主体的医療を行うべきタイミング
2018/09/06 00:00:01 |
主体的医療 |
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主体的医療で必要とされる主体的な行動とは、
自分の頭で考えて何らかの行動を起こすということです。
その軸となる行動に対して、医療がそのサポートをするのが主体的医療というわけです。
それ故、自分で考えることに慣れていない、今まで受動的医療にどっぷりと浸かってきた多くの人達にとって、
主体的医療が受け入れられないのも無理もありません。 ただそもそも完全なる主体的行動のみで病気をコントロールできるのであれば、主体的医療の出番はないはずです。
糖質制限+ストレスマネジメントだけでセルフケアできている状況がそれに当たります。
ということは主体的医療が必要とされるのは、軸となる主体的行動があるものの、
それだけでは解決できない何らかの問題に遭遇した時、すなわち主体性8〜10割、受動性0〜2割の状況、ではないかと思います。
例えば糖質制限+ストレスマネジメントを自分なりに行っていたけれど、
がんが発覚しそれに対して不安を抱えているような状況です。
それに対して私であれば、手術や放射線治療で当座の危機を取り去り問題を先延ばしにするか、
それとも漢方薬やホメオパシーで自己治癒力のサポートしてみるかという大きく二つの選択肢を提示できると思います。
また全国で探せば、中医学や高濃度ビタミンC点滴、丸山ワクチンなど他にも様々な選択肢があると思いますが、
そうした様々な治療選択肢の中から、自分が最も望むものを選択するというのが、主体的医療の具体的な内容ということになります。
この場合、手術を受けるという行動も、行う内容自体は完全に他者任せのものですが、
自分の頭で考えたけれど、自分の力だけでは実行できない行為なので、他人の力を借りて実現させるという意味で、
幾分か受動性を備えた主体的行動ということになります。
その意味では漢方薬やホメオパシーといった他の治療を受ける行為も、受動性を含んだ主体的行動ということになります。
他にも糖質制限+ストレスマネジメントでは耳鳴が抑えきれないとか、
糖質制限+ストレスマネジメントでは認知症がどんどん進んでしまうというような時に主体的医療は活躍できるはずです。
逆に言えば、医師任せの主体性0〜2割、受動性8〜10割の受動的医療では、
主体的行動でしか解決することのできない食生活とストレスの問題には未介入のまま、
表面化している症状の改善を試みようとしているわけですから、それはなかなか治らなくてしかるべきでしょう。
主体的医療は根本解決が十分に狙える治療だと私は考えます。
たがしゅう
プロフィール
Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
オンライン診療医です。
漢方好きでもともとは脳神経内科が専門です。
今は何でも診る医者として活動しています。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。
※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。
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