Post

        

ひらめきやすくなる

category - おすすめ本
2014/ 02/ 16
                 
糖質制限は医療の根幹に関わる非常に深いテーマです.

私がこのブログを始めるにあたって,次の本を参考にしました.



この本にはブログを収入源にして生活をしている著者のブログ運営のためのコツや考え方がまとめられています.

その中で「一晩でも二晩でも話していられるような好きなテーマを選ぼう」という事が書かれていました.

糖質制限に非常に興味を持っている私にとっては,自分の目線で「糖質制限」をテーマにブログを書くことは,とりあえずこの条件はクリアできていました.

ただ,それがずっと続けられるかどうかに関しては正直自信はありませんでした.

だから最初のスタンスを決める時には少し悩みました.毎日書くべきか,週に1回にすべきか,不定期にすべきか…

しかし書きたい想いがあるうちは,自分で限界を決めずにとりあえず書き始めてみよう,と思ったのです.
            

まずは3か月,途切れずに記事を書こうと思いました.

毎日記事を書く事で,定期的に読んでもらえる読者が増える,読者が増えればこのブログの事が広まる,このブログがまだ糖質制限の事を知らない人に検索してもらえる確率が増す,糖質制限の事を知らない人へそのメリットをじっくりと語る機会を作る,そういう好循環が生まれるのではないかと考えたからです.

それに,例えば面と向かって糖質制限の良さを説明しにくい相手に対して自分から直接説明できなくても,もしも偶然インターネット検索で私のブログにひっかかってゆっくり記事を読んでもらえれば,もしかしたらこの問題について考えてもらえるかもしれないとも思いました.

いざブログを実際にやってみると,当初書こうと思っていた事以外にも,日々の生活の中で新たに書こうと思うネタが次から次へと思い浮かんでくる事に気が付きます.今のところ3か月を超えても毎日書き続けられています.

一方糖質制限をして体調がよくなり体が軽くなったおかげで,私には徒歩通勤する習慣ができました.

実はこの徒歩時間が片道30~40分くらいありますが,この何でもない時間でパッとネタが思いついたりすることが結構多いんです.

もしかしたら,このひらめきやすさも糖質制限の効果なのかもしれないと最近思うようになりました.

この毎日ブログを書くという行為がどこまで続けられるのかわかりませんが,行けるところまでは歩いてみようと思います.

この毎日書けるという事自体が,糖質制限の奥深さを何より示していて,その事がひいては糖質制限に懐疑的な人達にも真剣に糖質制限について考えてもらえるきっかけになってもらえるかもしれないからです.

真面目に一生懸命書き続ければ,いつかきっと想いは伝わると私は信じています.



冒頭に紹介した本には次のようなことも書かれていました.

何のためにブログを書くのか「目的」を決めましょう.
・なぜそのブログをあなたが始める必要があるのか
・誰にあなたのメッセージを伝えたいのか
・どのような表現方法であなたのメッセージを分かりやすく伝えるのか


この事を明確にしておくかどうかで,ブログの運営結果に大きな差が出てくると著者は言います.

確かに,目的がないと記事の更新が滞った時に続けた方がいいのか,やめるべきか迷ってしまうかもしれません.

そこで今,ここに明記しておきたいと思います.

・なぜそのブログをあなたが始める必要があるのか
⇒自分にしか書けない糖質制限の良さ(神経内科医目線,患者目線,真面目人間目線など)を伝えたいと思ったから.

・誰にあなたのメッセージを伝えたいのか
⇒特に糖質制限を知らない人,懐疑的な人,否定的な人.またすでに糖質制限を知っている人にも自分が気づいた新しい糖質制限の良さを知ってもらいたい.

・どのような表現方法であなたのメッセージを分かりやすく伝えるのか
⇒主に文章.専門的な内容をできるだけわかりやすい表現で伝えることを心がける.



まあでも,こんな事言っておきながら,先はわかりませんので,急に更新が止まるなんてこともあるかもしれませんが,たとえそうなったとしても温かい目で見守って頂ければと思います.


たがしゅう

関連記事

            
                                  

コメント

非公開コメント
        

二冊の本の紹介
●「散歩学」のすすめ 古川 愛哲 中公新書

  知性は、歩くことから始まった。
  会話がなければ、人間は生きていられない
  弟子と散歩して巨匠となったウィトゲンシュタイン

●「まじめ」をやめれば病気にならない
   安保 徹 PHP新書

 病気になりやすい人、なりにくい人
 からだの声を聞く力
 医者や薬に頼らない生き方
 病気にならない運動と食事
 免疫力を高め生きる力を発揮するための十二か条

たがしゅうさんの「ひらめき」をさらに発展させてくれる良書だと思います。

是非、一読を!
Re: 二冊の本の紹介
わんわん さん

 情報を頂き有難うございます.
続けるということ
こんにちは、わんわん長谷川さんのアドバイスを聞き入れて、アンチスタチンとなった、元スタチンです。

好きなことでブログを続けるということは全く、その通りで、私は釣りが好きでもう26年ほどやってますが、釣りのブログもホームページ自作時代からいれると、約11年、通算で150万アクセスくらいになってると思います。ほぼ1週間単位で更新続けてますけど、10年ほど前に始めた同じジャンルの人で今も更新し続けている釣り師は3%もいません。それぐらい、一つのことを続けるのって難しいのですね。

私の場合は単に個人の趣味ですけど、たがしゅう先生のブログはプロとしての視点から情報発信されてますので、社会的貢献という意味も含まれています。
しかも諸活動の基本になる人間の健康というテーマですから、より人は先生の記事に興味を持ちます。

私も病気後、自分の健康への意識が高まり、たくさんのお医者さんのブログもお気に入りにいれてますけど、なにより、誠実さそのものが文章に表れているたがしゅう先生の記事は毎日アクセスさせて参考にさせていただいてます。もちろんコメントも。

ところで、最近、結構難解な内容を含んでいるドクター江部先生のブログで、たがしゅう先生のコメントを含んだ記事を偶然見つけたのですけど、その後、体重の変化はありましたか?
180センチで100キロ前後ってのはまだ体重落とす余地がありそうに思えるのですけど。
私は170センチで最高93キロまで行きましたけど、2回の糖制限食で現在65キロ前後です。約2年掛けてます。
もちろん柔道とかなさっていたようなので、筋肉量は私よりたくさんあるのでしょうから、今もし100キロ前後でもそれぐらいの方はいらっしゃるかもしれませんね。

余計な質問かもしれないので、お気に障ればパスしていただいて結構です。
では引き継きブログの更新楽しみにしております。
Re: 続けるということ
アンチスタチン さん

 コメント及び御質問頂き有難うございます.

> 一つのことを続けるのって難しいのですね。

 そう思います.

 「継続は力なり」とよく言いますが,継続できるようなテーマを選ぶというのも重要ですね.

> その後、体重の変化はありましたか?

 私の場合は,最初に10ヵ月で約30kgやせて以降は100kg余りでずっと横ばいで推移しています.

 BMIにして31程度ですので,標準BMIを22~25とするならば御指摘のようにまだ体重を落とす余地があります.しかし私は比較的大柄な人間で現在体調も悪くないので,おそらく自分にとっての標準BMIはもう少し上にあるのではないかと考えています.

 ただ私は一度この状態から8日間の絶食を行って94kgまで落とした事があります.その後同じように糖質制限を行っているにも関わらず,ゆっくりと100kg程度に戻っていきました.まるでその体重から変化したくないと体が言っているが如くです.

 不思議ですね.私はここに腸内細菌が深く関わっているのではないかと考えて現在勉強中です.謎が解けたらまたブログで報告させて頂きたいと思います.
骨粗鬆症について
たがしゅう先生をはじめ、ここのブログを訪れている糖質制限実践者の方達は、どのくらいの期間、糖質制限をおこなっているのでしょうか。

糖質制限実践民族とも言えるエスキモーは、骨粗鬆症が世界一多い民族と聞きます。
たんぱく質そしてカルシウムを、どの民族よりも多く摂取している事が原因と読んだ事があります。

たがしゅう先生をはじめ、ここの糖質制限実践者の方達の骨密度はどうなっているのですか?
とても興味があります。

またたんぱく質を多く摂り過ぎると尿酸値が高くなる傾向にあるとも聞きますが、この数値についてもどうなのですか?
糖質制限実践期間中の変化など、確認しているのでしょうか。

糖質制限を行なっている方達の体験談の多くは「体重の減少」と「糖尿病の改善」で、その点については効果は絶大なのでしょうが、その他の面ではどうなのでしょう。

例えば胃に良い食事は腸に負担をかけ、腸に良い食べ物は胃に負担をかける。
つまり胃がんを防ぐ食事は大腸がんの確率を上げ、大腸がんを防ぐための食事は胃がんの可能性を高めると読んだ事があります。
また紫外線は皮膚がんを誘発するものの、乳がんを抑える効果があるそうですね。
食物繊維も摂りすぎる事によりビタミンやミネラル不足を招きます。
漢方でも薬でも社会においてもそうですが、この世の中は全て陰と陽の側面を持っております。
全ての面で完璧な食事はあり得ないと思うのですが、どうでしょうか?
Re: 骨粗鬆症について
じろー さん

 率直な御意見を頂き有難うございます.

> ここのブログを訪れている糖質制限実践者の方達は、どのくらいの期間、糖質制限をおこなっているのでしょうか。

 まず糖質制限実践している人は基本的に自主的に実践されています.従って,実施期間,実施程度は人によって様々です.

> 糖質制限実践民族とも言えるエスキモーは、骨粗鬆症が世界一多い民族と聞きます。
> たんぱく質そしてカルシウムを、どの民族よりも多く摂取している事が原因と読んだ事があります。
> たがしゅう先生をはじめ、ここの糖質制限実践者の方達の骨密度はどうなっているのですか?


 「エスキモーは骨粗鬆症が世界一多い」

 この情報のソースを私は知らないので,まず信頼に足る情報かどうか現時点では私はコメントできません.

 ただ糖質制限(高タンパク食)と骨粗鬆症については,関連性を示唆する意見,否定する意見が混在していることは事実です.こういう場合は「自分の頭で考える」ことが大切です.

 糖質制限は骨粗鬆症を悪化させる負の要素(血糖乱高下)を取り除くので,骨粗鬆症を悪化させる事はないとというのが私の考えです.従って骨密度については不要な被爆リスクにもなるので私は逐一測定していません.

 なお御心配の高タンパク質とカルシウムについては江部先生が見解を述べておられています.下記記事を御参照下さい.

 ドクター江部の糖尿病徒然日記:カテゴリー「高タンパク食と骨粗鬆症」
 http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-category-35.html

 2013年9月19日(木)の本ブログ記事
 「真に骨を強くする食事」
 http://tagashuu.blog.fc2.com/blog-entry-24.html
 もご参照下さい.

> またたんぱく質を多く摂り過ぎると尿酸値が高くなる傾向にあるとも聞きますが、この数値についてもどうなのですか?

 糖質制限と尿酸の関連についても江部先生が詳しく説明されています.個人差が大きいようです.

 ドクター江部の糖尿病徒然日記
 2012年6月8日(金)ブログ記事「糖質制限食と血清尿酸値について」
 http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2113.html

> 糖質制限実践期間中の変化など、確認しているのでしょうか。
> 糖質制限を行なっている方達の体験談の多くは「体重の減少」と「糖尿病の改善」で、その点については効果は絶大なのでしょうが、その他の面ではどうなのでしょう。


 糖質制限実践者の皆さんは皆自分の身体で実践し,その効果を実感している人がほとんどです.その上でなぜそのような事が起こるのかについて考えながら学び続けています.

 私の場合も自分で実践し,「糖質制限は今までの食事の不要であったマイナス部分を取り除く作業」だという考えに行き着いています.それゆえ糖尿病,肥満だけでなく幅広い範囲に改善をもたらすことを実感を持って確認しています.

> 全ての面で完璧な食事はあり得ないと思うのですが、どうでしょうか? 

 完璧な食事はありませんが,今よりもよい食事を目指す事は可能です.

 それをきっちりと確認しないと実践できない人と,実践しながら確認していく人がいますが,私は断然後者です.
Re: 骨粗鬆症について
( 1 ) じろーさんと私のスタンスは異なるようですね。
   
 逆に「なぜ糖質制限に興味を持たれたのでしょうか?」と
お尋ねしたいです。

 どの様な入り口であれ、興味を持っていただいたことは
裾野の拡大になることですから大歓迎です。

 私の場合は「糖尿病治療のため」です。
当然、最近ブームの「減量目的」とは立ち位置が異なります。

 「合併症を絶対に発症させないこと」
これが大前提であり、これを維持することが唯一無二の目標です。
そのために「糖質制限食」を実践し、5年目に入りました。
この間の毎月の定期検診の結果は貴重なデータです。
お見せする機会があればと思います。

 一方、日本糖尿病学会の治療では必ず「合併症が」発症します。
如何に薬を用いても、
・ 高血糖    (高糖質食のため)
・ 血糖値の乱高下(薬のタイミングが合わないため)
は防げないからです。


( 2 ) 色々な情報のご提供は有難いです。

> ~骨粗鬆症が世界一多い民族と聞きます。
> ~事が原因と読んだ事があります。
これだけでは真偽の程が判りませんね。
この元情報源の所在をぜひ明記してください。
我々も調べて、勉強してみたいです。

Re: Re: 骨粗鬆症について
ライフワーク光野 さん

 コメント頂き有難うございます.


>  私の場合は「糖尿病治療のため」です。
>  「合併症を絶対に発症させないこと」
> これが大前提であり、これを維持することが唯一無二の目標です。


 自分の糖質制限を行う目的を明確にしておくことは非常に重要な事ですね.

 そこがぶれなければ,細かい事はやりながら微調整していけばよいと思いますし,それが糖質制限実践者に共通してみられる姿勢なのではないかと思います.大事なことは「まず実践してみること」です.
じろーさん
>漢方でも薬でも社会においてもそうですが、この世の中は全て陰と陽の側面を持っております。
●何事にも、正と反がある。弁証法的な考え方ですね。
 薬には、良い作用と、悪い副作用があります。ですから、出来れば、なるべく服薬しないのが良いわけです。

●食事(栄養学)については、未解明の部分がまだまだ多いと考えています。
 例えば、ある種のビタミンを取りすぎるとどうなるのか?
具体的な例としては、卵ですが。本来自然な卵は、タンパク質など豊富でよい食品ですが、食べ過ぎるとコレステロールが上がるといわれ、「卵アレルギー」の方もいます。
 一日5個は良いという医師や、10個でもいいと言うドクターもいます。
 糖質については、カルピンチョ先生の考察がありますが、新人類は、糖質過多にある程度適応しているようです。
http://低糖質.com/review/cat29/post_184.html

さて
>糖質制限を行なっている方達の体験談の多くは「体重の減少」と「糖尿病の改善」で、その点については効果は絶大なのでしょうが、その他の面ではどうなのでしょう。

●これについては、昨日(2/16)フイットネスに行って、「体組成測定」をして来ました。
 どの程度参考になる数値か分かりませんが

     2014.1.10 →  2.16
内臓脂肪レベル  9.1     8.62
筋肉量 (kg)   61.9 65.2
体脂肪量( kg)   12.1 11.6
体脂肪率 (%) 15.6 14.3

ジムには、今年になって行き始めてまだ3回です。一回につき1.2時間のウオーキングやベンチプレスなどなので、まだたいしてトレーニングしていません。
 糖質オフの食事のおかげだと思っています。

●科学的に考える。なおかつ、個々の特殊性についても思いをめぐらすことが必要だと思います。
 たがしゅうさん。ライフワーク光野さんのコメントに共感いたします。
 人は、もっと自分の体の状態に注意しなければいけませんね・・・



Re: じろーさん
わんわん さん

 コメント頂き有難うございます.

 また貴重な情報を提供して頂き感謝致します.各々が自分の頭で考えて実践していく事が大事ですね.
Re: 骨粗鬆症について
" Inuit osteoporosis " で医学文献を検索したら、2013年の論文を発見しましたので、内容を紹介します

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3546323/

" Clinical risk factors for osteoporosis are common among elderly people in Nuuk, Greenland "



A study of BMD measured by dual energy x-ray absorptiometry (DXA) reported no differences in BMD between Inuit and non-Inuit in Greenland when adjusted for differences in body size (15).

 グリーンランドに住む先住イヌイットと、多人種を比較してみたが、bone mineral density (BMD)は、同じ体格の者同士では有意差はなかった。
(…つまり同じ日照時間の短い地域に住んでいたら、北方民族と西洋人との間に差はなかった)



A study from Alaska reported twice the number of hip fractures in Inuit compared to subjects from the lower states in the United States (25). However, this study did not take into account environmental differences such as the number of days with icy pavements, the number of hours with sunlight and the presence of a polar night, which may influence the risk of falls.
 Alaskaのイヌイットは、米国の南部州と比べ2倍の臀部骨折率との報告がある。しかるにこれは路面凍結、日照時間、極夜といった転倒に影響し得る環境の相異を計算していない


Leslie et al. (27) found aboriginals in Canada to suffer twice as many osteoporotic fractures compared to non-aboriginals after adjusting for gender, age and area of residence. They used administrative health data and explained their finding of a higher fracture risk by co-morbidity and substance abuse rather than by ethnicity.
Leslie は性・年齢・居住地を適性化し、カナダの先住民は非先住民より骨粗鬆症による骨折が2倍もあると発見した。健康管理データを用い、高い骨折リスクは民族の違いでなく、合併症や、薬物中毒によると説明した




Conclusions
Age is a dominating risk factor for fragility fractures in Greenland. The use of anti-osteoporotic drugs is low in Greenland, even if osteoporotic fractures are common in old age.
[本研究の結論]Greenlandでは加齢が脆弱性骨折の主な原因であった。高年者では骨粗鬆症による骨折がよくあるのに、抗骨粗鬆症薬の使用頻度は少ない

  ◇  ◇

 このように、北方先住民族が、糖質制限食をしているため骨粗鬆症が多いというのは、全くevidenceのないことである。糖質制限批判派にだまされないように防衛線を張る必要がある。
Re: Re: 骨粗鬆症について
精神科医師A 先生

 いつも貴重な情報を頂き有難うございます.

>  このように、北方先住民族が、糖質制限食をしているため骨粗鬆症が多いというのは、全くevidenceのないことである。糖質制限批判派にだまされないように防衛線を張る必要がある。

 糖質制限で骨粗鬆症が多いという情報が理論面だけではなく疫学面で否定された形になります.また一つ安全性の情報が増えましたね.