ストレスに感じるくらいなら糖質制限を緩めるべき
2018/04/07 00:00:01 |
ストレスマネジメント |
コメント:6件
前回に引き続いて、日比野佐和子先生のダイエット本を読み進めていきたいと思います。
今回取り上げるのは、日比野先生がよく述べられている「糖質制限で一過性脳虚血発作となった」というくだりの話ですが、
正直言って、私は糖質制限推進派の神経内科医として、それが本当に一過性脳虚血発作だったのか、かなり懐疑的に思っています。
今回もあくまでも日比野先生が書かれた内容からの私の推測になりますので、信憑性の判断は各読者の方々にお任せしたいと思います。
39種類のダイエットに失敗した46歳のデブな女医はなぜ1年間で15kg痩せられたのか? 単行本(ソフトカバー) – 2017/5/25
日比野 佐和子 (著)
(以下、p103-106より引用)
【極端な『糖質制限』で脳梗塞一歩手前の状態!】
糖質制限を続けて3年目、36歳のときに事件は起こりました。
ある朝、目が覚めると右半身がまったく動かない!
ベッドから起き上がれもしないし、救急車を呼ぼうとしても電話まで右手を伸ばすことができない。これは大変なことになったと思いました。
じつはここ何か月か眠気が抜けず、頭がボーッとすることが多かったのです。
大事な会議中なのにずっと船をごくように寝てしまったり、眠り病かと思うほど、眠気が抜けないのです。
それに加えて、しびれを感じることもありました。
このしびれに関しては20代後半のときにトラックに追突されて頚椎症になったので、その後遺症かなとも思っていました。
まさに医者の不養生。少しぐらい調子が悪くても、自分のことになると病院に行かないし、検査もしない。
少しずつ体調が悪くなっていたにもかかわらず、ほっておいたので「これは大きな病気の前触れかも」と思い不安でたまりませんでした。
幸いにもベッドでじっとしているうちに、少しずつ動けるようになったので、病院に行きました。
検査の結果は「一過性脳虚血発作」。脳に行く血液の流れが一時的に悪くなり、運動麻痺や感覚障害を引き起こす症状です。
文字通り、症状は一過性で消失しますが、繰り返し起こると脳梗塞の起因にもなるとも言われています。
この症状を引き起こした原因は過度な糖質制限。
脳細胞のエネルギー源は糖質です。これが制限されることにより、代わりに脂肪やタンパク質を過剰に摂取してしまい、最悪の場合、動脈硬化になる場合も。
そのほかに、血液検査で分かったのは中性脂肪が基準値よりも上で、糖質制限をする前よりもはるかに跳ね上がっていたこと。
私は肉類を多く摂取していたので、脂質の摂取が過剰になり脂質異常をきたしていました。
体重が減り、痩せたにもかかわらず体内は脂質が増え悪玉コレステロールだらけだったのです。
そして、この頃、気になっていたのは体臭。自分の汗の臭いや体臭が以前と違うと感じていました。
これも糖質制限が原因で、体のエネルギー源である糖が不足したことでケトン体(アセトン、アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸の3つの物質の総称)という物質が作られ、
これに含まれるアセトンの臭いがもとで、体臭や口臭、汗の臭いがキツくなるなどの症状が出てしまうのです。
痩せても体臭や口臭があるなんて、女性としてはマイナスイメージですよね。
この事件をきっかけに、糖質制限ダイエットはやめて、炭水化物をきちんと摂る普通の食生活に戻すことに決めました。
みなさんにお伝えしたいのは、過度な糖質制限は絶対におすすめしません。
『糖質制限ダイエット』と聞くと、糖質を多く含む炭水化物をまったく摂らないイメージが強いと思いますが、
一切摂らないのではなく、血糖値の上りにくい食べ方や、食べる順番を考えて摂ることが大切。
ですから現在私は、午前中や昼間は炭水化物やお菓子類なども食べるけど、夕食は控える、と食べる順番や時間を考えて摂取するようにしています。
(引用、ここまで)
一過性脳虚血発作というのは血栓など何らかの理由で一時的に血管が詰まって、
その後運よく血栓が流れるなどして詰まった所が再開通して脳梗塞に陥らずに済むという脳梗塞一歩手前の状態を指します。
一般的には症状が60分以上持続すれば脳梗塞への移行リスクが高いと言われています。
日比野先生の場合は起床時発症です。起床時発症の場合は朝起きた瞬間に血管が詰まるというケースはまれで、
ほとんどの場合、就寝中の自分が気付かない間にすでに血管が詰まっています。
すると起床時の時点でまだ血管が詰まってから1時間未満しか経過していない可能性はその時点で低いこととなり、
実際に私が脳卒中診療に当たっていても、起床時発症のケースで一過性脳虚血発作で済んだというケースは少なく、仮に症状が良くなったと思っても頭部MRIで確認すると微小脳梗塞を起こしてしまっているケースが多いです。
しかしながら、日比野先生の場合は起床時発症という不運であったにも関わらず、その後運よく症状が可逆的に改善し、病院を受診することができています。
何の検査をしたのかは書かれていませんが、この状況であれば常識的に頭部MRIを行うのが普通です。
その結果「一過性脳虚血発作」という診断に至ったのであれば、頭部MRI検査では微小脳梗塞も含め異常所見は認められなかったということを意味します。
私は、当時36歳の日比野先生が糖質制限で一過性脳虚血発作を起こしたということにそもそも疑問を抱いていましたが、
この本の文章を見て、やはり一過性脳虚血発作ではなかった可能性が高いという想いを強くしました。
例えば、一過性脳虚血発作ではない別の右片麻痺の原因として、以前私は低血糖発作の可能性を挙げました。
これに関しては一過性右片麻痺の症状で病院を受診したのなら、当然血糖値は測られたはずです。最終的に一過性脳虚血発作の診断に至ったのだから、おそらく血糖値は正常の値を示していたはずです。
しかし、症状が改善した後に血糖値を測った所で低血糖の診断をつけることはできません。
その時点で血糖値を測定していない限り、低血糖症であったかどうかの確定は難しいですが、
このイベントを起こす数か月前から眠気が抜けず、頭がぼ~っとすることが多かったとの発言を日比野先生はなさっています。
糖質制限中にそのような症状が出たのだとすれば、可能性は二つです。
一つはたまに無意識に過剰摂取してしまった焼肉のタレなどの糖質により機能性低血糖症を起こした可能性です。
これは筋肉の少ない女性であれば十分起こり得ます。また一過性右片麻痺の原因を低血糖症とする私の推測ともマッチします。
もう一つは糖質制限にストレスを感じ過ぎて、ストレスマネジメント不足を引き起こし症状を伴うLow T3症候群を呈してしまった可能性です。
こちらの可能性も捨てがたいです。なぜならばストレスマネジメント不十分であれば、free T3の低値とともにコレステロール値の上昇とコルチゾールの上昇が連動して起こります。
「痩せたにもかかわらず体内は脂質が増え悪玉コレステロールだらけだった」との発言もありますので、
その時Low T3とコルチゾール高値を示し、可逆的な甲状腺機能低下症を示していた可能性もあるように思います。
ただもし症状を伴うLow T3症候群なら、さすがに右片麻痺は起こさないと思うので、私の中ではあくまで対抗馬です。
本命は糖代謝を保ったままの不完全糖質制限による機能性低血糖症の繰り返しです。
大穴として20代の頃に交通事故で頚椎症になったとの発言もありますので、「起床時姿勢による一過性の頚髄神経圧迫」の可能性もありますが、
これだと数か月前から頭がぼ~っとしてきて・・・の経過とそぐわないので可能性は低いと思っています。
一過性脳虚血発作だとすれば30代で起こしたとなれば、その時点でかなり動脈硬化性変化も目立っているはずです。
いくら生活習慣を正したとしても負の遺産は基本的に残ります。動脈硬化は体表からは見えませんが老化現象の表現型の一つです。
少なくとも現在アンチエイジングドクターとしてテレビで大活躍されるほどの美貌を持っておられる日比野先生にそんな動脈硬化性変化が潜在しているとは非常に考えにくいです。
従って一過性脳虚血発作の診断は私にとっては超大穴です。
本命の機能性低血糖症の繰り返しということであれば、
糖質制限から3年も経過しているのに未だにケトン臭が出ているという理由も説明がつきます。
通常、糖質制限を開始し3ヶ月程度までの時期は尿中ケトン体が陽性となり、体感的にもケトン臭を感じる時期があります。
これはケトン体をまだエネルギーとして十分に利用できていないことの傍証であり、せっかくケトン体が産生されてもエネルギーとして利用できないために尿中や呼気中からケトン体が漏れ出てしまうわけです。
それが時間が経過しケトン代謝(脂質代謝)に慣れてくれば、次第に尿や呼気からケトン体を漏らさず、隈なくケトン体を利用することができるようになっていくのが普通なので、
3年も糖質制限をしているにも関わらず、それでもケトン臭が出続けている日比野先生の糖質制限のやり方は、ところどころで糖代謝を駆動する物質を摂取していた可能性を示唆します。
もっと言えば、糖質制限による症状出現でなぜそうなったのかという事に考えが及ばず、
すぐに「極端な糖質制限はダメ」とか、「脳のエネルギーは糖質のみ」とかいった短絡的な結論に結びついてしまう思考パターンなどは、
糖質制限を3年続けていたにも関わらず糖質依存が抜け切れていなかったことも想像されます。
あるいは女性の甘いものへの欲求が男性よりも強いという一般的傾向もあいまって、糖質制限を続けている事にストレスを感じ続け、そのストレスが糖代謝を駆動し続けていたのかもしれません。
最後の文章を読むと、現在の日比野先生はプチ糖質制限や食べる順番療法などを組み合わせられていて、
完全なる糖質制限否定ではない食生活を送っておられるようにお見受けします。
それであれだけの美貌を保っておられるわけですから、緩やかな糖質制限レベルの糖質制限効果に加えて、
日比野先生の場合はその食生活が大きなストレスマネジメントになっているのかもしれません。
性別や体質、それまでの人生で得られた価値観などで糖質制限を続けることにストレスを感じるくらいなら、
精製穀物などの人為的な糖質摂取に注意して適量糖質してもらった方がストレスマネジメント的に良いような気もします。
糖尿病などやむにやまれぬ事情で糖質制限に取り組んでおられる人は別ですが、
糖質制限を行うことが必須ではない状況の方で、糖質制限にストレスを感じ過ぎるくらいなら無理せず緩めてみてはいかがでしょうか。
ただし、その場合もその決断を下すのは自分ではない他の誰かではなくて、
自分自身が主体的に判断すべきだと思います。
たがしゅう
Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
オンライン診療医です。
漢方好きでもともとは脳神経内科が専門です。
今は何でも診る医者として活動しています。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。
※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。
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コメント
No title
日比野先生の発言
「痩せたにもかかわらず体内は脂質が増え悪玉コレステロールだらけだった」
残念な結果の様に表現されています。
悪玉コレステロール(LDLコレステロール)について、
理解されていない証拠だと思いました。
糖質制限の初期では、LDLは増えるものだと思います。
本当意味での悪玉、小粒子LDLコレステロールが減り、
大切な働きを持つ、大きいLDLコレステロールが増加するので、
むしろ喜ばしいことだと思います。
いずれ肝臓がコレステロールの産生量を調整するので、
LDLコレステロールは、その人にとっての最適量になるはずです。
「悪玉コレステロールだらけだった」と、大騒ぎする必要はないと思います。
悪玉と命名されたばかりに、汚名を着せられたLDLコレステロールが不憫です。
Re: No title
コメント頂き有難うございます。
> 「痩せたにもかかわらず体内は脂質が増え悪玉コレステロールだらけだった」
> 悪玉コレステロール(LDLコレステロール)について、
> 理解されていない証拠だと思いました。
私もそう思います。
「悪玉コレステロール」という名は誰かが定めた恣意的な名称です。
ストレスもそうですし、善玉菌・悪玉菌などという呼び方もそうですが、
ものごとに絶対悪とか絶対善というものはなく、あくまでも善悪の判断は人為的な自分の解釈によるもので、如何様にも移ろうと思います。
そして御指摘のように小粒子型コレステロール、酸化型コレステロールの少ない状況においてLDLコレステロールの上昇は身体の炎症の修復に寄与するなど好ましい状況に働いていると解釈するのが妥当だと考えます。
No title
一般庶民に分かりやすくという意味で「悪玉」という言葉をお使いになったのか、それともLDL-Cの質が問題となることをまさかご存知ないとは信じにくいですが、いずれにしても恣意的、いや意図的とすら感じます^^;
私は糖質制限開始後半年以上経過しましたが、簡易尿検査では1500μmol以上を維持しているようです。
血中ケトン体濃度と体調や体感との相関関係の有無を自覚したいからです。近々血液検査にまた行ってこようと思っています。
もしも脂質代謝へしっかり切り替わっているなら、ケトン臭が消えない程の血中ケトン体量を維持するためには、
「タレをたっぷりかける」
などという行為は恐らくできません、少なくとも私の体では。
”その後”も程度や手段は別として糖質制限的な生活をお続けとのことですが、ということは糖質制限に対して一定の効能を認めているということになりますよね。
それにしては(しかもお医者さん)、と首をかしげたくなるご発言が目立ちますが、一つ今回あらためて学ばせていただいたことが有ります。
同じ知識・経験に触れたとしても、その評価・分析の手法・手腕によって珠にも石にもなるのだと。医師だけに。
おあとがよろしいようで(爆)
Re: No title
コメント頂き有難うございます。
「なぜ?」を考えることがとにかく重要なことだと私は思います。
「なぜ?」を考えずにすべてがわかったかのように語る医師は、その時点で思考停止に陥っています。
なぜならば人間の頭で把握できないことなど、この世にはごまんとあるからです。
糖質制限でなぜやせるのか?糖質制限を続けていてなぜやせていたのが途中で止まるのか?
なぜ糖質制限を続けていて体調が悪くなったのか?なぜLDLは悪玉コレステロールと呼ばれているのか?
それらの疑問と向き合わずして、「糖質制限は悪玉コレステロールが増えるからダメ」と結論づけるのは、思考停止以外の何者でもありません。それらの疑問に答えられないのであれば、せめて正直に「わかりません」と言うべきですし、公の場で断定的に語るなどはもってのほか、あるべきステップをいくつもすっ飛ばしてしまっていると私は思います。
医師は基本的にプライドが高くなるよう育てられているから「わかりません」とか、「ごめんなさい」とか言える人はごく少数派だと思います。そんな中でもわからないことは「わからない」、謝らなければならないことには「ごめんなさい」と言えるような人であれば、少なくとも信頼は置けるのではないでしょうか。
2013年10月31日(木)の本ブログ記事
「医学生が医者になるまで」
http://tagashuu.blog.fc2.com/blog-entry-73.html
も御参照下さい。
No title
スーパー糖質制限をはじめて1年半になりますが、おかげさまで体調はすこぶるよく、最悪だった口腔環境も改善し、橋本病で一生投薬と言われていましたが断薬することができています。
ケトン体のことで質問があります。糖質制限をはじめたときから簡易尿検査紙で毎朝ケトン値を測っていますが、陽性反応は今も続いています。(ケトン臭はないと思います。)たしかに去年のような+0.8のような高値はでなくなりましたが、それでも+0.15~+0.4です。体調はすこぶるよいし、肌もツルツルです。こんな状況でもケトン陽性であれば脂質代謝になっていないのでしょうか。
Re: No title
コメント及び御質問を頂き有難うございます。
橋本病の断薬、素晴らしいです。糖質制限で甲状腺機能低下が改善することを実証なさっていますね。
> 糖質制限をはじめたときから簡易尿検査紙で毎朝ケトン値を測っていますが、陽性反応は今も続いています。(ケトン臭はないと思います。)たしかに去年のような+0.8のような高値はでなくなりましたが、それでも+0.15~+0.4です。体調はすこぶるよいし、肌もツルツルです。こんな状況でもケトン陽性であれば脂質代謝になっていないのでしょうか。
ケトン体が世間一般の糖質摂取集団の基準値より高く安定して推移し、かつ糖質制限当初期の値より少し下がっていてケトン臭もなくなっている、しかも体調が良いという状況であれば、確実にケトン代謝(脂質代謝)は利用できていると思います。
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