2018年7月糖質制限を語る会 in 鹿児島の御報告
2018/07/16 09:08:57 |
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コメント:6件
昨日、5回目の糖質制限を語る会 in 鹿児島を執り行いました。
告知は当ブログのみで行うという初の自立スタイルでの募集で当初参加者不足が懸念されましたが、
数名の方々に駆け込み参加して頂いたおかげでふたを開ければ計15名に御参加頂くことができました。
予定していたスケジュールも大きな遅延なくこなすことができて、皆さんに楽しんで頂いて、
主催者としてはほっと一息ついているところです。 今回は地元鹿児島からの参加者は少なくて、
7割以上は遠方からの参加者で、熊本、山口、大阪、名古屋、東京、茨城、最も遠くはなんと北海道からでした。
連休の中日というスケジュールがこのことに影響した可能性が考えられますが、
この語る会の方式で鹿児島の方々へ糖質制限を伝えていくことの難しさを痛感しています。
勿論、参加者との交流は楽しいですし、
何も知らない人達と比べていちいち事情を説明しなくてよい開放感があるし、また相手が自分の食事をいぶかしがるかもしれない懸念を抱くこともありません。
そういう意味では糖質制限普及という目的でなく、実践者交流の場として割り切ればこの会を存続させていく意義はあるのかもしれません。
ただ今現在はこの会の私への依存度はかなり高い状態、言い換えれば私の負担が大きすぎるという問題点があります。
目指せ、私がいなくても成立するシステムなので、誰か幹事を変わってくれる主体的な人が出てくれることを願うばかりです。
一方で今回もまたミニプレゼンの時間を取り、プレゼンをしてくださる主体的な参加者がなんと7名もいらっしゃいました。
パワーポイントを使わないパターンのプレゼンも多く見られ、内容も糖質制限の体験談から糖新生での糖産生量の推定、
栄養学における印象操作の問題点、正しい歩行についてなど実に多岐に渡っておりました。
結果、「ミニプレゼンも集まればビッグプレゼンとなる」状態となり、かなりプレゼンの時間が多くを占めた回となりました。
振り返ればミニプレゼンの時間をもう少し短くしてもよかったかもと思う部分はありましたが、
ミニプレゼンは完全に参加者の主体性に任せている部分がありますので、何人に発表して頂けるかは当日になるまでわかりません。
従って、あまり短くしすぎてもプレゼン不十分で味気ない時間になる可能性があるので難しいところです。
しかしやはり様々な立場の人から意見を聞くということは大事なので、ミニプレゼンという企画の方向性は間違っていないと思いますので、
今後も続けていきたいと思っているところです。
様々な意見と言えば、今回初の試みとして「哲学カフェ」を執り行いました。
哲学カフェについて詳しくは以前の記事を御参照頂くとして、
私が司会進行役となって「私達は糖質とどう向き合うべきか」というテーマで話し合いをしました。
もともと糖質制限の実践者の集まりなので、多様な意見といってもすでに偏っている側面がありますので、
ただ「糖質制限万歳」を確認し合うだけの議論とならないように司会を心がけました。
具体的には「私達が糖質制限をしていて嫌な気持ちになる状況の根源的な理由は何なのか」とか、
「あえて糖質の良い部分はどこかを挙げて、糖質制限が受け入れられない人達の気持ちを逆の立場になって考えてみる」ですとか、
参加者の皆さんに問いかけながらそれぞれで思索を深めて頂きました。
主催者としては割と会の最後にゆったりと全員で語り合えて、
初参加の人も疎外感を受けない良い時間になったのではないかと自負しています。
ちょっと時間が足りなかったと思ってもらえるくらいが哲学カフェとしては成功だという話も聞きます。
参加者の皆さんはどのように感じられたのでしょうか。
今回は結構盛り上がって予定していた一次会、二次会の後も、都合つくメンバーで三次会はカラオケに出かけたり、
四次会にカフェでコアな話をしたりとか濃厚な時間を過ごすことができました。
もう今回で最後にしようと思っていたのに、またやりたくなるエネルギーをもらえる源はやはり人との出会いなのでしょうね。
全国でもこういう草の根活動が広がっていくとよいと思っています。
とりあえずひと休みして、また準備が整えば次の展開へと動き出したいと思います。
たがしゅう
プロフィール
Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
オンライン診療医です。
漢方好きでもともとは脳神経内科が専門です。
今は何でも診る医者として活動しています。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。
※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。
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コメント
和やかで楽しかったです。
Re: 和やかで楽しかったです。
コメント頂き有難うございます。
また語る会への御参加も有難うございました。
実践者交流の場としての意義は大きいのだと思います。今後会の在り方を見直してどうしていくのがよいのか考えていきたいと思います。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
参加できずに残念です。
前回、参加させていただき楽しく過ごせたので、今回のプレゼンや哲学カフェには興味津々でした。
たがしゅう先生の負担には、非常に申し訳ないと思っていますし、何かしら手伝えることがあれば、次回開催の際には、微力ながら頑張りたいと思います。
ありがとうございました
残念ながら今回は一次会のみでしたが、十分に楽しむことができました。
皆さんのちょっとした言葉や、やり取りから色んな気づきやヒントをいただきました。なかでも糖質を食べないことに対しての皆さんの切り替えしは是非使ってみようと思います。「少食」「ステーキを食べた」。私自身は場の雰囲気にもよりますが「モデルを目指している」と言っています。大概、笑いに変換されますし、頑張ってね、と言われることも。楽しく糖質制限できているのかなと思っています。
哲学カフェは初めての体験でした。
「食べる」「食べること」について哲学するのも興味深いように思いました。
毎回ですが盛り沢山の会でした。
先生をはじめ、皆様、ありがとうございました。
Re: 参加できずに残念です。
コメント及びお気遣い頂き有難うございます。
今後も一つのやり方にこだわることなく、いろいろな御意見を参考にしつつ様々な方法にチャレンジしたいと思っております。もしも御協力を頂けるのであれば嬉しく思います。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
Re: ありがとうございました
コメント頂き有難うございます。
また遠方からの御参加、大変お疲れ様でした。
現実とどのように折り合いをつけるかというのは糖質制限を実践していて皆が突き当たるテーマではないかと思います。知恵という人為を駆使して衝突することなくスマートに生きていきたいものですね。
「食べる」というのは哲学カフェのテーマとしてはよさそうですね。しかし広範なテーマは司会進行の腕が求められるので、精進したいと思います。
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