Post

        

不安は内省のチャンス

category - ふと思った事
2018/ 01/ 23
                 
糖質制限についての強論に不安を感じている人達へ。

あなたのその不安はどこから沸き起こる不安なのか、胸に手を当てて考えてもらいたいと思います。

そもそもあなたはどうして糖質制限をしようと思ったのか、

誰かから勧められたからなのか、情報を見て自分でやってみようと思ったからなのか、

なぜ糖質制限を続けているのか、データが良くなったからなのか、体調が良くなったからなのか、

少なくとも私は自分でやってみて体調が良くなったから糖質制限を続けています。
            

おそらく私と同じような行動原理で動いている人は、「糖質制限は危険」と言われても少しも響いていません。

自分でやると決めて、体重だけでなく、精神、運動、美容、様々な面での今までには考えられなかった改善効果を文字通り肌で感じた人間にとって、

どう理屈をこねくり回されても、「糖質制限が危険」という結論は到底納得できるものではありません。

ということは「糖質制限は危険」だと主張するその理論は、どこかが間違っていると考えるのが合理的です。

「糖質制限は危険」理論に出会った人は、いたずらに不安がるのではなく、むしろ自分の糖質制限に対する理解を深めるチャンスだと捉えた方が建設的です。

というよりそうした強論について怯える人は、残念ながら糖質制限について自分の中で内省する作業を怠ってきた人だと思います。

ここでいう内省とは、糖質制限は自分にとってどうなのか、合うのか合わないのか、自分の中でどう位置付けておくのがよいのかについてじっくりと深く考える作業のことを言います。

そういう作業を繰り返していくことで誰に何を言われてもブレない自分の軸が出来上がるのです。

自分の軸ができれば、未知の事態に対処する応用力が生まれます。

応用力を鍛えることで、たとえ人生のどんな荒波が来ても乗り越えられる生きる力を生み出すことができ、

どんな環境、どんな境遇においても幸せを見出し、人生を有意義なものにすることができるはずです。

そういうと、「自分は素人だからそんな事できない」という意見を言う人が必ず出て来ますが、

残念ながらそれは言い訳で、「内省しない」という自分にとって楽な方向に逃げていることを正当化しているに過ぎません。

内省から逃げるが故に軸が出来ず、軸がないからこそ情報に振り回され、その不安は起こるべくして起こっていると言わざるを得ません。

しかし、不安にかられている人は、今からでも内省してみられることをおすすめします。

人から情報を聞いただけではまだ自分の身にはなっていません。

得られたさまざまな情報についてじっくりと時間をかけて内省し、自分にとって糖質制限はどうなのかを改めて問い直してみるのです。

そうして行き着く答えが必ずしも糖質制限が良いという結論だとは限りません。自由に考えてみるのです。

例えば体質の違い、幼い頃の給食での経験など、いろいろな事と照らし合わせてみるのです。

安易に私と同じ結論に従うだけだと、自分の軸がないから、これから先にまた別の「糖質制限は危険」情報にさらされた時に、

きっとまた同じように不安にさらされてしまうことでしょう。

不安を抱えるということは、自分にまだ内省が足りないということを教えてくれる身体からのメッセージだと私は思います。


たがしゅう

関連記事

            
                                  

コメント

非公開コメント
        

これはやはり、糖質制限で体調が回復しなかったり、返って体調が悪くなったら止めた方が良いですとの警告でしょうか。
数値を気にする方もいます、例えばたがしゅう先生は糖質制限での体重についてはもはや放置と思いますが、体重増減の数値を指標とする人もいます。
やはり、世間一般でも医療者でも肥満は炎症である、また不健康だと見る向きがあると感じます。
最近、同調圧力の元糖質制限で不調でも放置またいつかの未来には修復されて体調が良くなると頑張ってきた人がいたりして驚きます。
糖質制限止める勇気もいるのかと、私個人の価値観からは驚きです。
糖質制限についてさまざまな意見を唱えてる先生がたがおおく、賛否両論ありますが、どれが正しいのかよくわかりません。
糖質制限どうなのかなって不安にもなるし、やったほうが身体にも良さそうだしいいと思います。
糖質制限やりたいですが、
一人でやると続きません。
Re: タイトルなし
フミちゃん さん

 コメント頂き有難うございます。

> これはやはり、糖質制限で体調が回復しなかったり、返って体調が悪くなったら止めた方が良いですとの警告でしょうか。

 実行して体調が悪くなっていくようであれば、そのやり方は見直した方がよいと考えるのが私の価値観です。
 ただその場合も糖質制限自体が悪いのではなく、例えば緩やかな糖質制限から徐々に取り入れていった方がよいのではないかなどの軌道修正が必要という話であって、体調が悪くなったら即全否定というわけではないのです。
 警告ではなく、私の考え方を提示しているに過ぎません。それに同調するのもしないのも読者の方々の自由です。

 世の中には数値を重視する価値観の方も大勢いらっしゃると思います。
 しかし数値を気にする不安によって体調不良が引き起こされてしまえば本末転倒だと私は思います。
 だから私は肥満であっても、肥満が微小炎症だとしても、体調良好な今の状態をそれほど大きくは気にしておりません。
Re: タイトルなし
瀬川里香 さん

 コメント頂き有難うございます。

 糖質制限は基本的に一人で行う治療です。
 24時間365日監視するような人がいれば別ですが、そんな人は現実にはいません。
 だから自分で決めて、自分で実行するより他にないと私は思います。
No title
私は体調が良いから糖質制限をしています。
よく言われている(痩せるという意味での)ダイエット効果についてはわかりません。
ヒト本来の食事のありかたと理解しています。
糖質制限は危険だなどと不安を煽る情報を目にしたり、宗教と揶揄する書き込みをネット上で見つけたりすると、なんともやるせない気持ちになります。
そういう方々はおそらく実践はしてないでしょう。
「短期間でいいからやってみな、死にはしないから!」と言ってやりたいです(笑)
池澤氏が宗教始めたら信者が集まりそうですね。教典が正しいかどうかは信者本人次第でしょう。
No title
いつも興味深い記事をありがとうございます。

「不安は内省のチャンス」
人の意見に流されず、自分の頭で考える。
「2:6:2」の法則の、6割に該当する集団に、
変化が起こるきっかけになれば良いなと思います。

「地動説」に異論を唱える人はいません。
初めは「2:6:2」どころの話ではなかったでしょう。
今では、「常識」です。

ヒトの身体の構造に合った本来の「食」を、
皆で分かち合いたいです。
No title
たがしゅう先生

「糖質制限は危険。脳の唯一の栄養源は糖質。糖質制限を長期間続けて安全という論拠がない」私が糖質制限を熱心にしているのを見て、このように言う専門家が何人か居ます。

しかし糖質制限を開始してから体調が良い事、夏井先生の「炭水化物が人類を滅ぼす」宗田先生の「ケトン体が人類を救う」を熟読し糖質制限のすばらしさを理屈で知った事の2点により、何を言われても鵜呑みにしません。

私の場合、糖質制限を開始し、標準体重に近づいた(太った)時に気持ちが揺らぎました。それ以降、糖質制限に不安になるどころか、自身にあった糖質制限を模索しています。より質の高い糖質制限を目指して、不食やタンパク質制限も組み合わせてます。

しかし「糖質制限は危険」と言われて不安になるヒトの気持ちもわかるような気がします。特に何らかの疾患があるヒトが主治医に言われれば・・・

くんだみえ
Re: No title
ぱな さん

 コメント頂き有難うございます。

 実践者のみが理解できる糖質制限の意義がありますが、
 折角実践しているのにデータに惑わされて身体からの声を無視してしまう状況も時々見受けられます。

 何よりも信じられる自分の身体にもっと素直になれるとよいと思います。
Re: No title
Etsuko さん

 コメント頂き有難うございます。

 文明社会になっても「2:6:2」の法則で動いていたり、
 数多ある薬を使いこなすより、本来の食事に戻したら回復したりするヒトの有様を見ていると、

 結局ヒトは自然の中で突き動かされている動物で、真理は意外とシンプルな所にあるように私は感じています。
Re: No title
栗田三江(くんだみえ)さん

 コメント頂き有難うございます。

 不安を悪いものではなく、好機だと捉える心の在り方が、人間が創り出すことのできる人智によるストレスマネジメントの一つだと私は思います。
簡単に情報に飛びつかない
糖質制限をする前は「食事で炭水化物(米など)を抜くなんてありえない」と言い切っていた派なので、検診で要精検となり、ネットを含め情報を集めていた時に江部先生や夏井先生のブログやホームページを見ました。

半信半疑で(その当時の)すべてのページに目を通しました。で、「やれるかも」と思い江部先生の書籍やお亡くなりになった桐山さんの本に目を通し、糖質ハンドブックも購入して、プチ糖質制限から始めました。

理屈で納得できても体感ではわかりません。試行錯誤は当たり前なので、徐々に確かめて行きスーパー糖質制限に移行しました。

結果を早く求めるために、目の前の情報に縋りつくのは信念でなく妄信です。

自分の身体は大事なので、体重・体脂肪率・排便状況・血液検査などの指標を自分に合わせて組み合わせながら、日々の体感と理屈があっているかを確認することって大切なのだと思います。

過剰に摂取していた糖質を抜く、必須栄養素は必要十分に摂るという両輪が必要だと思っています。

一時、昼は食べないようにしていましたが、気象の変化に敏感に体が反応するようになり、血液検査の結果を見たところ、タンパク質に関する項目で不足もしくは吸収が十分でないことに気が付きました。基準的には正常とはなっておりますが。

私の体質的には、タンパク質の吸収はこまめに摂ることの方があっているようです。なので、基本は3食の食事ですが、難しい時はプロテインを利用するようにしております。これは私の場合です。

食べることが好きで過体重・肥満から糖質制限を始める方と、痩せた方の糖質制限の仕方は同じではありえないし、様々なダイエットを経験して失敗してきた方のやり方や摂食障害が背景にある方の仕方もまた違うのでしょう。

一般論・基本事項を押さえることと自分の体質に適合させることは、医師等への相談はあれ、基本は自分です。

どのような組織・団体であっても、勢力争いや方法論の違い、自分の商売に利用しようとする人がいます。

なので、なるべく情報をオープンにしているところは一定の信頼がおけるなと感じます。
でも、世知辛い世の中なので、情報をオープンにしようとすると潰そうとする方もいて、自分のリテラシーは常に磨く必要も感じています。

情報を取り入れる側は、軽く飛びついたとしても、その情報の裏付けを取るような慎重さもあわせ持つことは必要と思ってます。
Re: 簡単に情報に飛びつかない
緑楽 さん

 コメント頂き有難うございます。
 素晴らしく御自身の中でよく内省なさっている様子がうかがえます。

> 結果を早く求めるために、目の前の情報に縋りつくのは信念でなく妄信です。

 私もそう思います。妄信は振り回されるリスクと隣り合わせです。
 かの西郷隆盛は、新しい情報はすぐに飛びつくでも拒絶するでもなく、「ゆっくりと吸収せよ」との言葉を残しています。後日折をみて記事にしたいと思っています。