免疫を刺激しすぎるといつ崩れてもおかしくない

2023/01/25 16:00:00 | ワクチン熟考 | コメント:0件

フラットに世界を眺めれば、私は理屈的にも実際的にもコロナワクチンに感染予防効果も重症化予防効果もあるとは思えないし、

ポリエチレングリコールの存在を含めて、むしろ従来ワクチンよりも危険性が高いものだとコロナワクチンを認識しているのですが、

そのコロナワクチンの危険性に関する認識を更新する気になる情報が私の目に入ってきたので共有しておきます。

それは「高齢者ではヘルパーT細胞がT細胞の活性化を抑えるPD-1を発現していた」という実験結果を示したこちらの医学研究です。

初見の人にとってはなんだか難しそうな話に思えてスルーされてしまうかもしれませんが、

これまで考察を積み重ねてきた私が見ると、これは非常に重大な情報に思います。

なぜならば、この情報から私は「コロナワクチンの副作用は長期的にも起こり得る可能性をもたらす」という意味を読み取るからです。

今回の記事では、なぜ私がそう考えるかを説明したいと思います。 まず「PD-1」という物質、実は別のブログ記事でも取り上げたことがあります。

これは夢の抗がん剤として2014年に華々しく登場した「免疫チェックポイント阻害剤」の標的分子です。

言い換えれば、「免疫チェックポイント阻害剤」、その中でニボルマブ(商品名オプジーボ)という薬はPD-1の働きを阻害することで抗がん作用を発揮するということです。

この「PD-1」をはじめとした「免疫チェックポイント分子」の発見は、新規の抗がん剤開発につながった功績が認められてか、発見に関わった本庶佑先生が2018年にノーベル医学生理学賞を受賞されたことでも話題になりました。

ところが、私はこの「免疫チェックポイント阻害剤」というのは「自己を過剰に攻撃させる薬」であり、非常に危険な薬剤だと認識しています。

なぜならば基本的には「PD-1」という分子は、T細胞という免疫システムの要が、相手を「自己」的な存在だと認識するための役割を持っていますから、

この「PD-1」の働きを阻害することは、すなわち「いや、そいつは自己ではなく敵であるので攻撃せよ!」とT細胞に命じるような行為であることを意味しているからです。

一般に進行期のがん細胞にはどういうわけかT細胞の「PD-1」に応答するためのPD-L1やPD-L2といった分子が多く発現していると言われ、これを現代医学は「がん細胞の免疫をすり抜けるための巧妙な生存戦略」だと理解しているわけですが、

私に言わせたら、それは「がん細胞」と呼ばれている糖代謝過剰駆動状態にある正常細胞が、「自分は仲間だから攻撃しないで!!」と必死に呼びかけている真っ当な反応の証だと思います。

この身体からの声に耳を傾けることなく、「PD-1」の働きをブロックしたら、がん細胞はおろか全身の自己細胞のどこが攻撃されてもおかしくない状況が引き起こされてしまいます。

実はこの「PD-1」に限らず、他の「免疫チェックポイント阻害剤」にも当てはまる問題として、「免疫関連有害事象(irAE:immune related Adverse Effect)」というものがあります。

言葉の意味としては「免疫(を操作すること)に関連して起こる有害事象」ということではありますが、主に「免疫チェックポイント阻害剤を使用した際の特有の副作用」という意味で「irAE」という言葉が使われていますが、

この「免疫チェックポイント阻害剤」だけ、副作用が「irAE」という別名で呼ばれるということは、それだけこの薬の副作用が厄介だということを意味しています。

「irAE」で起こることは一言で言えば「自己組織の過剰攻撃」、言い換えれば「自己免疫疾患の誘導」ですが、「irAE」ならではの厄介さが大きく2つあると私は思っています。

1つはどこで副作用が起こるかわからないということ、もう一つはいつ副作用が起こるかもわからないということです。

普通、薬の副作用といえば、使用経験が積み重なっていけば行くほど、起こりやすい副作用がわかってきます。

そのため薬の添付文書の中で高頻度に起こる副作用に関しては特別の注意喚起がはかられるということが行われるわけです。

ところがこの免疫チェックポイント阻害剤の場合、全身のどこに副作用が起こっても全く不思議ではないし、どこの臓器に副作用が起こりやすいかという傾向も、今までの薬と比べてはっきりしません。

しかも一番奇妙なこととして、普通どんな薬でも副作用は薬を飲んで間もない時期に起こりやすく、時間が経てば経つほど発生する頻度は下がっていくものです。なぜならば時間が経てば経つほど薬自体が代謝・排泄されて体内からなくなってしまうからです。

それなのに「免疫チェックポイント阻害剤」は使用してしばらくの時期に多いという傾向があるわけでもなく、それどころか半年以上経過してはじめて有害事象が起こるというような、忘れた頃に発生するようなことが稀でなく起こります。

普通、半年以上経過して副作用が発生しても、それが薬のせいだと気づかれないのではないかと思いますが、なぜ「irAE」の場合は気づかれるかと言いますと、それがあまりにも非日常的な有害事象だからだろうと思います。

具体的には脳炎、下垂体炎、副腎障害、重症筋無力症、重度の皮膚障害など、あまりにも「偶然発生した」と言うには稀すぎる有害事象です。


さて、なぜ「irAE」はいつ発症するかわからないのでしょうか

これについてまともに説明された文章を私は見つけたことがありませんが、自分なりに理屈で考えると「T細胞の記憶」という現象が関わっているように推察されます。

つまり「免疫チェックポイント阻害剤」がやっていることは、T細胞に「こいつは味方ではなく敵だ」という記憶を覚え込ませることです。その刺激を加えることで、対象の免疫チェックポイントを多く持っている細胞(PD-1陽性がん細胞など)を中心に攻撃することができるというところまではいいでしょう。

ところが普通の薬と違うのは、この一連の流れをT細胞が記憶するということです。

そしてPD-1が認識するPD-L1やPD-L2を持っている細胞は何もがん細胞だけではありません。一方でPD-1を持つT細胞にはPD-L1やPD-L2を持つ細胞を攻撃したことがあるという記憶が残ります。

おそらくPD-L1やPD-L2が少しでも存在したら直ちに攻撃するというほど厳密なものではないのでしょう。もしそうなら「免疫チェックポイント阻害剤」では「がん細胞」だけをうまく攻撃することは不可能で、「irAE」が必発なので薬としての体はなさないはずです。

だから「免疫チェックポイント阻害剤」を使ってPD-1をブロックすると、PD-L1やPD-L2が多めの細胞だけを攻撃するという状況が生み出されるのでしょう。

ただ何を持って多めで、何を持って少なめとするかにはきっと個人差がある、もっと言えば、その人の心身がどの程度攻撃体制にあるかということが関係してくると思います。

なぜならば、「他者」への攻撃性が高まっている状態はCD4/CD8比が高い、すなわちヘルパーT細胞の数が増え、キラーT細胞の数が減っている状態があるということ、

一方で交感神経過緊張(や糖質過剰摂取)で糖代謝優位の時は、「解糖系」「酸化的リン酸化」の亢進を通じて、ヘルパーT細胞がナイーブT細胞からエフェクターT細胞へ変化、つまり他者を攻撃できるT細胞の状態へシフトしやすいからです。

つまり「免疫チェックポイント阻害剤」は、「T細胞の記憶」という形の時限爆弾を植え付けるようなものだと考えることができます。

この時限爆弾は、身体の代謝が脂質代謝優位の時には起爆しません。なぜならば「脂肪酸酸化」と「酸化的リン酸化」が優位な時にはT細胞が活動性の高いエフェクターT細胞の状態ではなく、休眠的なメモリーT細胞の状態をキープするからです。

ところがその人が疲れたり、糖質を摂取し過ぎたり、不安や恐怖にかられたり、ともかくストレス過多となって糖代謝の過剰駆動状態に陥れば、この時限爆弾は起爆します。

すなわち、その時限爆弾の起爆こそが「irAE」という事態だということです。しかし現代医学の中で「irAE」は「免疫チェックポイント阻害剤を使う以上はやむを得ない副作用」として認識されています。

そう認識することで、いつ起こるかわからない「irAE」に備えて患者さんをこまめに観察しようという意識が働きます。

ところがそのこまめに観察される状況そのものが患者に不安を与えます。「いつか副作用が起こってしまいやしないだろうか」と心配になります。その不安や恐怖感が皮肉なことに心理的なストレスとして糖代謝を駆動し、時限爆弾を起爆させてしまいかねません。

そして「irAE」が起こった時の対処法としてはステロイドの投与が基本とされています。このことも「irAE」の発症にストレスが関わっていることの傍証と言えると思います。

ところでこの話、何かに似ているなと思ったら、「ウイルスの潜伏感染」とそっくりです。

普段、心身の状態が安定している時にはウイルスが潜伏していようと、なぜか身体の免疫システムはウイルス感染細胞を攻撃対象として認識しません。

ところが疲労やストレスがたまった場合、帯状疱疹やB型肝炎をはじめとして、ウイルスが潜伏した感染細胞がとたんに攻撃され始めるという事態に発展します。

これは心身が安定した状態においては、PD-1をもつT細胞はPD-L1やPD-L2を有する自己細胞は攻撃されないけれど、

疲労やストレスがたまって糖代謝優位になった場合、T細胞が過去の記憶を手がかりにエフェクターT細胞へ変化してそれらの自己細胞を攻撃して「irAE」を起こすという構図とそっくりに思います。


さて、ここまで考えたところで、冒頭紹介したコロナワクチンの研究の話に戻ります。

「高齢者ではヘルパーT細胞がT細胞の活性化を抑えるPD-1を発現していた」という実験結果はどのように解釈できるでしょうか。

詳しくは研究結果を御確認いただくとして、ここでは以下の図からわかる私の解釈をお伝えします。

コロナワクチンとPD-1の関係

(図はhttps://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/pressrelease/news/230113-100000.htmlより引用)

この図は成人と高齢者とでコロナワクチン接種前、1回目接種後、2回目接種後、3ヶ月後の時点でそれぞれワクチン誘導Th1細胞におけるPD-1の発現量とワクチン誘導キラーT細胞の量を比較しています。

Th1細胞はヘルパーT細胞1型の略で、主に異常な自己細胞を自滅(アポトーシス)へ導くように働きかけるタイプのヘルパーT細胞です。

またすべてのT細胞の中で「ワクチン誘導T細胞」、つまりコロナワクチンで誘導されるスパイクタンパク質に特異的なT細胞の量を調べているという話です。

ちなみにT細胞の特異性については抗原の特異性が大きく関わっています。つまり抗原がこの世に似ているものなど存在しない唯一無二の特徴を持つものであれば、T細胞の特異性は極めて高いです。

例えば結核菌は他に似ている存在が少ないので、結核菌に対するT細胞の特異性は高いということになり、これを利用して結核に過去感染したことがあるかを調べているのがIRGAという検査でした。

その意味でスパイクタンパク質に対するT細胞の特異性はどうでしょうか。スパイクタンパク質はコロナウイルスの表面に位置する抗原で、今回はそれだけをmRNAワクチンで人為的に作らせているので、表面抗原と似ていると考えるかどうかは微妙なところです。

ですが、上図でコロナワクチン接種前の状態で、すでに「ワクチン誘導T細胞」の量がゼロではないことから、おそらくは過去の旧型のコロナウイルス感染であっても「ワクチン誘導T細胞」は作られているということになるでしょう。

ワクチンを打つ前からある程度はスパイクタンパク質に対するT細胞が存在するという初期条件でワクチンを接種したらどうなるかを成人と高齢者で比べられているわけですが、

両者に共通する特徴として、ワクチン接種によりヘルパーT細胞におけるPD-1の発現量が急激に高まり、時間経過とともに減衰するという特徴です。

PD-1が過剰に発現するということは何を意味しているのでしょうか。

先ほど「PD-1」の働きを阻害することは、すなわち「いや、そいつは自己ではなく敵であるので攻撃せよ!」とT細胞に命じるような行為だと私は言いました。

ということはPD-1の過剰発現はその逆です。つまり「これ以上自己を攻撃しないようにくれぐれも気をつけろ!!」です。

「自己の名札」を認識するための「PD-1」が過剰に増えるということは、裏を返せば「自己」か「非自己」かの判断に迷う状況が過去に繰り返されてきたという歴史を反映しているとも言えます。

「自己の名札」的な分子は「PD-L1」や「PD-L2」だけではなく、基本は「MHCクラスⅠ」で、「シアル酸」もそうだと学びました

むしろ「PD-1」が認識する「PD-L1」や「PD-L2」は、普段は顕在化しませんが、がん細胞のような非常事態にのみ高発現します。

つまり「PD-1」が過剰発現するということは、「MHCクラスⅠ」や「シアル酸」だけでは対処しきれない状況があって、「非常時手段を使ってでもなんとかして自己を攻撃しないように守りきろう」とする身体の意向を反映していると言えます。

そう言えば、コロナワクチンは若い人で副反応が出やすく、高齢者では副反応が出にくいという傾向があったと思います。この傾向も上記考察を踏まえると新たな解釈が加わります。

若い人はコロナワクチンの接種で増えたスパイクタンパク質に対して、これが自己なのか非自己なのかを判断する経験が乏しく、「非自己」として処理するように働きます。これが若者で出やすい副反応として表出します。

ところが高齢者の場合は、それまでの無意識のコロナウイルス感染の経験も繰り返してきているはずです。

その中で「自己」と「非自己」の判別システムも疲弊しており、同じコロナワクチンの刺激であっても、臨時の「PD-1」システムを駆動して何とか場を乗り切らないと「自己」と「非自己」を判別しきれないと。

言い換えれば、「PD-1が高発現する」という状況はそれだけ身体がシステム酷使の末に追い詰められている状況を示唆しています。

そうしたコロナワクチンの過剰発現の末に3ヶ月後PD-1の発現量が成人、高齢者ともに減少している経過を確認できます。

成人のまだPD-1がそれほど高くならない状態ならまだしも、PD-1を過剰発現した末にPD-1が低下する状況を見た場合、これが可逆的な消耗疲弊ではなく、不可逆的な消耗疲弊へと移行している可能性が考えられます。

すなわち私が言いたかったのは「コロナワクチン接種によってPD-1が過剰発現され過ぎれば、その後に免疫チェックポイント阻害剤を使ったのと同じような状態に移行する恐れがある」ということです。

「免疫チェックポイント阻害剤を使ったのと同じような状態」ということは、「irAE」が起こりうるということ、つまりコロナワクチン接種後の副作用が半年以上経過してからも起こってくる可能性があるということです。しかも自己免疫性疾患の形をとりながら、です。

もちろん「免疫チェックポイント阻害剤」のように直接PD-1をブロックする場合に比べれば、コロナワクチン接種後のPD-1発現量の不可逆的な減衰はマイルドですが、

そのマイルドさがかえって厄介になる可能性があります。つまりあまり激烈に自己免疫疾患を発症する形式を取らないので、「自己免疫疾患の自然発生である」と誤認されてしまう恐れがあるということです。

現代医学は基本的に「ワクチンは正しい」という立場をとっていますので、ワクチン接種直後のトラブルであればまだしも、半年後に起こったトラブルをワクチンと関連すると認識されることはまずないでしょう。そうなると完全に泣き寝入りです。

泣き寝入りというか、本人さえまさかワクチンのせいだと思うことなく、その後の自己免疫疾患状態と付き合っていく人生を歩むことになってしまいます。それではあまりにも気の毒です。


絶望的な考察になってしまいましたが、最後に希望を込めて一つ対抗策を提案しておきます。

コロナワクチンが原因でなくても、人生の中で様々な異物との遭遇を繰り返すことで、誰しもいつかはPD-1の低下状態に至ります。

コロナワクチンはその異物との遭遇をポリエチレングリコールという形で、かつT細胞がいる血管内に直接入りうる注射という手段で強烈に接触させられたというだけのことです。

けれども、PD-1の低下状態にあったとしても心身状態が安定していれば(脂質代謝優位であれば)、PD-1低下による時限爆弾は発動しません

なぜならば心身状態が安定していれば、T細胞をメモリー細胞のまま休眠状態にしておくことができるからです。

そしてもっと言えば、そんな生き方を最期の最期まで保つことができれば、

自分で自分を攻撃して崩壊させてしまうような悲劇を防ぎ、旅立つ直前まで自分らしい思考を保ちながら、

いわゆる「眠るように穏やかな最期」を迎えることができるのではないかと私は考えています。

そしてそんな心身の状態を保つには、いつ起こるかもしれない副作用に怯えながら現代医学の推奨に従うのではなく、

今の自分の身体で何ができるかを常に自分で考えて、

その時点で自分にできることを繰り返すという主体的な行動によってのみ

果たすことができるのではないかと私は考える次第です。


たがしゅう
関連記事

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する