Post

        

「アジュバント」について学ぶ

category - ワクチン熟考
2020/ 06/ 12
                 
ワクチンについて考える上でもう一つ欠かせないのが「アジュバント」と呼ばれるものです。

ワクチンの目的はターゲットとする病原体に対する特異的な防御システムである「獲得免疫」を賦活させることが第一義ですが、

その獲得免疫を人為的に賦活させるためのファーストステップとして、病原体に限らない非特異的な防御システムである「自然免疫」を賦活させることが必要と考えられています。

なぜならば「獲得免疫」のシステムは「自然免疫」の基盤の元に成立しているという概念があるからです。

そしてその「獲得免疫」の人為的賦活のために前提となる「自然免疫」システム誘導のために、ワクチンの中に含まれているのが「アジュバント」です。
            

「アジュバント(adjuvant)」とはラテン語で「助ける」の意味で、広義では「補助剤」、このワクチンの分野では「抗原性補強剤」と訳されています。

具体的に「アジュバント」として挙げられるものとして、①アルミニウム塩(アラム)、②乳剤系(界面活性剤等)、③NLRリガンド分子、④TLRリガンド分子といったものがあります。

③④のNLR(NOD様受容体)とか、TLR(Toll様受容体)というのは、いずれも自然免疫システムの駆動に際して重要な受容体のことで、リガンドとはその受容体を刺激するもののことです。

①②は局所の炎症を効果的に引き起こすものとして経験的にアルミニウムや界面活性剤が有効に炎症が誘導されつつ、安全性も確かめられているとされているものです。

例えば、①のアラムを含む粒子系の「アジュバント」は、炎症を起こす要として注目されている「NLRP3インフラマソーム」というものを活性化し、カスパーゼ1やIL-1β、IL-18からなる自然免疫に関わる炎症のシグナル経路を活性化させることがわかっています(Eisenbarth SC, et al. Crucial role for the Nalp3 inflammasome in the immunostimulatory properties of aluminium adjvants. Nature 453: 1122-1126, 2008)

NLRP3インフラマソームの「NLR」の部分は③の「NLR」と同じ意味です。余談ですが、糖質制限で産生されるケトン体がNLRP3インフラマソームの働きを抑えて抗炎症作用を示すということも知られていますね。

さて、難しげなことをつらつらと述べてしまいましたが、シンプルにまとめてしまえば、

要するに、体内に炎症を持続的に起こしうる物質が、ワクチンの「アジュバント」として用いられている、ということだと思います。

自然免疫に特異的に作用させているようで科学的に綿密に設計された仕組みのように聞こえるかもしれませんが、

そもそも自然免疫というのは非特異的な抗原排除、恒常性維持システムです。すべての異物が自然免疫を刺激するといっても過言ではありません。

そうなってくると、そんな自然免疫刺激という名の「炎症」を長々と刺激し続けるような「アジュバント」というのは、健康にとってどうなのかという疑問が浮かんできます。

今回参考にした日本ワクチン学会の以下の本には①も②も安全性が担保されているというような事が書かれているのですが、



ワクチン: 基礎から臨床まで (日本語) 単行本 – 2018/10/15
日本ワクチン学会 (編集)


残念ながらその安全性がどうやって証明されたのかについては書かれていませんでした。

一方でアルミニウムというのは重金属と呼ばれる範疇に入り、重金属の中には、鉄(Fe)や亜鉛(Zn)など人体のシステムに欠かせないものもあります。

一般的に重金属は自然界に豊富に存在しており、そのうちの一部が主に食べものを通じて体内に取り込まれるわけですが、

アルミニウムに関して言えば、実は生物環境中に最も多く含まれる重金属です。にも関わらずそれが口からある程度大量に摂取したとしても腎機能が正常の健康成人であれば中毒症状をきたすことはないとされています。

なぜならば、口から入ったアルミニウムのうち消化管から吸収されるのは1%で、ほとんどが尿中に排泄されるからです。

しかし口からではない形での投与、例えば血管内に直接アルミニウムを注入した場合などは、体内への蓄積が起こることが報告されています。

ワクチンも皮下注射や筋肉注射が主流だと思いますが、そのような非経口投与だと適切に尿中へと排泄されない特徴があるのだとすれば、

アルミニウムが「アジュバント」として持続的に炎症を起こし続けるというのはさもありなんという感じがします。

そもそもワクチンの「アジュバント」は持続的に炎症を起こすことで局所にとどまり続けた抗原を身体が認識して「獲得免疫」システムを惹起しやすくなる状況を作り出そうとしているわけですから、

アルミニウムのその特徴はある意味で狙い通りの特徴と言えるわけです。ただそれは健康を維持するという観点からするとリスクを伴う行為だと思います。

「自然免疫」における「炎症」というのは本来、「自己」とは違う「非自己」と遭遇した際に、直ちにその「非自己」を除去し再び平穏な環境を取り戻すために「一時的に」駆動されるべき現象です。

それが「急性炎症」と呼ばれる「炎症」であるわけですが、その「炎症」が何らかの原因で「一時的」では治まり切らずに「持続的」となる現象のことを「慢性炎症」と呼びますが、

「急性炎症」であれば人体を守るための防衛的システムであったにも関わらず、「慢性炎症」となるとこれが一転して人体を苦しめる悩ましい現象へと変わってしまいます。

動脈硬化、肥満、がん、膠原病、さらにはうつ病まで様々な病気の背景に「慢性炎症」が関わっているということも注目されてきています。

そうなると、「自然免疫」を持続的に賦活し、ひいては「獲得免疫」を人為的に惹起する目的とは言え、そのような体内に「慢性炎症」を起こし続ける「アジュバント」を用いることは本当に健康によいと言えるのでしょうか。

勿論、多くの場合ワクチンを非経口的に注射で投与したとして、多くの方は何事もなく過ごしていることと思います。そしてワクチンの効果があると信じ込んで生きていると思います。

そうした人達の中では蓄積性が高まる投与をされたとしても、それでもちょっとずつ排泄されていって、結果的に慢性炎症をきたさない状態まで持って行かれているのであろうということが推察されますが、

ところが、一部の人でワクチンを打ったタイミングで重篤な副作用を生じたという事例は、様々なワクチンに関して報告があると思います。

そうした人の場合は、ワクチンのアジュバントの蓄積性を克服できない何らかの要因があって、慢性炎症を起こし続けているという可能性が否定できないように思います。

ただそうした慢性炎症の元があるだけでは重症化にはつながらず、そこからさらに糖質過剰であったり、ストレス過剰といった代謝を過剰駆動させる要因が加わった場合に、

サイトカインストームといった免疫システムの暴走現象が起こってくる可能性があるのではないかと私は考えています。

そして前回記事で考察したように、ワクチンは構造上自然感染によって賦活される免疫賦活を超えることはできないはずです。

不完全に刺激された免疫システム賦活効果と引き換えに、慢性持続炎症をきたしうるアジュバントを身体に入れ込むことによるリスク、

これを天秤にかけてはたしてワクチンを打つべきかどうかということを、ニュートラルな気持ちで判定すべきと、

ワクチンとはそういうものではないかと私は考える次第です。


その視点から考えた時に、自然免疫システムがきちんと働いている限り、大きな問題をきたさないということ、

しかもそれがほとんどの場合、抗体が産生されていない状態においても、大きな問題をきたさないということがすでに実証されていると言っても過言ではない新型コロナウイルス感染症においては、

仮にワクチンが開発されたとしても、それを私が打つことはないし、他人に勧めることもないと思います。

そのようなリスクあるワクチンの不完全効果に頼るよりも、

もっと確実かつ新型コロナウイルス以外のすべての病原体に対応できる自然免疫を整えるアプローチたる、

食事療法とストレスマネジメントの実践に私は力を注いで生きていきたいと思います。


たがしゅう

関連記事

            
                                  

コメント

非公開コメント
        

アジュバントの安全性は証明されているとの事ですが
近年、アルミニウムと鬱、アルツハイマーなどとの関連性がいろいろ指摘されています。
西田雄三著「BSE・うつ病・キレる子どもたち ― 金属イオンと神経疾患」
によると、地下水にアルミニウムイオンが多い地域では神経疾患が多発するそうです。
それなのに何故アジュバントと副作用は関係ないと言い切れるのでしょうか。
確かにワクチンに含まれる量は微量ですが、注射で直接体内に入れる以上、経口摂取とは桁違いに危険度が高いはずです。
また、多くの副作用が起きているのは事実ですので、アジュバントが原因で無いとしたら他の原因があるはずですが、それも不明です。そのような状態で「安全」と言い切るのは科学的な態度ではないと思います。
アルミニウムが脳に入るまで数ヶ月から1年ほどかかるそうです。つまりワクチンを打って副作用が出るまで1年くらいかかる可能性があるという事です。そのような事例はちゃんと報告され、副作用としてカウントされているのでしょうか。もしかしたら報告されていない副作用の事例も多いのではないでしょうか。ちなみに私もワクチンを打つたびに副作用に悩まされましたが、いちいち報告していませんでした。
というわけで、現時点で日本ワクチン学会がいくら安全宣言しても私は信用する事が出来ません。

P.S.
上記の本は今はもう買えませんが、精神科医こてつ名誉院長のブログに要約が転記されていました。
https://ameblo.jp/kotetsutokumi/entry-12547566310.html
Re: アジュバントの安全性は証明されているとの事ですが
KAZ さん

 情報を頂き有難うございます。

 アルミニウムに関して調べた限りでは、健康で腎機能が正常であれば経口での摂取ならかなり大量に摂っていたとしても99%が消化管から吸収されず、中毒状態になることはまずないのだそうです。しかし皮下注射などの非経口投与なら、人体の自然システムにとっては予想外の取り込み方なのでマクロファージなどで処理するにしてもある程度時間はかかってしまうのでしょう。その結果としてのワクチン接種後のしばらくの腫脹・発赤・疼痛である可能性は十分にあると思います。
 
 学会のいう安全性がもしも「経口摂取」での話を指しているのだとすれば、それはお門違いも甚だしいことです。そうでないことを願うばかりです。
ワクチンについて
たがしゅう先生こんにちは。

以下の情報ご存知でしたか。これが本当なら衝撃的です。。。

・・・・・・・・・・
論文 Rush et al
2007年 jamaから公開 ワクチン研究において最も引用される論文

麻疹死亡率
1920年 10万人に100人
1965年 10万人に1人
97%の死亡率低下

ワクチン導入は麻疹ワクチンが最初に導入されたのは1963年(Wikipedia より)

以上トーマスコーワン氏の動画より

https://www.bitchute.com/video/PWWHbkr4LyHn/
Re: ワクチンについて
一読者 さん

 情報を頂き有難うございます。

 この情報の真偽については自分でも別角度から確かめる必要があると思いますが、
 少なくともワクチンの効果というものが、別の要因による効果と誤認されやすいということは確かだと思います。
 なぜならばワクチンの効果は目に見える症状の改善ではなく、「(長い期間)何も起こらないこと」であるからです。