始まりと終わりは一つ
2017/12/25 00:00:01 |
ふと思った事 |
コメント:2件
たまにすごく高齢の患者さんで、
見た目だけではおじいさんなのか、おばあさんなのか一見わからない感じの方を診ることがあります。
一方で生まれたばかりの赤ちゃんも性器の区別はあるにしても、男の子なのか女の子なのか見た目わからないという側面があると思います。
これは生命のスタートが雌雄同体で、歴史の流れの中で雌雄を分けるシステムが作り出され、
生命誕生とともにそのシステムが動き出し、生命の終結とともにシステムが徐々にソフトランディングしていく流れを想像することができます。
もしそうなら、人生を本来の働きを使い尽くす形で終えた場合、その見た目は男性か女性かどちらか分からない形となるのかもしれません。 逆に言えば男の見た目、女の見た目で亡くなった場合、その人生は道半ばで最後まで全うできたとは言えないのかもしれません。
ここでいう人生を全うするとは、あくまでも生物学的な意味においてです。
人生でやり残したことはないかとか、自分らしい生き方ができたかとかそういう人生の意味的な話ではありません。
男と女という二つの性別が人生の中で生み出されたことで、
雌雄同体の時から比べれば考えられないくらいの愛、信頼、情熱、原動力など、
人生を生きていくために必要な活力が与えられたのではないでしょうか。
それでも最後は一つに帰っていくことが理想とするならば、
人生を生きていくために男女があることによって生み出された活力は、
最終的には人類という種族を存続させていくために与えられた力なのかもしれません。
誰かの幸せは、人類全体として自分の幸せでもある。
そんな風に考えられれば理想的ですが、
実際は嫉妬や羨望など負の感情が多くの人々の心を支配していると思います。
理想的な生き方をすることは難しいことですね。
だけれど諦めずに理想的な生き方を追い求めることが、
本当の意味で人生を全うすることにもつながるのかもしれません。
これからも弱い自分と向き合いながら、理想的な心の在り方を追い求めていきたいです。
たがしゅう
プロフィール
Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
オンライン診療医です。
漢方好きでもともとは脳神経内科が専門です。
今は何でも診る医者として活動しています。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。
※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。
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コメント
すごく若々しくてイキイキしてる方、
そうでない方いますが、キラキラ輝いてる方をみると私もこんな生き方したいといつも思います。
けれど実際、今の自分はキラキラ輝いてるのか疑問に思います。
幸せを感じるのは人それぞれ違うけど、
今お仕事で、その人の人生の一部分に関われるお仕事ができて幸せです。
Re: タイトルなし
コメント頂き有難うございます。
見た目はやはり大事な要素と思います。
しかし一方で見た目だけではないとも思います。
曇りのない澄み切った心の在り様が、結果的に見た目を美しくする所もあると私は考えています。
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