YouTubeが医療にできること

2019/01/02 00:00:01 | YouTuber | コメント:0件

もしかしたら世の中全体の流れもそうなのかもしれませんが、

私は最近テレビよりもインターネットでの動画共有サービスYouTubeで映像作品を楽しむことが多いです。

勿論、気に入っているテレビ番組があれば今でもテレビで見るわけですが、それも放送時間通りに見ることはあまりなく、

録画して後でCMを飛ばしながら見たりすることの方が圧倒的に多いです。

すきま時間に効率的に見ることができ、しかも自分のニーズに合った動画を選択することができる、

これが今の自分の生活に非常にマッチしているということなのだと思います。 「好きなことで、生きていく」というのがYouTubeのキャッチコピーだそうですが、

今やYouTubeで動画配信することで生計を立てている人をYouTuberと呼ぶようになり、

小学生の将来の夢にYouTuberが上位となるというニュースも聞こえてきたりして、今や若者達を中心にYouTubeはかなりの市民権を得ているような状況ではないかと思います。

確かに「好きなことで、生きていく」というのは魅力的です。

ひと昔前までは、「好きなことが仕事にできる人なんてほんの一握りしかいない。仕事には多かれ少なかれやりたくないことだってあるもんだ」というような価値観が主流だったように思えますが、

いまや自分次第で嫌なことを許容しなくても、本当に好きな事を仕事にするということが目指しやすい時代になった、ということなのかもしれません。すごい時代が来たものです。

勿論何も情報発信するネタがなければ好きなことも何もありませんから、YouTuberになれば好きなことをやって生きていけるということではないし、

人生生きていれば辛いことの一つや二つ誰だって遭遇するわけですから、YouTuberになれば辛くなく生きていけるというわけでもないというのは言うまでもないと思います。


そう言えば、医者でYouTuberをやっている人っているのかな?とふと思って調べてみますと、

いるにはいましたが、ものすごく少数派でした。

ただ、その中ですごい先生がいらっしゃいました。精神科医で作家でもある樺沢紫苑(かばさわ しおん)先生です。

樺沢先生は「精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル」というYouTubeチャンネルを開設しておられて、

人生における様々な悩みや疑問に対して精神医学、心理学、脳科学的な知見を駆使して答える3分前後の動画をなんと毎日更新しておられました。

驚くべきは、その活動を4年以上続けておられるということ、そして何よりわかりやすい、ことです。

扱う内容も非常に多岐に渡り、ほとんど内容に合点がいくものばかりでした。3分という短さも私の生活スタイルに非常にマッチしています。

なるほど、YouTubeを通じてこういった医者としての働き方もあるのかと、私自身非常に勉強になりました。

これは先駆者として見習わねばということで直ちにチャンネル登録をしました。

YouTubeはこの視聴者にチャンネル登録をしてもらう数が多くなればなるほど、収益を生みやすい状況を作ることができるシステムになっているそうです。

といっても、収益化のスタートラインにこぎつけるにはチャンネル登録者数が最低でも1000人を超えないといけません(さらに過去12ヶ月間の総再生時間数4000時間以上)。

樺沢先生は書籍を何冊も書くくらいの知名度の高い先生です。それくらい知名度がないとすぐにはこうとはいかないでしょうから、

「好きなことで、生きていく」というのもそうそう簡単なことではないということがうかがえます。

ともあれ樺沢先生はそんなチャンネル登録者数1000人以上という高いハードルを越えている数少ない医療系YouTuberの一人だということです。


この樺沢先生の動画をみていてもわかるのですが、

YouTubeは私が目指す主体的医療を支える上で欠かせないツールとなってくると感じています。

というのも、本を読むことだとハードルが高くて情報を手に入れるのが難しいタイプの人でも、

それ以上にわかりやすくかつ効率的に情報を伝えられる動画という手段でなら、相手へ情報がスムーズに伝えられるということがあると思います。

情報がうまく伝えられたら、その情報を元に自分で自分のことを何とかしてみようと考える人も出てくるはずです。

その為に情報の種を巻く、その事が将来の主体的医療を支える上での力となる、

そう考えると私もYouTubeという新しい世界へ挑戦してみたくなりました。

そこで、今年の目標をもう一つ、YouTuberになるということも私はここに宣言したいと思います。

チャンネル開設の折には、是非ともどうか温かい目で御覧頂ければ幸いです。


たがしゅう
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