問題がこじれた時には前提を疑った方がいい
2023/11/08 15:30:00 |
糖質制限 |
コメント:4件
「何でそんなややこしい対処になるの」と思ったら、根本的な前提を間違っている可能性を考えた方がいいかもしれません。
いきなりですが皆さん、「正常血糖ケトアシドーシス」という言葉をご存知でしょうか。
糖質制限実践者にとっては、「ケトーシス」と「ケトアシドーシス」という言葉の方がなじみがあるかもしれませんね。
人間には糖質と脂質の大きく2つのエネルギー源があって、糖質制限食を実践していると、脂質をエネルギー源とする脂質代謝が活性化するという流れがあります。
その脂質代謝が活性化することで生み出される実際的なエネルギー物質のことが「ケトン体」と総称されています。
そして血液中に「ケトン体」が多い状態、しかし心身に特別な悪影響がもたらされていない状態のことを「ケトーシス」というのですが、
実は「ケトン体」は酸性の性質を帯びており、あまりにも体内で急激に増え過ぎると、増え過ぎた「ケトン体」によって酸性度が高まり、それを体内の酸・アルカリの緩衝機構で対処しきれなくなって、
「ケトン体」が増え過ぎて、体内(血液内)が酸性に傾いて、心身の症状をきたした状態になることがあります。これを「ケトアシドーシス」と言います。
さらに言えば、基本的に「ケトアシドーシス」というのは緊急事態で、直ちに酸・アルカリを通常の状態に是正しないと命の危機があるという状態だと言われています。
医療者にとっては「ケトン体」と聞けば、「ケトアシドーシス」の状態をすぐに連想してしまう傾向が強くあります。なので「ケトン体」を意図的に産生させる糖質制限食も、黎明期にはこの「ケトアシドーシス」を理由に散々叩かれてきた歴史があります。 でも、糖質制限食の実践者が糖質制限食だけが理由で「ケトアシドーシス」になることはまずありません。
なぜならば、「ケトアシドーシス」の背景にはインスリン分泌不全があり、そのため「ケトアシドーシス」には高血糖を伴うことが一般的であるからです。
糖質制限食の実践中は基本的に血糖値を上げる糖質を摂取しませんので、高血糖になることはありませんし、
糖質制限食はインスリン分泌を最小化させるものの、インスリン分泌をできなくしているわけではない(むしろインスリン分泌能を温存している)ので、
糖質制限中にはいくらケトン体が上昇していても、血糖値は上昇しませんし、身体の酸・アルカリのバランスを調整するシステムによって緩衝され、血液も酸性に傾くことはなく、「ケトーシス」の状態を維持することができます。
唯一の例外は、あまりにも急激にケトン体が上昇する場合として、72時間以上の「断食」を行う場合に一時的な「ケトアシドーシス」が起こることがあります。
しかしながらその72時間以上の断食を行った場合に現れる「ケトアシドーシス」はその後緩やかに緩和していきます。
なぜそう言えるかと言えば、私は200時間の断食を血液の酸性度を血液検査で確認しながら実践した経験があるからです。
よって断食以上にケトン体を急上昇させる方法は、人為的に注射でケトン体を注入するような行為を行わない限りはあり得ませんから、原則として糖質制限食で「ケトアシドーシス」が起こることはないと言えます。
余談ですが、「断食」では低血糖のトラブルが起こりうることがよく知られており、断食道場などでは断食中の場合に黒砂糖や生姜湯などの摂取が指導されたりすることも多いですが、
糖質制限食の実践者の場合はそうしたトラブルはまず起こりません。なぜならば糖質制限実践者は糖が少ない場合であってもケトン体を利用するシステムを使うことに慣れているからです。
逆に言えば、普段が糖質中心食の人が急激に断食をすると、断食でケトン体が産生されてもそれを利用するシステムを使うことに慣れていないため、「ケトアシドーシス」よりも先に低血糖発作が起こってしまいます。
なので、トラブルなく断食の恩恵を受けたい人は普段から糖質制限食の実践を行なっておくことを私はおすすめします。
さて、冒頭の「正常血糖ケトアシドーシス」の話に戻ります。
これは実はとある薬が登場するまでは世の中に存在していない概念でした。
そのとある薬というのは、「SGLT2阻害薬」です。
SGLT2阻害薬というのは、SGLT2という腎臓から尿管へと尿が流れる途中にある尿細管という部位にあって糖を再吸収する受容体の働きをブロックすることで、結果的に尿中へ糖を排泄させる作用を持つ薬です。
ある意味で糖質制限していなくても、薬理学的に糖質制限させるような薬なので、
中毒性や常識の壁などの理由でどうしても糖質制限できない人に対して、選択肢の一つとして提案することがある薬です。
糖尿病の数ある薬の中では、減量をもたらしたり、心不全や脳血管障害のリスクを減らすなど、まるで糖質制限を行なっているかのような効果が確認されており、近年では糖尿病専門医による糖尿病診療の中で使われる機会がかなり増えているようです。
で、このSGLT2阻害薬の服用者は、尿中に糖が排泄されることによって強制的に糖質制限状態にさせられるので、
糖質制限実践時と同様に、まず「ケトン体」の産生が促されることもよく知られているのですが、
例えばSGLT2阻害薬の服用者が、厳格な糖質制限食をいきなり行なったりすると、薬による強制的なケトン体上昇と食事変更による自然なケトン体上昇が重なって、本人にとってケトン体の量が過剰になってしまい「ケトアシドーシス」の状態に陥ることがあります。
それなのにSGLT2阻害剤の作用と糖質制限によって血糖値の上昇が起こらず、かつインスリン分泌も枯渇していない状況となるので、高血糖にはならず血糖値は正常値のままとなります。これを「正常血糖ケトアシドーシス」と言います。
納得がいかないのは、これをよく「糖質制限のせいだ」と糖質制限だけに罪を着せるような発言が、この「正常血糖ケトアシドーシス」の症例報告などで聞かれることがあるという点です。
本質的にはSGLT2阻害薬を服用する不自然な糖質制限状態があることが前提で起こりうる病態であって、
糖質制限食単独では決して起こりえない状態であるにも関わらず、SGLT2阻害薬は正当な治療で、糖質制限食は推奨できないと医師側が捉えているためか、「糖質制限が悪い」とアンフェアな判断を下してしまっているわけです。
まるで漢方薬による間質性肺炎の問題が起こった際に、漢方薬だけが原因だと判断された時と同じような恣意性を感じます。
そんなSGLT2阻害薬服用者に起こりうる「正常血糖ケトアシドーシス」ですが、
とある医師専用サイトの質問コーナーに、研修医とおぼしき人が「正常血糖アシドーシスへの対処法」についてアドバイスを求めている投稿が私の目に止まりました。
投稿者の先生は「どんな点滴を使うべきなのか」「糖を多少なりとも入れた方がいいのか」「入れるとしたらどれくらい入れるべきなのか」
あるいは「ケトアシドーシスの是正のためにインスリンを補充すべきなのか」「こうしたケースに対応する際の標準的な治療ガイドラインなどはあるのか」など色々細かく質問されていました。
それに対して複数の医師が回答されていて、ああでもないこうでもないと議論しているのを見て私はこう思いました。
「はじめからSGLT2阻害薬を使わずに、糖質制限食だけにしておけば考えなくても済む問題なのに」と。
こうした患者さんへの対処方法が複雑になるときというのは、いかにも専門医の腕の見せ所という感じがするわけですが、
裏を返せばそれだけ患者の状態がこじれているということでもありますし、なぜ状態がこじれるのかと言えば、大前提が間違っているからではないかという風に私には思えてしまいます。
同様の構造は糖質制限だけではなく、他にもさまざまな医療の場面で見受けられます。
例えば、抗がん剤の副作用として強烈な下痢があると、それを防ぐために止痢剤(下痢止め)を使うと、しかし止痢剤を使うと腸内細菌が停滞して、腸内の炎症も手伝って菌の一部が血管内に侵入し、敗血症を発症してしまうと、今度はそれを抑えるためにその菌に対して感受性のある抗生物質を使う必要があると、しかし抗生剤に耐性を持つ菌がいると抗生剤の使い方にも専門性が求められると…。
そういう下痢への対処法や、抗生物質の適正使用について学ぶ医師向けセミナーも日々たくさん開催されています。
しかしふと思うわけです。「そもそも抗がん剤を使わなければ、すべて考えなくても済む話だなぁ」と。
コロナワクチンのトラブルも同様です。そもそもワクチンを打たなければ発生しなかったかもしれない。これら全ての共通点は「余計なものを入れないこと」です。
そして逆に言えば、「問題がこじれている場合には余計なものを入れてしまっているかもしれないことを想定した方がいい」ということでもあると思います。
私は最近、この構造が政治にもあると感じています。
私も政治・経済に関しては完全な素人なので、受け売りの話ではあるのですが、
「素人だからわからない」と諦めずに考えていくと、医療とそっくりの構造が見えてきます。
過去最高の税収になった一方で、18ヶ月連続の実質賃金の減少、円安の影響も受けて止まらない物価上昇、ガソリン代の高騰という国民にとっての経済的困窮状況が続いています。
この状況を受けて首相が「物価高対策に税収の一部を国民へ還元」と高らかに宣言したので、誰もが消費税の減税を期待していた状況ではなかったかと思います。
ところが打ち出された減税は所得税の減税、及び非課税世帯へのワンショットの現金給付です。しかも所得税の減税に至っては約1年後の話です。「何で?」となります。
しかも所得税減税というのはある程度収入がある人にとっては減税効果がありますが、所得税を納めるほど収入がない人にとっては何の助けにもなりません。明らかにおかしい対策です。
国の中枢を担う政府が、そんな素人が考えてもおかしいと思うような政策をのうのうと打ち立てているのです。ここに私は明らかな問題のこじれを感じます。
そして極め付けは、2023年11月1日の参議院の予算委員会での質疑に対して首相が、「全ての税金の減税効果を検討して所得税減税が最適だと判断した」と主張する一方で、「消費税減税」については「検討さえしていない」と答弁したことです。
これは明らかにおかしい答弁です。もっと言えば、2023年10月から導入されたインボイス制度。
横文字でルールも複雑なのでわかりにくいかも知れませんが、これは私の理解では非常に悪質な消費税増税です。
何が悪質なのかについてはこちらのインボイス制度に反対する団体「STOP!インボイス」の動画を参考にしてもらうとして、同団体の活動によってオンライン署名では国内最多の54万超の反対署名が集まりました。
にも関わらず、一時は署名の受け取りを拒否されたり、ようやく受け取った後も反対の声が考慮されることもなく、そのまま強行的にインボイス制度が実施されてしまっています。
要は意地でも消費税減税だけはしたくないのが今の政府の姿勢であるということがありありと伝わってきます。
こうした税をめぐる問題のこじれも、消費税を廃止にすれば全て解決するということが勉強すればするほどわかってくるのですが、
それを説明するには長くなってしまうので、詳細は「消費税の正体ばらし隊」という活動があるので、そちらを参考にしてもらうとして、
私が今回注目したいのは、医療と政治の問題のこじれが起こった際の共通構造です。そう、「余計なものを入れてしまっている」のです。
その余計なものというのは政治の場合は「消費税」だと私は考えています。政府は「消費税は社会保障のための重要な財源と位置付けられている」と解釈しているのですが、それが根本的に間違っているという話です。
ただ間違った前提を絶対に見直したくない勢力があります。
医療の場合は専門家です。もっと本質的に言えば、既得権益の受給者だと言えるかも知れません。
そしてその既得権益が大きければ大きいほど受給者には大きな権力が備わっていることになります。
政治にそれを当てはめて考えれば、これがいかに変え難い構造になってしまっているかが容易に想像できます。
この構造に気づいた時に、正直言って私は途方もない絶望感を覚えてしまいました。
糖質制限食を普及するのも大概大変な作業ですが、
消費税を廃止に持ち込むなんてことは、その比ではないほど大変な作業に思えます。
でもここを見直せない限りは、これからも問題はこじれ続けるし、
こじれることによって起こる不利益は国民が背負うことになってしまうように思います。
医療の場合はまだマシで、自分達が余計なものを入れないように心がけ、
その代わりにどうするかについてそれぞれが主体的に考えるという道があります。
でも政治に対しても、相手がどれほど大きな既得権益を持った集団であっても、
本質的には一人ひとりの国民が主体的に行動していくことでしか対処できないことなのかも知れません。
たがしゅう
プロフィール
Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
オンライン診療医です。
漢方好きでもともとは脳神経内科が専門です。
今は何でも診る医者として活動しています。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。
※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。
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経済について
要点を挙げると、今の緊縮財政至上主義は、国の借金で財政が破綻するという思い込みが主因で、実際には日本国債は100%自国通貨立てなので理論的に破綻などありえない、むしろデフレ脱却のためには金融緩和をしつつ国債増発で適切な規模の財政支出を拡大するのが正解。
国の借金という言葉が誤解を招きやすく、政府の負債と言う方が正確で、政府が負債を拡大するとその分必ず民間の資産が増える。通貨発行主体の政府の負債を家計や個人の借金と同じように考えてはいけないなど。
消費税に関する考えもたがしゅう先生と合うと思います。三橋氏はブログも毎日更新されてるのでそちらもとてもおすすめです。ただ最近やや毒舌気味、医療に関しては一般的な考えとかの難点はあるかもです。
なお少し前に固定記事からメルマガ登録しまして、オンライン診療についての五日連続講座も既に受けました。オープンダイアログなどの参加は、やや人見知りなところもあって考え中です。
Re: 経済について
コメント頂き有難うございます。
またメルマガやステップメールにまでご登録頂き感謝申し上げます。
私としては緊縮財政主義がカロリー制限派に、積極財政主義が糖質制限派にリンクします。
そして両者の主義を区別する最大のポイントが、「税は国の財源である」と認めるか否かだと思っています。「脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖」のようなものでしょう。
学べば学ぶほど、そっくりな構造です。
そしてそんないびつな構造を作る背景にはいつもお金(既得権益)とプライドがある、というところまでそっくりです。ため息が出ます。
三橋貴明さんの存在は積極財政主義のことを勉強し始める過程で知る機会はありましたが、
きちんとはフォローできておりませんでした。でもそのくらい積極的に情報発信されている方なのですね。是非フォローしてみようと思います。勿論、批判的吟味の視点を持ちながら。
オープンダイアローグについても触れて頂き有難うございます。
細く長く続けていければと思っておりますので、もし気が乗ればいつでもお声かけ頂ければ幸いです。
経済
、流石だなとたがしゅう先生の知性に感服しています。
三橋氏をすすめたかったのは、他にも近い考えの著名人は知っているんですが、その人達と比べてもマクロ経済の分析や説明のしかたが天才的に上手くて、ちょっとモヤモヤしてる部分があってもそれを次々とクリアにしてくれたからで、実は前から経済の話が出たら紹介したいなと狙ってました(笑)
恥ずかしながら三橋理論を知った当時、周りの人や実名は出しませんがアクセスできる著名人にまで知ってもらおうと熱っぽくアピールしたんですがほとんど成功しませんでした。
仰る通り、税は財源という思い込みも強固ですね。
Re: 経済
コメント頂き有難うございます。
> 自力でデフレ下での積極財政の正しさや消費増税がおかしいということにたどり着かれるとは
> 、流石だなとたがしゅう先生の知性に感服しています。
お褒めの言葉を頂き恐縮です。
ただ残念ながら自力ではなく、つい最近、インボイス制度反対の声についての情報発信に触れていく中で私もようやく気がつかされる、という流れでした。ただ正論だけで世の中は動いていないということが医療について考えていく中でよくわかっていたので、おそらく情報に触れて納得するまでは早かっただろうと愚考します。
問題はここからどうするか、ですね。
選挙とか、署名とか、デモとか、一般的な正攻法がもはや通じないところまでこじれてしまっているので、それとは別の具体的行動を起こす必要があると思い、その方法を考え試行錯誤し続けています。
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