Post

        

オンライン診察の可能性

category - ふと思った事
2017/ 10/ 11
                 
先日、日本糖質制限医療推進協会主催の東京講演会に参加した際にこんなこともありました。

私が会場入りしましたら何人かの方から声をかけて頂きました。

私も糖質制限界ではプチ有名人になったためか、そこまではよくあることなのですが、

すでに面識ある人と私との会話をそばで聞いていた人が、私が「たがしゅう」であることに気付いて声をかけられるという事がありました。

面識ある人以外でも私の事を知って頂いている人が思いのほか多かったことに驚いておりますと、

その中の一人の方から自分は東京に住んでいるけど何とか先生に診てもらうことはできないかという要望を伺いました。
            

先日遠方から来る人に少しでも満足してもらうように相手を見ながら丁寧に説明するスタンスについて語りましたが、

東京から鹿児島ともなると遠方にも程があります。そこまでの時間とお金をかけて私の診察を受けに来るだけの価値があるとは到底思えません。

今までであれば、こうした相談にはブログやメールなどで相談のみで対応しておりましたが、

ふと今年の春に読者の方から頂いたコメントの事を思い出しました。


それはオンラインでの遠隔診療システムのことです。

私はその時点でオンラインで診察する事に対して否定的でした。漢方やユマニチュードの観点を重視する私としては、触れずに診察をするという事にはどうしても無理を生じてしまうからです。

ただ考えてみれば、東京に住む私の外来受診を希望されている人からすれば、

鹿児島に行かずして診察を受けることができるとなれば、たとえ触診がないとしてもそれを大きく上回るメリットがあるかもしれません。

オンライン診察はパソコンやスマホさえあれば、ビデオ通話を通じて対面で相手の表情など反応をみながら、

通常の診察と同じ手順で話を聞き、薬の処方なども郵送などで対応できるシステムだそうです。

はたしてこれが当院で実現可能なのか、行ったとしてどれくらいのニーズがあるものなのか、

まだまだわからないことは多いですが、検討してみる必要があると思った次第です。

実現に向けて、オンライン診察の経験がある患者さん、あるいは先生方が読者の方でいらっしゃいましたら、

是非とも御意見をお聞かせ願えれば有難く存じます。

勿論、私の方でもいろいろ調べて検討してみたいと思います。


たがしゅう

関連記事

            
                                  

コメント

非公開コメント
        

電話での声と写真で?
私が以前お世話になっていた漢方の先生(薬剤師さん)は、県外の患者さんも多かったようで、どうしても診察が難しい患者さんは、電話での声の調子や、舌の写真を参考にされてたように思います。舌のコケの状態?はほぼ毎回みていただいてたように思います。脈をみたり、階段を登る足音もよく聞いてらして、足音で私のその時の状態がある程度分かるような感じでした。初心時に、問診表は、おそらく全員書きますが、とても細かく詳しくかきました。出身地や、第何子かも。本人が受診に協力的でなければ、保護者などから出来るだけ詳しい情報収集をされてたように思います。おそらく、遠方の患者さん(北海道の方もおられたと思います)も、改善していると聞いたような気がしています。
その先生がいなかったら、私の症状は改善しないまま暗い人生を送っていたかもしれません。漢方の説明を聞いてもちんぷんかんぷんでしたが、先生のみる力は本当に素晴らしいと思います。私が最も信頼している先生です。
もう何年も通っていないので記憶があいまいですが、参考になれば幸いです。
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
web講演しました
たがしゅう先生おはようございます。
ご無沙汰しております、仙台のヘルミでございます。去る9月28日にアボット社 ニュートリションライブセミナー で講師をしました。
セミナーのオンデマンドURLです。
フラッシュメモリーが対応しているPCから視聴が可能となります。
(スマートフォン等からは視聴できません)
2週間くらいは視聴できるようです。
大変地味な講演ですが、糖質制限が神経難病にメリットをもたらせば、と頑張りました。よろしければご覧ください。

http://ondemand.seminar.vcube.com/ondemand/v/af2d8d569d3f5778cc035818dc04a1f5053265af
Re: 電話での声と写真で?
かず さん

 コメント頂き有難うございます。
 大変参考になります。

 そのように電話対応で正しい処方を選択できている先生の存在を踏まえると、
 触れないから正しい診療はできないという私の考えは柔軟性の欠けるものだったかもしれないと思い直しています。
 
 考えてみれば離島医療や災害医療など、本調子が出せないけれどそれでも全力を尽くさなければならない場面というのは今まででもあったはずです。遠隔診療もおそらく同じことで、条件が悪いのであれば悪条件でも結果が出せるように自分の腕を磨いていく必要があると思いました。
Re: web講演しました
ヘルミ 先生

 貴重な情報を頂き有難うございます。
 御講演、拝聴させて頂きました。鹿児島から先生の御講演を聞けるオンラインシステムの恩恵に感謝致します。

 神経内科医の視点からの大きな問題提起であったと思います。先生の熱意も強く感じられました。
 これにより多くの神経内科医が糖質制限へ関心を持ってくれればと願うばかりです。

 基礎代謝が病初期に増大し、進行期に低下していく過程は、糖質への過剰適応から急速に敗北へとシフトしていくALSという疾患の特徴をよく表しているようにも思いました。

 2016年11月1日(火)の本ブログ記事
 「糖質摂取への過剰適応と敗北」
 http://tagashuu.blog.fc2.com/blog-entry-767.html
 も御参照下さい。

 低糖質高脂質高蛋白食の導入は私に言わせればまだまだスタートラインです。ALSが相手ともなれば、オートファジーやケトン代謝も駆使しなければ到底対応できないのではないかと考えています。そのためにはいかにインスリン分泌を極小に抑えるかが大事で、カロリーだけではなく、食事回数を減らして現状を維持する治療戦略も重要になってくると考える次第です。
宗田マタニティクリニック
たがしゅう先生こんにちは。

宗田先生が確か今年からだと記憶しておりますが
オンラインクリニックを導入されました。

http://muneta.org

ご参考までに。
Re: 宗田マタニティクリニック
一読者 さん

 情報を頂き有難うございます。

 さすが宗田先生、時代の先を進んでいる感じがします。参考にさせて頂きます。
保険診療ではなく自由診療になるのでしょうか?
Re: タイトルなし
ラブ子 さん

 御質問頂き有難うございます。

> 保険診療ではなく自由診療になるのでしょうか?

 オンライン診察でも保険診療は可能なようです。ただし通常の診察と違って「予約料」という医療機関毎に定められた費用が新たにかかります。
No title
さっそくのご視聴ありがとうございます。
講演で取り上げた患者さんですが、マルサンの無調整豆乳を病院に買わせて補食で使用することにしました。100ml中糖質2.1gです。
以前サゼスチョンいただいた生卵ですが、病院では難しそうです…
Re: No title
ヘルミ 先生

 コメント頂き有難うございます。

 物理的に実践可能でも、社会的に実践困難なことがどうしてもありますよね。
 できない事を嘆かずに、現実的にできる方法を模索する先生の姿勢に敬意を表します。