情報を統合する必要性

2017/11/27 00:00:01 | イベント参加 | コメント:0件

週末は日本統合医療学会という学会の総会に参加してきました。

統合医療とは西洋医学を基盤とした一般的な医療の形にこだわらず、

補完代替医療(CAM: Complementary and Alternative Medicine)と総称される様々な治療法も駆使して、

より完成度の高い医療を目指しているものです。

私が興味を持つ漢方薬もホメオパシーも、CAMや統合医療の範疇にありますし、

他にもアロマテラピー、催眠療法、鍼灸、エネルギー療法、ラドン温泉療法、芸術療法など様々な治療が含まれています。

世の中の広さをしみじみと感じるところです。 それと同時に一人の人間がこれら全てを扱うのは不可能だとも思います。

漢方、ホメオパシーだけでもうまく使いこなすには一生ものの勉強が必要そうな領域です。あれもこれも節操なく取り入れていたら結局どれもこれも中途半端になって人生が終わりそうです。

従って数ある情報を取捨選択して自分の頭の中で必要なものを統合していく作業が必須となってくるのではないかと思います。


勿論、CAMであれば好きなものを何でも選べばよいというものではありません。

逆に西洋医学というだけで全てを否定しているわけでもありません。

西洋医学の超急性期における対応力と病態解析能力を私は評価していますし、

CAMの中でも例えばサプリメント偏重主義に対しては否定的な見解を私は持っています。

大事なことは、自分の中で一本筋の通った論理があって、その考えの体系に沿った治療法を上手に取り入れていくことではないかと思っています。

私の場合は、「自然の構造を保った治療法に必要に応じて適量の人為を加える」ということ、

理論よりも事実を重視する」という言葉に集約されるのではないかと思います。

ともあれ、なかなか普段聞けない情報満載の統合医療学会、

また折を見て情報を整理し統合していきたいと思います。


たがしゅう
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