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わからないことをわからないと認める姿勢

category - ふと思った事
2021/ 06/ 25
                 
当ブログで何度か、「現代は科学が暴走してしまっている」と指摘してきました。

その「科学の暴走」の本質的に意味するところは「わからないことをわかったことのように扱い、突き進んでしまうこと」にあると私は考えています。

でも普通に考えると、「わからないこと」を「わかったこと」のように扱うなんてとても勇気がいるのではないかと思ってしまうかもしれませんが、

それを可能にさせてしまうのが医学論文と、その内容を信じるに足る現実、ではないかと思います。

どういうことかと言いますと、例えばコロナワクチンを例にあげてみます。コロナワクチンは人類初のワクチンであり、これを1年以上使用して何が起こるかという使用経験は世界中どこにも存在しません。

だから「ワクチンが長期的に安全である」ということは科学的に断言することができないことは明らかであるはずです。

しかし多くの人はコロナワクチンの有効性を信じきっています。なぜならば有効であることを示す医学論文があるからです。
            

そのコロナワクチンの有効性を示す論文には、例えばファイザー社製のものは発症予防効果は約95%モデルナ社製のものは発症予防効果は約94%と書かれています。

そしてその数値をもって、専門家達が「これはかつてない高い効果のワクチンだ」とはやし立てます。そんな話を聞けば、コロナワクチンに期待をかける人が多くなっても無理もないかもしれません。

しかし繰り返すようですが、コロナワクチンを打って1年以上経ってどうなるかというデータはこの世に存在しません。

なので今示されているコロナワクチンの発症予防効果は1年未満期間の情報であるということは論文を確認するまでもなく明らかです。

で、実際どのように調べられた数値なのかと言いますと、コロナワクチンを打った約2万人の人と比較するためのプラセボ注射を打った約2万人とをだいたい2カ月間くらい追いかけて、コロナを発症した人の数を比べたというものです。

また発症予防効果95%と聞くと、「95%の確率でコロナ感染を防ぐことができる」という意味だと思うかもしれませんが、そうではありません。

約2カ月の間でコロナワクチン打った側の2万人のうち8人がコロナに、プラセボを打った側の2万人のうち162人がコロナに感染したということで、

何もしなければ162人感染していたであろうところをワクチンを接種したら8人に減らすことができた、つまり(162-8)/162=約95%という形で算出されている数値です。

しかしこの医学論文データは私はすごく恣意的だと感じてしまいます。まずは19800人くらいの人は発症予防効果95%も何も、そもそも発症していません。観察期間が2カ月と短いから当たり前の話ではあります。

あとその2カ月というわずかな観察期間で運悪く(運よく?)コロナに感染した人の数は、ワクチン接種群では確かにプラセボ群と比較した割合にして95%の少なさだと言えるかもしれませんが、

一方でコロナワクチン、その前代未聞の副反応の多さが話題になっているワクチンでもあります。かなりの高確率で接種部位疼痛は勿論、発熱、頭痛、倦怠感などの全身性の炎症症状もきたします

原因はともかくコロナワクチンは人為的に炎症を引き起こしやすい物質です。ウイルスの干渉現象という一つのウイルス感染症が起こっている際に別のウイルス感染症は起こりにくいという現象があることが知られていますが、

これは「宿主病因論」の立場に立てば、ウイルスに限った話しではなく、特定の物質に対して炎症反応を惹起している最中に、同時に別の物質に対して特異的な炎症反応を惹起することはできないという仕組みがあると解釈可能な現象です。

ということはコロナワクチンに対して異物除去反応が惹起されている間に、コロナウイルスに対する炎症反応が惹起されないのはある意味で当たり前の話なわけですが、ここで観察期間が2カ月という短さが効いてきます。

あれだけ高頻度で炎症反応を引き起こす物質です。その炎症を引き起こしている間はコロナウイルスに限らず他のどの病原体に対しても感染が成立しにくい状況にありますので、

実際的にはプラセボ群が2カ月間観察しているのに対して、コロナワクチン群ではコロナになりにくい炎症が起こっている時間も込みで2カ月間観察しているので、実際的には2カ月よりももっと短い期間しか観察できていないことになります。

それはコロナワクチン群でコロナ感染者が8名、プラセボ群で162名になったとしても不思議ではないわけです。実際的に比べている期間が全然違うわけですから。

だから本当に両者を比較したいのであれば、完全に炎症が治まっているであろうせめて1年くらいの期間を比較してもらわないと何とも言えないわけですが、

実際には発症予防効果95%とか、94%という数字だけが一人歩きしてしまっている状況です。

そしてあとはその情報を信じるに足る現実さえあれば人々はその恣意的な科学情報を信じてしまうわけですが、この場合信じるに足る現実とは何かと言いますと、「何も起こらないこと」です。

ワクチンはその性質上、何も起こらないことを目標にしている薬です。従って何も起こりさえしなければ、95%や94%の発症予防効果という医学論文の情報を人々は信じることができます。

何も起こらなければ、「ワクチンのおかげでコロナにならずに済んでいる」と信じることができるわけです。実際はワクチンを打たなくても何も起こらなかったかもしれないにもかかわらず、です。

この状況であれば、客観的かつ公平に判断すれば、少なくとも「コロナワクチンの有効性はまだわからない」となるはずです(本当はワクチンというものを一つずつ丁寧に考察すれば、そもそもワクチンそのものの有効性さえ期待できない見通しを立てることはできますが…)。

しかし、「コロナワクチンのデマ」と称して、長期の安全性がないとする意見をデマだと断言する見解が政府から公式に発表されてしまうような状況です。これを科学の暴走と言わずして何と呼ぶのでしょうか。




考えてみれば、恣意的な医学論文とそれを信じるに足る事実の組み合わせは、今までの医学の歴史の中でもたくさんありました。

例えばスタチンについてです。スタチンが動脈硬化を予防するという情報を医療関係者でさえいまだに信じている人は多いと思います。

これもまずスタチンが動脈硬化を予防する医学論文があっての話です。そのスタチン関係の医学論文も非常に恣意的です。一面的な事実を大きく強調しているだけの可能性があります。

でも真偽はともかく、それを信じるに足る現実さえあれば人々はそれを疑うことはできません。

スタチンの場合、その目標とする効果が「将来の心血管イベントを予防する」という点にあるところがトリッキーです。

心血管イベント、すなわち脳梗塞だとか心筋梗塞などの重病イベントのことですが、そんなことは人生の中でそうそう起こることはありません。一人の人生の中で全く起こらずに終わることもままあります。

だから心血管イベントが起こらなくても不思議ではない人生の中で「スタチンは心血管イベントを予防する」という情報を信じれば、「スタチンを飲むおかげで心血管イベントにならなくて済んでいる」という事実も信じるに足るわけです。

これが例えば、スタチンを飲んで立ち所に心血管イベントが起こるという現実が立て続けに起こったとすれば、流石に「スタチンが心血管イベントを予防する」という医学論文の情報を信じる人はいなくなるでしょうが、

悲しいかなスタチンを内服したところで何も起こりません。しかしこの「何も起こらない」という現実が「スタチンが心血管イベントを予防する」という医学論文を信じるには十分なことであるのです。

でもこうした医学論文も丁寧に考察していけば鵜呑みにできない、少なくとも保留にすべきだという結論を導くことは可能であるわけですが、

多くの人はそこまで面倒くさいことをしません。医学論文の情報に矛盾する事実さえ出てこなければそこを疑う余地はないのです。


・・・と、そんな風に思っていたのですが、最近はそうでもないかもしれないとも思い始めています。

つまり、「医学論文に矛盾する事実があったとしても、医学論文を疑うことは多くの人にとって至難の業」だということです。

これは医学論文の部分を「専門家のことば」と置き換えても成立する話だと思います。

例えば、熱傷治療です。熱傷治療においての「専門家のことば」は「植皮(皮膚移植)を行えばきれいに治る」です。

しかしなつい式湿潤療法による熱傷治療と植皮による熱傷治療の経過を比較すれば誰であっても、この「専門家のことば」が間違っているということが明らかだという現実を知ることができます。

ところが重度の熱傷を受傷して救急車で大病院に搬送された人は、事前にその現実を知っていない限り「専門家のことば」を疑うことは難しいですし、

知っていたとしても専門家から「湿潤療法は危ない」などの根も葉もないことを言われてしまえば、やはり標準的な植皮治療を受けてしまったとしても不思議ではありません。

同じようなことはコロナワクチンにおいても言えます。

コロナワクチンの接種後の疼痛や発熱、倦怠感などの炎症反応の確率が高いことは、テレビ等の情報あるいは周りで実際にコロナワクチンを受けた人の感想から明らかに信じるに足る現実だと思います。

そうなればこのワクチンが本当に「コロナ感染を予防する」効果を持つワクチンなのかどうかに疑いの余地が生まれてもよさそうなものですが、

「専門家のことば」はここに「副反応が強いということは免疫ができている証拠」という新概念を持ち出して、現実の矛盾を解消しようと試みます。

そうするとさっきまでコロナワクチンの効果に疑いの余地を生んでいた「副反応が強い」という情報は、「免疫を作るために必要」という「専門家のことば」を信じるに足る現実へと途端に変化していまいます。

そうなると、大元の「医学論文」や「専門家のことば」の信頼性はもはやどうでもよくなっていて、

信頼性があろうとなかろうと「医学論文」や「専門家のことば」に矛盾する事実さえなければ、十分に人はそれを信じ込んでしまうという構造が当てはまるのではないかと思うわけです。


どうすれば、「医学論文」や「専門家のことば」の過ちに気づくことができるでしょうか。

それは一つでも「医学論文」や「専門家のことば」に矛盾する事実があれば見過ごさないということにつきます。

本当に正しい解釈であれば、どの角度から見てもただの一つの矛盾も生まれないはずです。

矛盾が生まれるのであれば、どこかの解釈が間違っているということを意味します。

コロナワクチンで言えば、「副反応が強いのが免疫がついている証拠」なのであれば、「副反応が強くなかったこれまでのワクチンで免疫がついている」という事実と矛盾が生まれます。

スタチンで言えば、「スタチンを飲んでいる人で脳梗塞や心筋梗塞を発症する人が後を絶たない」という事実や「スタチンの動脈硬化予防効果について肯定的な論文と否定的な論文とが混在する」という事実が矛盾になると思います。

熱傷の場合は言うまでもないですね。これは実際、なつい式湿潤療法での症例を経験すれば火を見るより明らかです。

このような矛盾を放置しないこと、そして医学論文や専門家のことばをそのまま鵜呑みにせず、

わからないことはわからないと認め、そしてわからないことを自分の頭で考えて確かめるという姿勢

人生において最も大切なことの一つだと私は思います。


たがしゅう

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コメント

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今は治験中
たがしゅうさま、こんにちは。

今接種を受けている人たちが
自分たちが治験の対象と言う認識がないことは非常に問題だと思ってます。


NIHとFDAが共同でNLMを通して情報発信している
治験・臨床試験データベース

推定治験完了日(Estimated study completion date)
F社
https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT04368728
M社
https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT04470427
A社
https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT04516746
J社
https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT04505722

F社三月の時点では推定治験完了日が2023年1月31日でしたが、6月現在は2023年5月2日へ先延ばしされてます。

先延ばしされる理由は何故か。素人考えですが、それは当初の理論通りの結果が得られていないから、或いは仮に有効性があるとしても想定以上の副反応被害が多いから、故に更なる治験によるデータ収集が必要であり、それを基に更なる研究が必要であるからと言うことではないでしょうか。

メディアは取り上げませんが日本でも既に300名程の方がお亡くなりになりました。ただこれは公式データに上げられたもののみで、病院から副反応被害として報告を上げてすら貰えないと泣き寝入りしている人もいるそうですから氷山の一角と思います。

先日ウィスコンシン医科大学高橋徳名誉教授が代表を務める『新型コロナワクチン接種中止』嘆願書提出記者会見があり動画を拝見しましたが、各メディアへプレスリリースを出していたにも関わらず取り上げたメディアは私が知る限り僅かに一社、その紙面の扱いも本当に小さいものでした。450名もの医師・歯科医師・議員の署名運動は報道する価値がないのでしょうか。

高橋徳医師が副反応被害者へ向けて情報提供を募集しておられるそうです。

★新型コロナワクチン接種者の方へ★
以下のサイトに接種後の副反応等(死亡含む)を報告してください。
すでに病院を通して報告済みの方も、病院関係で口止めされている方も、個人情報は厳守しますので、ご連絡下さい。ワクチンとの関連がないと病院で言われてしまった方も、ご協力下さい。厚生労働省に報告されているのは、。病院経由で集められた「ほんの一部の情報」です。泣き寝入りをしてしまった方も多いし、老衰と諦めた方も多い。これ以上、被害を増やさないためにもできる限り「多くの情報」が必要です。
https://covid19vaccine436542025.com/contact/
Re: 今は治験中
一読者 さん

 コメント及び情報を頂き有難うございます。

> 今接種を受けている人たちが
> 自分たちが治験の対象と言う認識がないことは非常に問題だと思ってます。


 確かにそうですね。
 中・長期的な安全性が確立されていないものに我先にと飛びつくということは恐怖洗脳に成功している証拠と思います。
 また人は見たいものしか見ませんから、「治験の対象」だと説明されても到底納得することはできないだろうとも思います。

> 先延ばしされる理由は何故か。素人考えですが、それは当初の理論通りの結果が得られていないから、或いは仮に有効性があるとしても想定以上の副反応被害が多いから、故に更なる治験によるデータ収集が必要であり、それを基に更なる研究が必要であるからと言うことではないでしょうか。

 これも的を射ていると思います。非常に自然なストーリーですね。

> 高橋徳医師が副反応被害者へ向けて情報提供を募集しておられるそうです。

 私はワクチンに問題があると思いながら、自分のブログなどで情報を提供するくらいのことしかできていませんが、
 実際にこのような活動を起こされている髙橋徳先生は大変素晴らしいと思います。
 ワクチンを打ちたいという気持ちが変えられないのであれば、次にできることとして大きなことだと思います。
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