今までのワクチンとは次元の違うトラブルが起こっている

2023/09/07 17:55:00 | よくないと思うこと | コメント:0件

「ターボ癌(turbo cancer)」という言葉を時々耳にするようになりました。

どうやらコロナワクチンが登場してからはじめて生まれた言葉のようです。

医学の教科書に載っているような正式な医学用語ではありませんので、厳格な定義があるわけではないのですが、

概して「コロナワクチン接種後に通常の医師の感覚では考えられないくらいの速度でがんが増殖・進展していくよう状態」を指して、そのように呼ばれているみたいです。

そんな「ターボ癌」という言葉に対して、がんの専門家の人達が「そんな医学用語は存在しない」という理由で否定している様子をよく見ますが、この態度は明らかにおかしいと私は思います。

なぜならば、一般人の立場としては、別に「ターボ癌という言葉が医学用語として正式に採用されているのかどうか」を知りたいわけではないからです。

言葉の正式採用の是非はともかく、コロナワクチン接種後に「ターボ癌」と認識されるような現象が現れるのは妥当なのかどうかが知りたいのです。 それなのになぜ、この疑問が「そんな用語はない」という解釈に置き換えられてしまうのでしょうか。

私に言わせれば、コロナワクチンでがんが急速に進行することは理論的に十分にあり得る事態です。

よく聞く論理としては、コロナワクチンで免疫抑制の副作用があり、がん細胞を抑えることができなくなるからという仮説がありますが、私はその意見とは違います。

正確に言えば、ここでの「免疫抑制」という現象が、この仮説ではおそらく「免疫細胞の不活発状態」だと考えられているのに対して、私は「免疫バランスの不均衡状態(発炎反応>>終炎反応)」だと捉えているという違いです。

コロナワクチンは私が知る限り、歴史上最も副反応の強いワクチンです(天然痘ワクチン(種痘)も候補に挙がりますが、私の医師歴の中では実施経験がなく判断困難です)。

その理由として私は、LNP(Lipid Nanoparticle:脂質ナノ粒子)などと総称される物質の中のPEG(ポリエチレングリコール)の化学物質としての強固な安定性が関係していることを過去記事で指摘しました。

ワクチンは本質的に「異物との強制接触」なので、体内に注入されれば強い異物除去反応が必然的に惹起されることになります。

そしてこの異物の化学的安定性が高いということになれば、なかなかその異物を除去することができず、異物除去反応が遷延します。

モデルナアームと呼ばれる今までのワクチン接種では聞いたことのない遅発性の接種後局所症状が注目されるようになったことも、なかなか除去できない異物が重力に従って皮下組織内で分解されながらゆっくりと下へ移動していたと考えれば説明がつきます。

異物除去反応が惹起されるということは、これは身体にとってストレス環境ですから、糖代謝の持続的な過剰駆動状態に置かれるということです。

そして糖代謝の過剰駆動環境においてこそ、がん細胞は出現します。だからワクチンによってがん促進的な変化が起こるのは必然的ですし、その変化がコロナワクチンで最大になったとしても全く不思議ではないのです。

そして問題はワクチンによっていつまで糖代謝過剰駆動状態が続くのかということですが、

ポリエチレングリコールがいつまで残っているのかは明確にはわからないものの、モデルナアームの好発時期が1週間程度であることを踏まえますと、せいぜい数週間程度で消えるであろうことは推定可能です。流石に何ヶ月も何年もポリエチレングリコールが残存している可能性は低いと思います。

しかしながら数週間、ポリエチレングリコールの強制注入を契機として異物除去反応が刺激され続けるとなれば、この間に自律神経の過剰刺激状態も強制的に引き起こされることになります。

自律神経が過剰にされ続ければ、身体に不調を感じたり、症状を自覚することが起こりえます。これがいわゆる急性期(接種から1ヶ月程度まで)のワクチンの副反応として認識される現象だと思います。

ところが人によっては強制的な自律神経の過剰刺激状態を経験すると、おそらくそれまでの健康状態や症状に対する不安・恐怖などの心理的なストレスも関係してくるのでしょうけれど、一定の割合で異物はもうすでに無くなった状況であるにも関わらず自律神経の過剰刺激状態が惹起されるということが起こりえます。

これがいわゆる慢性期(接種後1ヶ月以降の時期)のワクチン接種後の不調、いわゆる後遺症と呼ばれている遷延する症候群だと思います。

よくコロナでも後遺症が起こると言われますが、コロナ後遺症に関しては発症の契機となる最初に接触した異物はウイルスです。

ウイルスは私の考えでは「自己」と「非自己」の中間的存在です。少なくともポリエチレングリコールに比べると明確な異物ではありませんので、

コロナで症状が遷延する理由としては、不安や恐怖に伴う慢性持続性ストレスの関与、もしくは接種前から恒常性維持(ホメオスターシス)の調節がうまくいっていない背景がある(高齢化、基礎疾患の合併など)のではないかと考えています。

逆に言えば、ウイルスは明確な異物ではないので、自分の身体と精神が安定していれば必ずしも異物除去システムは惹起されませんし、惹起されたとしても速やかな収束が期待できます。

ところが、コロナワクチンに関しては前述のように明確かつ非常に除去しにくい異物です。

ほとんど全ての人で強い副反応が惹起され(惹起されない場合は身体のシステムが衰えている可能性がある)、最低でも数週間、局所に異物がとどまり続けるのであれば、理屈上コロナ(ウイルス感染症)よりもコロナワクチン接種(強制的な安定的異物の注入)の方がはるかに高い確率で症状が遷延化しやすいと考えることができます。

そうすると必然的かつ長期的に自律神経過剰駆動状態が、ひいては糖代謝の持続駆動状態が引き起こされるわけです。

従って、世の中で「ターボ癌」と呼ばれる状況が起こったとしても決して不思議ではないと私は思います。

まず起こっている事実を大事に考えるべきです。「医学の教科書に書かれていない」「そんなことは前代未聞だ」などの理由で大した根拠もなく誤情報(デマ)認定し、軽くあしらうような態度は科学者としてあってはならないことだと思います。

仮に事実を重視して「ターボ癌」ありきで考えてみますと、

過去のどのワクチンの接種によっても、今まで「ターボ癌」と認識されるようながんの急速進行が観察されなかったということは、

「コロナワクチンで引き起こされる糖代謝持続駆動状態はただことではない」ということになります。

ただごとではないと私が考えるのには他にも根拠があります。

それは「ターボ癌」だけではなく、既知の疾患が今まででは考えられないような進展的な発症様式を呈しているケースが他の病気でも起こっているからです。

例えば、帯状疱疹という皮膚の病気がコロナワクチン接種後に急増しているという疑いがあります。

ただこれについては、コロナ禍のストレスでも帯状疱疹は増加しており、コロナワクチンは直接関係ないのではないかという意見もありますが、

その真偽はおいておくにしても、コロナワクチン登場後に帯状疱疹に関して従来あまり見られない現象が目立ってきています。

それは、予防接種健康被害救済制度(以下、「救済制度」と省略)の認定理由に数多く「帯状疱疹」が認められているという現象です。

これに関しては元・国会議員秘書でYouTuberの藤江成光さんの動画で詳しく解説されています。膨大な予防接種健康被害救済制度の資料の中から一つひとつ丁寧に「帯状疱疹」例をピックアップされてまとめられており、内容的にも大変信頼がおけるものです。

その藤江さんの調べによりますと、2023年8月19日時点で45例が「帯状疱疹」を理由に救済制度で認定されています。

ところで、「帯状疱疹」というのは、そもそも救済制度として認められるような病気ではありません。

なぜならば前述のようにストレスでも発症しえますし、多くは治療により改善する(一部後遺症が残ることはありますが)からです。

だから仮に予防接種が契機に帯状疱疹が起こったとしても、膨大な手続きを経て救済してもらおうと思うケースは稀だと考えられるからです。

実際に厚生労働省の資料でコロナ前に実施された救済認定会議で現在ホームページで確認できる資料として2019年9月27日2019年12月6日のものを閲覧してみましたが、

認定理由はてんかんとかケロイドとか、脳炎、全身性炎症症候群など、ワクチンとの因果関係が十分疑われる病名ばかりで、帯状疱疹の姿は見当たりません。

一方で救済制度で認められるということは、厳密な因果関係は問わないとはされているものの、やはり大金を拠出するという関係上、本当にワクチン接種が関係しているかどうか医学的合理性が十分に検討されていることを意味しています。

つまりもともと救済制度で認定されにくい条件にある病名が、「これはさすがにワクチン接種との関連が否定できないだろう」と会議で判断されたと、しかもそれが1例や2例ではないということですから、

これは明らかにコロナワクチン接種後の世界ではじめて観察された異常事態です。

しかも藤江さんの動画に示された帯状疱疹の詳細を確認しますと、「汎発性帯状疱疹」という病名や「帯状疱疹、髄膜炎」という病名もかなりの頻度で出てきます。

通常の帯状疱疹であれば、身体の正中線を超えない片側に発症すると言われています。

その理由として一般的には水痘・帯状疱疹ウイルスが片側の神経節という部位に潜んでいて、宿主の免疫力が低下した際に再活性化するからだと考えられていますが、その常識も疑う必要があるかもしれないと思っています。

なぜならば「汎発性帯状疱疹」は片側にとどまらずに全身に拡大した帯状疱疹であるからです。

また「髄膜炎」を合併するというのも、単に帯状疱疹ウイルスが局所で再活性化したというよりは全身において皮膚を中心とした神経性炎症が引き起こされていると解釈できる現象です。

これはまるで「ターボ癌」に通じるような異常な現象ではないでしょうか。

とにかく、本当に今までのワクチントラブルとは次元の違う異常現象が起こっているということを私達は認識すべきだと思います。

そしてその異常現象は、「ワクチン接種推進派」、すなわち「ワクチンがそんなトラブルを起こすはずがない」という常識にとらわれている医師、専門家には認識されることはありません。

その結果としての、「ターボ癌というような言葉は現代医学の中で認知されていない」という専門家見解なのではないかと考える次第です。

ついでに言えば、同じく藤江さんの別の動画でコロナワクチン開始後に乳がんによる死亡者が激増しているという内容も紹介されていました。

乳がん以外にコロナワクチン後に死亡者が急増したがんとしては子宮がん、卵巣がん、白血病などが挙げられるというデータもあります。

コロナワクチンが女性ホルモン(エストロゲン)受容体を刺激するからではないかとの仮説も提唱されており、確かに一考の余地がある話です。

一方で実は全てのがんが同様に増加しているわけではなく、さらに「がん全体の死亡数はコロナワクチン接種に伴いそれほど増えたわけではない」という話もあります。

ということはコロナワクチン開始後に死亡者が急増したがんもあれば減少したがんもあるということになります。具体的には肝臓癌や胃癌の死亡者が減っているようです。

前述のコロナワクチン接種に伴う持続的な糖代謝過剰駆動状態が「ターボ癌」の主因だと仮定したら矛盾する事実であるように思えます。これはどのように考えればいいのでしょうか。

ここは考察のしがいがある話だと思いますので、次回引き続きこの問題について考えてみます。


たがしゅう
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