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健康長寿につながるストレスマネジメント

category - おすすめ本
2018/ 01/ 03
                 
2017年11月のNHKEテレの番組「100分de名著」で取り上げられていた、

バートランド・ラッセルの『幸福論』について紹介させて頂きます。



ラッセル『幸福論』 2017年11月 (100分 de 名著)
小川仁志(著)


今回の指南役は、以前当ブログでも紹介した山口大学国際総合科学部准教授で哲学者の小川仁志先生です。

今回も非常にわかりやすくラッセルの幸福論について解説して下さったおかげで、

バートランド・ラッセルという人物に私は非常に強い興味を持つようになりました。
            

なぜならば、幸福論の内容と共にラッセルの生涯について学んでいくと、

ラッセルが非常にストレスマネジメントが上手な人物だということがうかがえるからです。

まずラッセル(1872〜1970)は97歳でその生涯を閉じていますが、亡くなる直前まで平和活動など精力的に活動されていたと言われています。いわゆる健康長寿を果たしている哲学者です。

また波乱万丈の人生を送っていて、名門貴族の家に生まれ幼い頃に両親を亡くしていたり、

祖母の厳しい英才教育を受けるも抑圧された思春期時代を送り自殺願望まで芽生えていたり、

青年期に出会った数学や哲学に没頭することで生きる喜びを取り戻したり、

政治家に立候補するも落選したり、人生で4度結婚をしていたりと、とにかく波乱万丈という言葉で言い尽くせないほど様々な経験をしています。

一方でそんな様々な多難な人生経験をうまく処理する究極のポジティブシンキング術をラッセルは人生の実践の中で身につけていきました。

例えば、ラッセルはパイプで喫煙する習慣がありましたが、

イギリス国営放送BBCのインタビュー番組で、「あなたはいつもパイプを吸っているが健康に悪くないのか」と訊ねられたとき、

「いや、僕はこれに命を救われたことがある」といい、自分が飛行機の墜落事故に遭った時のエピソードを語り始めました。

なんとその時、喫煙席にいた人たちは運よく助かったのに、禁煙席にいた人たちはみな溺れてしまったのだそうです。

でも普通に考えればただの偶然の可能性が高く、それだからといって自分がパイプを吸うことの妥当性にはつながらないと思うのですが、

特筆すべきは喫煙していて良かった側面にのみラッセルの意識が都合よく向かっているということです。

この辺りが大変人為的で、この究極のポジティブシンキングが喫煙による酸化ストレスをまるで相殺しているかのように思えます。

そのようなラッセルの人生経験から得られた幸せになるためのノウハウを58歳の時にまとめた本が『幸福論』なのだそうです。

大変具体的かつ実践的な内容になっていますし、

ストレスマネジメント術としても秀逸ですし、私が学んだアドラー心理学との共通点もあります。

ひょっとしたらラッセルのように健康長寿をはたす方法にもなりうる可能性があると私は思っています。

調べる限りラッセルの詳しい食生活はよく分からなかったのですが、おそらく糖質制限はしていなかったのでしょうから、

糖質制限関係なしでも健康長寿を成せるほどパワフルなストレスマネジメント法だと私は評価しています。

そんな気になるラッセルの幸福論の内容ですが、

長くなるので明日の記事へ回したいと思います。


たがしゅう

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コメント

非公開コメント
        

ラッセルさんの生き方、気になります。
面白い内容をありがとうございます_(._.)_
明日の内容も楽しみにしてます‼️
Re: タイトルなし
瀬川里香 さん

コメント頂き有難うございます。

大変学ぶべきところが多いラッセルの幸福論です。少しでも参考にして頂ければ幸いです。