁ何でもテキトーな理由をくっつけておけば良いと思います。ただし、親しい人には自分の考えをきちんと説明しておいた方が良いかと思いますが・・・。
また、あまり糖質量などにこだわり過ぎると、それこそ「食べるものがない」状態になってしまうでしょう。そんな時は「次の食事で調整しよう」で良いのではないでしょうか?
それにしても気になるのは、「食品交換表」を使ったカロリー制限食です。サラリーマンが昼飯食べに行く時、ハカリなど持って歩けるでしょうか?正に「絵に描いた餅」ですね。
ではまた。
自信を持って♪
GWでお出かけしたり、家族で集まって外食したりという機会があると、特に「他人からどう思われるか」は気になるものですよね。
いつでも笑顔で「ごめんなさいね~♪」と乗り切っちゃうのはあなたが糖質制限を長くやっているからよ、と言われればその通りなんですが…(^^;)
でも、あんまり他人軸で考えていてもきりがないです。自分の食べたい物を堂々と選ぶことに自信を持ちましょう♪
これから先ずーっと糖質制限を続けて行くんでしょう?それならひるまないで、と自分に声をかけて。
みんながそれぞれ好きな物を食べて、満足して笑顔でいられれば、気まずさなんて一時のもの、私はそう思います(*^-^*)
糖質制限の良い宣伝機会だとも言えますよ。
思い切り幸せそうな笑顔でお肉ばっかり真っ先に注文してみせるとか(笑)
マイナスイメージを抱かせる隙もなく興味を持ってもらえるかもです。
皆様のご健闘を祈ります☆
レストラン
「欧米か!」みたいな感じで優越感に浸れます。
店員さんは予想以上にビックリしますね。
学生アルバイトらしき若い店員さんは余り驚かない感じです。
それだけ言っても結局ライスが出て来ることが多いんですよ。
常人には考えにくいことなんですね。
ライス抜き・・・。
No title
私は外食時いちいち要りませんと言ったり、説明するのは厄介ですので、ビニル袋に入れて持ち帰りますよ。
今まで特に誰にも気づかれません。
気づかれたら、今朝残りのカレ-食べすぎちゃってさ~とか適当に言えばオッケ-。
あらてつさんのブログ
2014.3.19
2014.3.27
2014.4.1
でも様々な読者体験談あり。面白いです。
家族は糖の取りすぎには気をつける・・程度なのでそれを食べてもらいます。
No title
これだけで済みますので、案外ストレスなく外食しています。
ものすごく忙しそうなお店だと、ご飯抜きを頼むとかえって手間隙をかけさせてしまうので、何も言わずに出てきたご飯は残しています。
もったいないと思う気持ちは大いにありますが、自分の健康と引き換えにする価値はない!と割り切ることにしています。
わたしにとって問題になるのは、一緒に食事をする同僚や友人、親族などの方ですね。
No title
自分はチェーン店の中華で単品注文して御飯抜きの外食をした事がありますが、
御飯前提の味付けが濃過ぎてNGでした。
Re: アイデアで乗り切る?
コメント頂き有難うございます.
まだ糖質制限が広まり切っていない今の段階では各自のアイデアで乗り切るのが妥当ですね.
> それにしても気になるのは、「食品交換表」を使ったカロリー制限食です。サラリーマンが昼飯食べに行く時、ハカリなど持って歩けるでしょうか?正に「絵に描いた餅」ですね。
同意見です.
いかに良い治療でも実行できなければ意味がありません.しかも理論的に良い治療でもないわけですから,完全に破綻していると思います.
Re: 自信を持って♪
コメント頂き有難うございます.
> あんまり他人軸で考えていてもきりがないです。自分の食べたい物を堂々と選ぶことに自信を持ちましょう♪
> これから先ずーっと糖質制限を続けて行くんでしょう?それならひるまないで、と自分に声をかけて。
> みんながそれぞれ好きな物を食べて、満足して笑顔でいられれば、気まずさなんて一時のもの、私はそう思います(*^-^*)
そうですね.
どこに重きをおくかという価値観の問題にもつながってきますね.
自分を大事にしたいのはやまやまですが,私の場合はやはり他人の事が気になります.だから何も知らない患者さんを放っておけないのかもしれません.
Re: レストラン
コメント頂き有難うございます.
> 常人には考えにくいことなんですね。
> ライス抜き・・・。
ですね.早くそういう選択があたりまえの時代になってほしいものです.
Re: No title
コメント頂き有難うございます.
> 私は外食時いちいち要りませんと言ったり、説明するのは厄介ですので、ビニル袋に入れて持ち帰りますよ。
> 今まで特に誰にも気づかれません。
ビニル袋ですか.うーむ,私にとってはそれもちょっと勇気がいりますね.
店員にはばれずとも周囲の目線が気になりますし,また自分の後ろめたさはやっぱり残るような気もします.
・・・それにしても,最初からごはん抜きのメニューがどんどん増えてくれたらこんな事で悩まなくて済みますのにね.
> あらてつさんのブログ
> 2014.3.19
> 2014.3.27
> 2014.4.1
> でも様々な読者体験談あり。面白いです。
情報を頂き有難うございます.
あらてつさんのブログ,私もよく見ていますが,糖質制限普及における役割はかなり大きいものがありますね.
Re: No title
コメント頂き有難うございます.
上手に適応されていますね.確かに何をするにも「自分の健康」あってですから,その柱を最優先にするというのは大事な考え方だと思います.
> わたしにとって問題になるのは、一緒に食事をする同僚や友人、親族などの方ですね。
私もそうです.
すでに私が糖質を避けているという事は大分定着してきましたが,それでも本当にその意義を理解してもらっている人はごく少数だと思います.
Re: No title
コメント頂き有難うございます.
> 御飯前提の味付けが濃過ぎてNGでした。
それは糖質制限で本来の味覚が戻った証拠でしょうね.
御指摘の通り今の外食文化の中では基本的に味付けが濃いのが普通ですね.その結果,刺激の強すぎるおかずばかりを食べるという事になり,「ごはん抜き」というだけでは対応できない現状がありますね.
No title
白御飯と一緒に食べて始めてバランスするように味付けされてるから、オカズ単体で食べると濃過ぎになりがちですよね。
なんとなくこの記事を思いだしました。
「口中調味」の壁を破ろう」
byローカーボ・プラスワン
http://mec-lowcarb.com/method/04.html
Re: No title
コメント頂き有難うございます。
> 「口中調味」の壁を破ろう
なるほど、参考になりますね。
外食よく使います
私の場合はランチは外食であることが多いです。
お店はほとんどステーキハウスです。ランチの場合はセットになるのですが、混雑している時を外して1時くらいに行くことが多いです。そこでランチを注文して
ご飯いらないです
と爽やかにいいます。時々クライアントの人と食べますがクライアントには膵臓が機能していないことを伝えていますので何の問題もありません。
また中華料理だとニラレバ炒めと冷や奴とか唐揚げ(私の場合は2個までは問題ないみたいです)とか食べるものを決めています。
個人的には外食はあまり不便は感じません。たまに糖質制限メニューがあるレストランにいきますが料理のクオリティが高くおいしいので江部先生がおっしゃるようにおいしく楽しく糖質制限ができています。
Re: 外食よく使います
コメント頂き有難うございます.
クロワッサンさんも上手に適応されていますね.周囲との人間関係も上手に確立されていて素晴らしいです.
私の場合
どのお店も、「糖尿病」と聞いて、砂糖をあまり使っていない品目を教えてくれます。
やきとりやでは、全部塩でとお願いしています。
お店も客商売なので、きちんと対応してくれます。 長谷川
Re: 私の場合
コメント頂き有難うございます.
長谷川さんのように遠慮なく自分の気持ちを伝えられる人は,今でもあまり問題はないのでしょうね.
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