無敵のマスク理論を疑う千載一遇のチャンス

2024/01/31 17:15:00 | ウイルス再考 | コメント:8件

世界各国はマスクから解放されてもう2年以上が経とうと言うのに、

日本ではマスクの装着者は相変わらず多いですね。特に都会や公共交通機関の中だったら、私の肌感覚ではだいたい半分くらいの人が今でもマスクを装着しているように思います。

もちろん、花粉症だとか、化粧の手間が省けるとか、顔バレしにくいなどのマスク装着による実益を感じているという人はかまわないと思いますし、

何となくみんながつけているからとか、マナーとしてそうした方がいいと思っているからとか、そもそもそんなに深く考えていないとか、そういう浅い理由でマスクをつけ続けている人達へ偉そうに苦言を呈するつもりもありません。

ただ、マスクの効果はコロナ前から医療現場でも不確かで、効果があるのかわからない状況でした。

正直言って、私もコロナ前は病院勤務の際、惰性でマスクを装着してしまっておりました。息苦しいからしょっちゅう鼻出しマスクとなってしまっていたにも関わらず、です。

振り返ると当時の私はそのことについて特に何も考えていなかったなと思います。でも今は明確な意志を持って病院でもマスクを装着していません。

なぜならば、コロナ禍というマスクの効果を疑うこれ以上ない千載一遇の機会を経て、熟考した結果、「マスクを感染予防目的で装着すべきではない」という考えに至ったからです。 この一大チャンスがなかったら、もしかしたら今でも私は「医療従事者はマスクをつけておくべき」という考えのままだったかもしれません。

考えてみれば、マスク理論は無敵なのです。

だって、たとえばマスクを装着しているのに感染症に罹患したとしても、

その理由を「マスクに感染予防効果がないから」ではなく、「マスクをしていない人から移された」という解釈することもできるし、「自分のマスクの装着方法が完璧ではなかったから」と解釈することもできてしまいます。

息苦しいからすぐに鼻出しマスクになってしまう私のように、です。

逆に、マスクをしていなくても感染症にかかっていない人がいたとしても、「運よくウイルスに遭遇しなかったから」とか「免疫力の方が強かったから」などの解釈で、説明できてしまいます。

決して「マスクの効果のなさ」を説明するエピソードとしては使うことができません。

医学論文上でもマスクは有効という論文から無効とする論文まで賛否両論です。いくつか厳密に調査した論文を読みましたが、とても現実を反映しているとは思えない設定だったりしますし、

実際にはありえないくらい隙間なくマスクを装着させたとしてもマスクの感染予防効果は完全ではないなど、結局効果があるのかないのか、判然としません。

そうなると、現実におけるどの事実を使っても、「マスクには感染予防効果があるかもしれない」という解釈はいつまでも否定されないでいることができてしまうわけです。

事実重視型思考の私としても、このマスク無敵理論を事実ベースで否定することは難しかったと言わざるをえません。

ただコロナ禍でこの無敵のマスク理論を疑うに値する重要な事実が明らかになってきました。たとえば、

①国民の90%以上がマスクを装着し続けた3年間(2020年〜2022年)であったにも関わらず、感染者数のグラフは毎回波型でだんだん波の振幅大きくしながら推移していったこと、

②2020年3月頃、全国で新規感染者が発生し始めた頃、全国同時多発的(しかも北海道優位、都市部優位の傾向)に感染者が発見されていたこと、

③マスクを装着していない新生児のコロナ死亡率が数年ゼロで推移していたこと、


などです。これらはいずれも「マスクに効果がある」という前提に立つと、説明するのに無理が出てくる事実でした。

だって①はマスクでほぼ全ての国民がしっかり防御体制をとっていたにも関わらず、防げるどころかどんどん感染者が拡大していく始末です。

マスクをしていたから波が下がったという説明にも説得力はありません。同じ条件で次の感染者の波はちゃっかり襲ってくるわけですから。

「気の緩み」なんて適当ワードを医者や為政者から聞くことも多かったですが、それも説得力がありません。ほとんどの国民がマスクをもはや習慣的につけ続けていたからです。

合理的な説明があるとすれば、感染者の波の度にウイルスが強毒化したり弱毒化したりするという都合の良い変異が起こっているという説明をするしかないかもしれませんが、

それにしても毎回季節の変わり目に起こり、基本的に正規分布のような形の波となるのは、マスクでウイルスを防いでいるにしては不自然です。綺麗な形になりすぎです。

②に関しても、マスクを無視しているどころか、あっという間に全国に広まりすぎているのです。ここでウイルスが一人ひとりに丁寧に伝播されたのではなく、PCR検査によって無差別に感染者を掘り起こしている可能性に気づくことができます。

だからPCR検査体制があって、かつ寒さが厳しい北海道での感染拡大が先行して目立ったと考えた方がつじつまが合います。そこにマスクの関与は全くと言っていいほど見受けられないのです。

そして③は一番おかしな部分です。新生児に流石にマスクはできなかったですし、

ましてや新型の強毒ウイルスです。抗体だってまだ日本中の誰も持っていない状態です。

生後6ヶ月未満だったら母親の抗体が残っていると言っても、その母親にもコロナの抗体はありませんし、生後6ヶ月以降は母親の抗体もなしで新型ウイルスに対処しなければなりません。

マスクが有効あれば新生児が最もコロナ被害に遭うべきはずの存在でした。ところが結果は真逆だというのですから。

この事実はマスクを疑う根拠というよりは、コロナを疑う根拠、もっと言えばウイルスそのものを疑う根拠としても重要な役割を果たしたわけです。


①〜③の事実を合理的に説明する私の仮説をまとめると、こうです。

・ウイルス感染症とは自身の異物除去システムのオーバーヒート状態であり、異物との接触を契機に発生するものの異物除去システムが整ってさえいれば、何事もなく本人にもわからないところで処理される。
・基本的に異物除去システムのオーバーヒート状態は何の異物に対してでも起こりうる。ひどくなると自己組織に対しても起こりうる
・異物除去システムのオーバーヒートの程度が悪化していくと、風邪のような一過性の感染症イベントでは済まなくなっていく。アレルギー→自己免疫疾患→サイトカインストームの順で進展していく
・異物除去システムをオーバーヒートさせる増悪因子は、一言で言えばストレスである
・あらゆるストレスが増悪因子となりうるが、一番大きな増悪因子は気候変動である(集団共通の影響を与える)
・異物除去システムがオーバーヒートしている人は、たとえ接触した異物が少量であったとしても感染症イベントが発生しやすくなる
(←ここがマスクの無効性が一番表現されているところ!)
・これまでに身体のシステムを酷使してきた人(高齢者、基礎疾患持ちなど)ほどシステムはオーバーヒートしやすい
・ワクチンは異物認識細胞のリンパ球と異物を血管内で直接接触させうる非常にリスキーなストレスである


つまり、ウイルス感染症という現象を「ウイルスによって引き起こされる病気」という病原体病因論の立場で捉えるのではなく、

「人体の異物除去システムのオーバーヒート状態」という宿主病因論の立場で捉え直したら、

病原体病因論で矛盾するコロナ禍で観察されたさまざまな事実を、矛盾なく説明できるようになったと、

だから医学のすべてを宿主病因論を前提とする「主体的医療」で捉え直す必要性を、私は訴え続けているのです。

逆に言えば、現代医療が病原体病因論に立っているからこそ、マスク無敵の理論の無敵性が許され続けてしまうわけですし、

いつまで立っても感染症の専門家が感染症でマスク装着を推奨し続けてしまうし、なぜ感染が収束したのかわからないなどという発言が繰り返されてしまうのだと思います。

端的に言えば、マスクというのは「病原体病因論を前提にした産物」だとも言えるかもしれません。

病原体病因論では矛盾が明らかになった今、このマスクの常識から逃れられない医療に任せていて本当に良いのでしょうか。

病原体病因論で考えている限り、かつての私がそうであったように、

「マスクは無敵」の理論が今までもこれからも、どれだけ変なことが起こっても許され続けてしまいます。

そんな常識から離れられない専門家達からは離れて、

宿主病因論の立場ですべてを考え直していくべきではないかと私は思います。


たがしゅう
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コメント

2024/02/02(金) 12:54:50 | URL | ココア #-
マスクすることが、当たり前みたいな感覚なんでしょうかね?

私は寒くなってからは、おもわず鼻水がでてしまうことがあるので、逆にマスクしてます。

一度ついてしまった習慣(忖度?)は中々、止めることはむずかしいのかもしれませんね。

話は変わりますが、昨夜テレビを見ていたら、ある医師が一日の歩数が1000歩ふえるごとに寿命がのびるとか言ってました。

じゃ私みたいにポリオで66歳のお婆さんで
一日、9000万歩どころか1000歩歩くのがやっとの私は明日にでも死ぬのか?

車いすの友人は皆、短命なのか⁈とつっこみ入れてしまいました。

マスクにしてもメディアの影響が多いと思います。

Re: タイトルなし

2024/02/03(土) 14:58:14 | URL | たがしゅう #Kbxb6NTI
ココア さん

 コメント頂き有難うございます。

> ある医師が一日の歩数が1000歩ふえるごとに寿命がのびるとか言ってました。
> じゃ私みたいにポリオで66歳のお婆さんで
> 一日、9000万歩どころか1000歩歩くのがやっとの私は明日にでも死ぬのか?


 ココアさんのお立場ならではの鋭いご指摘ですね。
 私はこの医師の意見に必ずしも賛同しません。

 運動が健康に良いという意見も医療界でかなり常識的に扱われていると思いますが、
 裏を返せばそれは食の常識が飽食前提に偏りすぎていることを意味しているとさえ思えます。
 この点はもう少し詳しく説明した方が良さそうなので、折を見てブログ記事にさせて頂きたいと思います。

2024/02/03(土) 15:12:43 | URL | ココア #-
たがしゅう先生、コメントいただきありがとうございます。

すみません9000歩と書くところを9000万歩と書いてしまいました。

スクワットがいいとかウォーキングがいいとか、かかと落としがいいとか、どれも私には出来ないことなので、もや~としていました。

この点の先生の考察、楽しみにしています。

Re: タイトルなし

2024/02/03(土) 17:12:33 | URL | たがしゅう #Kbxb6NTI
ココア さん

 コメント返し頂き有難うございます。

 9000万歩には気づいておりませんでした(^ ^)
 趣旨は伝わっておりますのでご安心下さい。運動健康仮説に異論を唱えたいと思います。

運動と寿命

2024/02/04(日) 00:08:19 | URL | ネコプヨ #miENxvkA
ココアさんのコメントで一日の歩数が多いほど長生きというデータがあるとのことですが、似たようなのに歩速が速いほどや歩幅が広いほど長生きなどもあったように記憶しています。
しかしこれらは因果関係が逆で、今現在健康なの人ほどよく歩けているわけで、老化や病気で衰えている人ほどよちよち歩きになりがちで、そういう人の方が早死にするのは当たり前なので、特に意味のあるデータではないと思います。

また今回のテーマに関して、風邪の予防にはマスクなどより口呼吸をしないように気を付ける方が余程効果的ではないかと思っていて、よく咳をする人ほど口呼吸をしている印象があります。
また長距離走の選手でも苦しくなると口呼吸になっている光景をよく目にするので、一般人がトレーニングなどで走るにしても鼻呼吸で充分耐えられる強度に留めるべきだと思います。

Re: 運動と寿命

2024/02/05(月) 10:19:45 | URL | たがしゅう #Kbxb6NTI
ネコプヨ さん

 コメント頂き有難うございます。
 鼻呼吸と口呼吸との関連で運動を捉える視点は面白いですね。

 私の理解では本来的な呼吸経路は鼻呼吸であり、口呼吸は何らかの原因で鼻呼吸に支障を生じた場合の緊急避難経路だと考えています。
 長距離走時に口呼吸を必要とするのはその何らかの原因の一つで、ご指摘のように鼻呼吸ではその運動量に耐えうる酸素供給を確保できないからだと思います。

 ということは運動という健康法はある意味で、緊急避難経路を発動させる行為だということになります。緊急避難的な方法は、確かに困難な事態を打開するのに有用かもしれませんが、あくまでも緊急避難的であって何度も繰り返すことには身体に負担がかかります。その身体に負担がかかる方法を維持するためには、大量のエネルギーが必要となります。その大量のエネルギーを確保するためにはどうすればいいか、という風に考えていくと、どうなるか。続きはブログ記事でまとめられればと思います。

2024/02/05(月) 11:06:48 | URL | JN #-
コメント失礼いたします。

ヨガでも鼻で吸って口で吐くと言う呼吸法があると思います。(腹式呼吸です)

年齢とともに横隔膜の張りが弱くなり、私は食道裂孔ヘルニアになっておりますが、その改善方法としては、仰向けになって胃のあたりに、2キロほどの重たいものを載せ(鉄アレーなどではなく)鼻ですって、口をすぼめて息を吐くと言う方法が、長崎大学の先生がおっしゃっておられる方法です。

それを毎朝、ほんのわずかな時間ですが続けております。

何しろ横隔膜も筋肉であると言うことなので鍛えれば張ってくると言う先生のお話でした。

ですから、口呼吸ばかりではなく、鼻呼吸と口呼吸と交互にすることにより効果が現れるということだろうと思います。

やってみられるとその効果がよくわかると思います。

私はサイクリングを趣味としておりますが同じく鼻で息を吸って、口で吐く(やはり腹式呼吸)により運動能力が維持できると言うふうにも聞きました。失礼しました。

Re: タイトルなし

2024/02/06(火) 12:22:16 | URL | たがしゅう #Kbxb6NTI
JN さん

 コメント頂き有難うございます。
 なるほど、腹式呼吸も良いとよく言われますよね。実際、実績もあるやり方だと思います。
 横隔膜も筋肉の一つということもその通りで、広い意味での運動療法として捉えられるかもしれません。

 運動療法は確かに健康を導く一つのアプローチではあると考えていますが、
 ただそれと真逆のアプローチが疎かになっているということ、そしてなぜ片方のアプローチだけにここまで偏ってしまうのかという構造について考えるのが面白いと私は考えています。

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