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糖質制限はインフルエンザ濃厚接触もはねのける

category - ふと思った事
2018/ 01/ 27
                 
今年もまたインフルエンザが猛威をふるう時期となりました。

私の病院にもひっきりなしにインフルエンザの患者さんが押し寄せてきています。

抗インフルエンザ薬はインフルエンザウイルスの増殖を抑えてあとは自分の免疫に任せるという戦略で、

有熱期間を1~2日程度短くする効果があるとされています。

それでも高齢者やステロイド長期内服中で免疫力が低下している患者さんなどではそれだけでは重症化する事もありますし、

有熱期間が短くなると言っても熱が下がるまでの間は辛いので、その辛さを少しでも軽減するために私は漢方薬をよく使います。
            

インフルエンザによく使われる漢方薬として麻黄湯というのがあります。

西洋医学的にも麻黄湯はインフルエンザに対して有効といういわゆるエビデンスが確立されつつある漢方薬ですが、

実際に私がインフルエンザに漢方薬を使う場合は十把一絡げに麻黄湯を用いるのではなく、

患者さんの症状、体質、経過などに合わせて、様々な漢方薬を使い分けるようにしています。

例えば麻黄湯は比較的体力があって、高熱でもまだ汗が十分に出せていない時期にある患者さんで、

脈を触れると浮いていると表現される軽く触れただけでも拍動が伝わってくるような人に使うと良く効く傾向がありますが、

汗を十分にかいている人や、胃腸に弱い人に使ったら逆効果ですし、そもそも寒気がある人に使うというのが大前提の薬です。

だからインフルエンザに麻黄湯という単純図式のやり方では満足のいくインフルエンザ診療は到底できず、

うまくいかない部分はあとは患者さんの免疫力に任せるしかないという事になってしまいます。

そんな診療はしたくないので、患者さんに合わせて処方を調整できる漢方薬の学びを日々深めている所です。


さて、そんなインフルエンザ診療に携わって今回ふと思ったことが2つあります。

一つはインフルエンザワクチンを打っているのにインフルエンザにかかっている人は結構いるということ、

もう一つは私はインフルエンザの患者さんに接しまくっているのに、全くインフルエンザにかからないということです。

ワクチンは感染予防には役立たず、重症化予防に役立つという事も言われているので、

前者の現象に関してはある程度仕方がないと思いますが、

後者に関しては、私は何十人ものインフルエンザ患者さんと至近距離で診療をしているにも関わらず全く体調を崩しません。

インフルエンザワクチンは病院のシステムに従い打ちましたが、それが感染予防に役立っていないのだというのなら、

私の身体は何によってインフルエンザを予防できているというのでしょうか。

それは代謝や免疫が正常に機能しているかどうかによるところが大きく、

そこに糖質制限の果たす役割は大きいと私は考えています。

ウチの病院でもインフルエンザワクチンを打っていたにも関わらず、

インフルエンザにかかってしまったり、あるいは咳していたり、頭痛がしていたり、体調を崩しているスタッフが結構います。

皆糖質制限をすればいいのにと思うのですが、こればっかりは経験しないとその便利さがわからないのでしょう。

風邪を引きやすいのは自分の体質だから仕方がないと思い込んでいる人はきっと多いと思いますが、

私はただ糖質制限をすれば元気になるという事を示し続け、いつかわかってもらう事を待つしかないと思っています。


たがしゅう

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コメント

非公開コメント
        

皮下ではなく皮内
たがしゅう先生こんにちは。

不要なものの摂取は最小限にとどめ
ヒト本来の代謝を乱さないようにする事がとても大切だなと感じます。

ところで新井先生が下記のような発信をされてました。
糖質をやめられない人が下記のようにワクチン接種をした場合
結果に違いが出てくるのでしょうかね?

また、一般的にかかりつけ医に皮下ではなく皮内でと
患者から医師へお願いする事は可能なのでしょうか。

https://www.facebook.com/keisuke.arai.372/posts/1555706964543260?pnref=story
Re: 皮下ではなく皮内
一読者 さん

コメント頂き有難うございます。

なぜワクチンを皮内注射にした方がよいのかを考える材料が私の頭の中には不足しているので、この問題は今のところ私は保留にせざるを得ません。ワクチン接種者を全員フォローできるわけでもないので、研究計画を立ち上げない限り検証も難しそうです。
ただルールに従えばインフルエンザワクチンの接種量は5ml、それを皮内で打つとなれば単純に痛いと思います。
そこは複数箇所に打つことで対応し、それを患者さんも了解済みで、なおかつ理解のある医療機関なら対応可能ではないかと思います。
No title
ご返信ありがとうございます!
インフルエンザ鹿児島県で沢山出てるようです。
先生は沢山の患者さんに遭遇されてますが、インフルエンザにかかってないのが、すごいです。

糖質をオフすると体調がよくなる、分かるようなきがします。
今、ご飯とパンを避けてます。
初めて2日3日ですが、なんか心の調子がいいようなきがします。抱えている不安が
減ってきてるきがします。
ご飯、パン、小麦、避けてみます。
Re: タイトルなし
瀬川里香 さん

コメント頂き有難うございます。

> 糖質をオフすると体調がよくなる、分かるようなきがします。

体調がよくなる方へ向かっていれば、やり方としては概ね間違ってはいないと思われます。
引き続き体調を目安に、よくなるようであれば続け、悪くなるようであれば緩めてみられることをおすすめします。
No title
わたしも同じ気持ちです。
職場の人が、体調が悪い、熱が出た、のどが痛い、逆流性食道炎だ、息子の貧血がひどい、あちこち痛いなどと言っているのを聞くたび、糖質制限を勧めたくなります。時々は炭水化物を控えて、たんぱく質と脂肪を中心とした食生活がいいよと言ってみることもありますが、たいていは一笑に付されます(悲)

また、体調が悪いという人に断食を勧めたりもしますが、
体が弱っているときは無理してでも食べないと、回復しないという刷り込みはかなり強力です。
No title
先生おはようございます。
こちら関東地方でもインフルエンザの勢いがすごいようです。病院へ行くと患者さんがいっぱいいます。患者付添いの私はこの10年以上インフルエンザも風邪もひいておりません。還暦まじかで体内に免疫が多いのでしょうか。
立場上打たなくてはならないインフルエンザワクチンも、患者さんの分が足りないからとうそを言って自分は打っていません。両親も、祖父母ともに90歳以上という長寿家系の健康遺伝子でしょうか?
2010年頃より糖質制限しています。周りの人がなぜ風邪をひくか不思議に思うくらいです。
ストレスマネージメントがうまくいっているのでしょうか。(笑)
Re: No title
じぇみんまま さん

 コメント頂き有難うございます。

 風邪もインフルエンザもかからないとの事で、健康管理のお手本ですね。素晴らしいです。
 時期的には糖質制限前からその傾向があられるようですので、糖質制限の影響以上に体質面の影響も大きそうです。

 長寿体質というものはある程度あってしかるべきだとは思いますが、すべてがすべて遺伝で説明できるものでもないのかもしれません。長寿家系と呼ばれる方々が無意識にストレスマネジメントが上手な考え方をしている可能性は否定できないと私は考えています。